大和川土手 佐保川・白川ダム

 宇治平等院 [京都]


'13 12月8日(日)
12月8日(日)
じゃ、京都に行くか。去年は一回も行かなかったし。
 
京都に向かって走ったのはいいが、平城京跡から国道を避けようとして学研都市内に入りこみ、やっとR24号に合流するとやはり適当な混雑で、いい加減疲れてしまう。
京都への下道であまり快適なツーリングロードはない。
だからあまり京都方向には行かなかったのか。
R24号で木津川土手から降りてしまうと、完全に産業道路でただ走っているだけ状態。
とてもそのまま京都市内にまで行く気にはならず、城陽で右折して宇治平等院と決める。
「平等院、夜の照明キレイだったねえ」
「え?それは私じゃないよ。一体誰だい?」
 
平等院横の駐車用にバイクを停めようとすると、係りのおニイさんがバイクなら、あの店の前で、と教えてくれる。
店の横で停めると、店員さんが出て来て、店の前の歩道にどうぞ、帰りによかったら店内に、お茶も用意してますよ、とか。
なんだかいやにサービスがいい。
 
平等院拝観。
私は通訳ガイド中に来ただけなので、拝観料支払って入山するのは初めて。
 
300円?
安い!
 
「鳳凰堂が今修理中なので半額です」
 
うっと、そういうことか!
 
まあ、しかし修理中の鳳凰堂の光景も珍しいか、とかでとりあえず入山。
 
これが平等院鳳凰堂だ!⇒
 
案外小さい。
 
池越しに眺める壮麗優美な生前の鳳凰堂は実際よりかなり雄大に見えてしまう。
建築設計の妙というヤツである。
そういう意味で、シートの棺桶に収まった鳳凰堂の姿は、実際のディメンジョンを確認するにはいい。
専門家なら是非この鳳凰堂の真実を見ておくべきだ。
 
うむ、さすが私、ガイドをしていた者のなるほどの指摘である。
 
 
「で、これは何?」
「ええっと・・それはあ・・」
・・何も思い出せない。
「本当にガイドしてたん?」
 
あ、思い出した!
 
日本ガイド協会(JGA)の新人研修で来ただけだった。
実際にガイドはやってなかったっけ。
そだろ、そだろ(^^;
それと、ですね。
終わり近くだがやせても枯れても紅葉のシーズンの宇治平等院ですよ。
本来なら日曜日にこんな静かなワケはない。
本来なら観光客であふれているハズだ。
落ち着いて散策するには、やはり工事中だね。
お店の方も、駐車場のおニイさんも、少ない観光客を大事にしてくれますよ。
もっとも、中国系観光団のみなさんだけはそこここにいらっしゃいました。
「修理中ですが、鳳凰堂の国宝は殆ど宝物館で展示してますよ」とも。
 
ちなみに来週のハハオヤ+ヨメ組、姫路城見学ツアー申し込んだそうですが、工事中の白鷺城ってのは、ホンモノ見てないないのに意味ないとは思うのだが。 
宝物館(平等院鳳翔館)はすっきりした現代建築だが、うまく庭園に隠れこんで違和感はない。
 
少々天気が悪く外が寒い目だったので暖かい室内はありがたかった。
 
平安の者とも思えぬ力強い破風の鳳凰の対、雲中浮遊観音の夢幻的飛翔。
お寺の宝物館ではなく、美術館としてじっくり見学でき、入山拝観料300円に含まれている。
今ですよ、平等院は。
 
参道の土産物店街も静かなもの。
どこに入ってもゆっくり試食試飲できますよ。
 
ここでも中国系観光団が大活躍し、店内は存外の活気がありました。
 
このあと、宇治川沿いの遊歩道散歩。
あまり人出も多くなく、野外ラーメン場に予定していた天ヶ瀬ダムまで出向かなくともこの川原でいただけそう。
 
歩道に置いてあるバイクに戻り、昼食セットを持って来る。 
 
橋を渡った宇治川の中之島の公園のベンチでカップ麺とチキンラーメン(袋)を食す。
平等院側の流れは穏やかだったが、対岸側の宇治川本流はかなりの流量・水速があり、白波が湧いている。
 
対岸では白鷺も食事中。
 
カモもいるのだが、とても遊泳できるような流速ではない。
二羽が対になって、弾丸のような速さで川筋の上を飛んでいる。
たまに水流に着水するヤツもいるが、見る間に下流に流され波に見え隠れする。
カモでも溺れるのカモ。
悪いことは言わない。
きみは奈良に引っ越してのんびり暮らした方がいいカモ。
昼食終えて遊んでいるともう午後3時をとっくに回っている。
ここは京都である。
うかうかすると帰宅が5時越えてしまう。
暮れると寒いぞ。
 
帰路はイヤでも高速(京奈和道)にする。
 
宇治から京奈和道に乗ったことがないので、どう行ってどこで乗るのかわからないが、とにかく先ずR24号に出るのが先決。
山城総合運動公園の緑地伝いに木津川に出ると、そこが京奈和道城陽ICだった。
直線的にすんなり高速道路に乗れ、後は一挙に奈良。首尾よく5時前帰着。
往路の車列に挟まれてのだらだら下道走行は何だったのか?
 
一般600円、ETC割引で300円。
300円なら「ネウチ」ですねぇ。
クレジットカードで一般料金を支払ったヨメによれば、ETC車載機器がなくともETCカード単体で支払える・・ようなことを料金所の担当者が言ったようだとか。
それなら今は使っていないETCカードを渡しておけば300円だった?
 
⇒ETCカードで料金支払えるが、車載機器で使用してないので料金は600円のまま、というのが今調べて判明。
まあ、そういうことでしょう。
 
origin: [宇治平等院・極彩色の西方浄土のハズが (赤+豆)] 2013/12/14(土) 午前 0:20
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