しかし、朝起きるとまずまずの天気。

朝食を摂りに矢田山に上がる、という気にさせるのは豆バイク２５０の簡便さがある故か。

 

黒バイク４００＋豆バイク２５０で矢田山道を東明寺まで登り、自然歩道を伝って子供の森。

 

この前、この山道をたどったときには確かにあった脱輪放置軽４トラックの残骸がみあたらない（？）

 

雨で道が決壊している部分もあったので、もう流れちゃった・・とは思えないのだが？

朝の子供の森（矢田山遊びの森）には誰もいず、草地が濡れているので盛り土押さえの石垣の上で朝食。

 

←ふと見ると、亀が前方をのんびりと散歩している。

 

いや、その白いのはウチのおヨメちゃんで、しゃがんでカメをつついているところ。

 

 

 

散歩していたカメはコレ→

 

正面の池には他のカメ共が並んで甲羅を干していて、近寄ると池に飛び込む。

というか、ずり落ちる。

 

しばらく離れているとまた土手に登ってくるので、近寄り、また水に飛び込ませ、カメの朝の運動の指揮を私が取る。

この前の日にも、私は夕涼みに豆バイクで子供の森に来たのだが、誰もいなくなった公園の芝生では池に棲んでいるアヒルのつがいがのんびり散歩していた。

 

うるさい子供と犬がいない早朝や夕刻にはこういった小動物たちの運動場になっているようだ。

 

ひところ、私も夜の森にまみれに矢田山に登っていたのだったが、ここ数年とんと忘れていた。

矢田山に駆け上がる習慣が復活したのは豆バイク導入のおかげである。

曇天だが、豆バイクで極近周回ばかりしていてもしかたがない、たまには黒バイクに乗らないと・・とおヨメちゃんが強く主張するので、県外ツーリングに行くことにする。

しかし、私はあまり乗り気ではないので、先月単独で行った美杉リゾート再訪することにした。

名阪道路経由で名張市街地を避ける経路を確立するという自分に課した宿題があったのだった。 

かくて、久しぶりに赤バイク８００と黒バイク４００で名阪道路を走る。

名阪道路から降りた県道６９２のJA集荷場あたり。

数年前、最初に阪奈道路をここで降りたとき、地図を確認するのにたまたまここで停めたのだった。

以来、なんだか必ずここで一旦停車することになっちゃったようだ。

もちろん、ヨメはからなず無人の野菜直売小屋を見に行く。

今回は事前に地図を確認して県道６８６→県道４２２を外れず無事市街地迂回を成功。

 

いや、今回も道を見失いそうだったのだが、前を行く車が思いもかけない細い道に入っていくので、確認したら県道６８６の標識があった。

ゴルフ場と畑の境を走る実にのどかなあぜ道風の小道だった。

 

曇天だったが、名阪道路以来気持ちよく涼し気に走行でき、久しぶりの黒バイクで意気洋々のおヨメちゃん。

 

しかし、山間部の県道２９に差し掛かり、一天にわかにかきくもり、雨の気配がぽつりぽつりと。

「どうする？引き返す？」と私はおずおずと提案するのだが、もちろん却下されてしまう。

県道２９から前回は直進したが、今回は県道６９１に右折。

 

思惑どおり、こちらの方が目的の県道３９に合流するにはいい道だった。

 

雨は何とか持ち直したが、今度は寒くなってきた。

夏だというので、かなりの軽装で出てきてしまった。

雨具・防寒具も積んでいない。

 

帰りに行こうともってきていた体操着をバス停うらで着込む。

 

 

種生神社前→

 

ログハウス風手作り感一杯のバス停や公共トイレ。

古い落ち着いた神社。

豊かで落ち着いた山村のたたずまいで、ちょいと立ち去りがたい思いもする。

 

 

県道３９との合流点は、ずっと以前の記憶では、細い山道だったが、新しい立体交差風の立派な道路に改修されていた。

天候は悪かったが、前回鬱バージョンで通過した道筋より、もっとすっきりと桜峠にアプローチでき、今回の再訪の私なりの目的を達成。

 

うっそうとした杉木立の中の県道３９と県道７５５の交差点。

左、青山リゾート、右、三杉リゾート。

 

ただし、道は落石だらけで走行注意。

昼食スポットの川原到着。

道路の近くだが、直接道路からは見えない。

もっとも一時間に一台くらいの交通量だが。

 

お腹がすいた。

さっそく川原ラーメンの用意。

 

え？箸一膳しかない？

それ、使い古しの捨てる割り箸だったんじゃ？

 

カップラーメンとのこり野菜。苦労していただきました。

天候が回復。

とたんに日なたの直射日光に直撃される。

 

木陰に異動。

 

そんなに小ぎれいな川原でもないのだが、適当な広さがあって、レイアウトの選択は多様。

しかし、堰に邪魔され数本に分かれた水路があって、すこし靴を濡らさないと移動できない。

他にも良さそうな川原はあるが、道路からの進入の便や見晴等を考えると、野外昼食スポットを見つけるのは案外難しいのだ。

 

山を下っていくと、県道１５に合流する。

当然のごとく美杉リゾートの方向に向かうと、ヨメが「あそこ行くん？」というような不満顔をする。

私の一番好みの日帰り温泉なのに。

とりあえずホテルの駐車場にバイクを置き、トイレを借りに行く。

駐車場は満車状態で、空いている区画はなかった。

 

平日ならガラガラだったのに。

 

館内も適度に客がいて、さすがは日曜日。

やはり、そうですね。

まあ、そうでなければ採算が。

 

なんとなく、私もこの間の平日の静寂と比較してしまい、入浴する気分がどこかに行ってしまう。

 

ヨメは入浴よりもバイクで走る方がいい、という意見。

はいはい。

どのみち、ポンパレでピザ作りイベント参加券買ったんだろ？

秋までにまた来なきゃね。

 

ということで帰路。

今回は御杖・曽爾の奈良県回りで。

 

道の駅「御杖」はまだ営業中。

野菜直売場で変わりズッキーニを２本仕入れ。

と思っていたらR３８６が曽爾村と宇陀の間で不通になっている。

 

トンネルを抜けたところで県道２８号の方に誘導される。

県道２５１の山道なら抜けられるようだが。

 

まあいいや。

早めに帰路についたので時間はたっぷりある。

室生寺回り、やまなみロード、側道県道を適当に経由し、一日ツーリング終了。

 

やはり、このくらいの距離走るには４００ｃｃは必要だな。

さて、４００ｃｃバイクをどうする？＞ヨメ