室生ダムから東吉野 冠山林道から徳山湖...

 花はす温泉すまやま(泊) [福井]


'20 6月15日(月)
今がハイシーズンで、月曜・火曜と晴れで予定なし。
ヨメも居ないし、どこかで一泊してやれ・・と前日決める。

ところが朝起きてみると、湿度の高いどんよりとした日のようだ。
どうする?とか思ったが、これからのコトもあるし・・・今年は海外はとうてい無理、じゃあバイクで一週間ほど気楽にその辺りを、とかいう魂胆もあり、なんで・・・
やはりどこかに一泊しに行く。
朝起きた姿勢のままタブレットで福井南越前町の温泉の宿泊施設を予約。 シングル素泊まり4700エン。
前日ザ・ビッグで半額惣菜をしこたま買い込んでしまい、一日置いておくわけにもいかず食い残しをタッパウエアにつめる。
朝起きた、とは言え私の起床時間は10時なもんで、「お昼」家で食ってると出るのは夕方になってしまうのだ(^^;

13時過ぎ、一応キャンピングチェア・野外コーヒーセットを積んで出発。

出るのが遅いのでとにかく高速で敦賀あたりまで一気に・・・

奈良市から京奈和道有料区間で京都。

せっかくの有料道路なのに接続が悪く、下道R24で京滋パイパスまで。

やっと幹線高速道路に接続できる京滋バイパス巨椋ICに。

自宅を出てから40分か・・・またも簡易ドライブレコーダーの位置が悪く道路標識しか映ってないが、所用時間の記録には役に立つか。

草津JCTで名神高速道路に合流。

新名神の分岐を過ぎ、やっと本来の高速道路の直線的走行路に・・
しかし蒸し暑い日で、涼しくともなんともない。
ただ時間を稼ぐだけの高速走行2600エン。(木ノ本IC出口表示)

最初の菩提寺SAで小休止。
あまり人もいない小規模SAなのでベンチに座って今後の予定検討。

時間的には花ハス温泉のチェックイン16−18時には充分だろう。
チェックイン16時は分かるが、18時までというのは意味わからんのだが(^^;
敦賀まで行くと内陸の温泉には少々大回りになるので、いつもの木ノ本ICでおりて並行する下道R365で直行するか・・・
昼食は・いつもの・多賀SAだな・・
ここから簡易ドライブレコーダのタイムスタンプを実時刻にアップデート。

東近江の湖東三山や近江温泉の景色を眺め、昼食予定地多賀SA。

多賀14:40か。

上りSAの一番端にある小公園にお弁当とお茶道具を持って出かける。

ぷらざ多賀の湖というのか。 奥にはちゃちなドッグラングラウンドもあるようだ。
しかしこんな時期なので誰も居ないのだ。

デーブルにお弁当とお茶道具をセットして、いただきます。

食い残し野菜サラダと食い残し半額惣菜、それにコーヒー。
ラーメンまではいらなかった。

多賀SAでは何だかよくお弁当を食っている記憶だが、実は50年前からこのSAは知っていた。
50年前、ホンの2シーズンほどスキーバスで志賀高原に行っていたことがある。
大阪駅ガード下を12時に出発して現地早朝6時着。
で、行きと帰りには常に多賀SAでトイレ休憩。
24時間開いている食堂で熱いうどんを喰ったり・・・
当時、多賀なんてどこにあるのかまったく知らなかったし、知る意味もなかったのだが・・・

50年後、その多賀SAで私が一人お弁当を食っていたりするのはなんだかね。

さて米原で北陸道に乗り換え15:30。
10分で木ノ本IC。

ここから下道R365でしばらく高速と並走。

ひところ余呉湖畔やウッディパル余呉でキャンプをした。
もう国民宿舎余呉湖荘は廃業、ウッディパルでキャンプした時はそのまま右折してR303で徳山湖に行き、そのまま冠山林道を越えた。

R365で北上し始め、やっといつもの日常とは違う世界に入り込めるバイクツーリングの楽しさがこみあげてくる。
走りやすい道路に車はほとんどなし。
静かに連なっている丘や林を越えてどこまでも・・・

滋賀・福井県境。16時。
ここで嘗て余呉湖のキャンプ場から日本海側を周ったツアーの初日の行程と同じだったのを思い出した。

福井県もひところよく走った場所だった。
日本海に向かって下っていく県境の深い森のつづれ織り下り道。

あの時、ヨメを先に行かせ、つづれ織りの一本下道を走らせて写真を撮った。

深い森を抜け次第に町場へと。

R365の分岐点T字交差点。左敦賀、右越前市。
前回はここから左折し敦賀方向へいったのだが、今回は右折。

道は相変わらず内陸部の山間の道。

町場に入るとすぐに「花はす公園 アッチ⇒」の看板があり、県道202へ分岐させられる。
のどかな山里風の里道を5分ばかり行くと、ソレらしき公園と温泉施設が見えてくる。

「花はす公園」の駐車場にバイクを置き、階段を上がって温泉施設へ。16:30か。

「花はす温泉そまやま」
温泉旅館というより、大規模日帰り温泉の宿泊施設という感じ。
日帰り受付兼用のロビーのカウンターでチェックイン。

部屋はフロント横の離れ風の棟。

素泊まり4700エンの部屋。一応個別トイレも付いている2名まで宿泊可の部屋だろう。
窓外には「花はす公園」が見えている。

先ずは温泉へ、
フロント前の長大な廊下の突き当りに温泉浴場がある。
このメイン棟の二階も宿泊室だが今は閉鎖されている模様。

大小の湯舟の内湯と外周を取り囲んでいる庭風にある露天風呂。

なかなかの規模で多少とろみのある温泉らしい湯質。
いやあ、時節柄あまり人も居ず、のんびりと・・・誰も居ないのでカメラ持ち込んで密かに盗撮も可(^^)

ひと風呂浴びてから横手の花はす公園に偵察散歩。

何も知らずに値段だけ調べて来たのだが、ここは蓮の花を売りにしている珍しい公園だった。

蓮池が道路を挟んで4、5面ならんでいる。
しかし花はどこにもない。
時間なのか、季節なのか・・・

まあ、私は別に花が目的じゃないので、人気のないシーズンオフのこの公園の静かな雰囲気の方が好ましいな。

温泉に入って公園散歩して、なかなかのんびりしたいいところではないか。

蓮の葉っぱにはところどころキラキラ光る水玉が乗っている。

蓮池にはおびただしいカエル。
そういえばカエルはいつもハスの葉を傘にして歩いているんだったな・・・
鳥獣戯画かグリム童話の挿絵だったか・・

ヨメから電話あり。
越前に来たなら海産物をどっかで食べないと・・・とか。

宿は素泊まりなので食事をどこでするのか決めないといかん。
一応温泉施設の食堂は7:30オーダーストップ。
バイクで国道沿いの町場まで適当なレストランはないか下見に行く。

国道沿いの南越前町、その次は越前市まで。
田舎町規模で大規模ショッピングセンターがあるわけでもない。
あまりうろうろするより、7時には宿に帰って食堂で食っても同じだろう。

越前市の一角に「紫式部公園」とかいうのがあった。

ちなみに後の建物「藤波亭」は花はす温泉と同じグループ企業らしい。

紫式部公園見学。

平安町式庭園とか。

なんだかよく知らないのだが、紫式部像の説明によれば、式部さんの父親の任地がこちらで、本人も生涯一度だけ京から離れこの地で一年を過ごしたとか。

別にこの地の出身というわけではない。
この地からはるか京の都を眺める金ぴかの式部像。

庭園越しに見える名峰「日野山」・・・よく知りませんが(^^;

ま、越前市もいちおう観光したことにしておこう。

帰りは国道に並行する日野川の対岸道路を伝うことにする。

国道でなければ田舎町を縫って走る道はのどかそのもの。
宿も確保してあるるし、のんびりと遊びながら帰る。

宿の食堂の定食でいち番高い「海鮮丼」1500エン。
やはり、海鮮より串カツ定食880エンの方が良かったかな。

後は温泉にはいり、フロントで買った缶ビールを外の公園のベンチでゆっくり飲んで夜を過ごす。
温泉入り放題、公園散歩し放題、発泡酒230エン。
私好みのコストパーフォーマンスのいい宿発見というところ。

vo:[花はす温泉すまやま(泊)] 2020/6/20(土)16:7 <Re:2020/6/21(日)6:59>
室生ダムから東吉野 冠山林道から徳山湖...