奈良県交通安全協会に言うだけ言うぞ

先日、この世のなごりに取得した運転免許のはじめての更新に奈良県運転免許センターに行った。
手数料払込窓口で、事務的な口頭の質問に答えていると、きわめて事務的に「交通安全協会へご寄付下さいますか?」と質問された。「うっ!」と一瞬思ったが、このきわめて事務的にすいすいと進行している流れに押されて「はい」と応じてしまった。

○奈良県交通安全協会の活動

さて、帰宅してから思い出したのだ。このHPに以前に掲載していた記事。

思い出すのが大和郡山市交通安全協会という組織が近鉄郡山駅で私に手渡してくれたカエルの人形がついたキーフォルダー。なんでもこのカエルは「無事カエル」というんだそうである。

それで、このキーフォルダーを渡された私は一体どうしたらいいの? そのナントカ協会の資金も元はといえば私の税金ではないの?もっとまっとうなことに使って欲しいよなァ。

うわぁ〜、しまったぁ!これだったんだ「奈良県交通安全協会」の活動というのは!

まさか、カエルのキーホルダー配布だけが全活動とは思わないけど、こんなどうでもいいダジャレのごときものを配布することが交通事故防止にどうつながるのか理解に苦しむ。 このカエルちゃんのキーホルダーを握り締め、天を仰いで「うむ、今日は是非とも交通事故に気をつけて無事カエラねばならぬ」と念ずる方も、もちろんいらっしゃるとは思うんですが。

それと、料金を支払ったという領収書のごときモノとして、いまどき小学生にあげても喜ばないような「会員手帳」というおもちゃのような手帳を渡される。その中身の記載によると当方は年間500円の会費を3年分支払って、めでたく奈良県交通安全協会の会員となったようである。
とすれば、最初窓口で「寄付していただけますか?」と要請されたとおもったのだが、「会員になっていただけますか?」であったのかもしれない。
まあ、れっきとした会員になった以上、毎年支出の報告が受けられると思うが、カエルキーホルダーや奈良県免許書センターの各料金徴収窓口に山積みされている会員手帳のようなどうでもいいグッズ作成購入にいくら支出してるのかしっかりとチェックさせてもらいますからね。

多分脱退しても払い込んだ年会費は払い戻ししてくれないと思う。第一会則がわからないので脱退できるのかどうかも不明。まあいい、しかしもう二度と「奈良県交通安全協会」の会員にはならないぞ、という決意でこの記事を書く。

2001.11.26

この奈良県交通安全協会の親玉らしい「日本交通安全協会」が2002年3月に脱税容疑で起訴されたとニュースで聞いた。(NHK FM) 発行している交通安全読本の著者への謝礼が実際はどうたらこうたらということで、プールした資金は警察関係者との会食費用に回していた、という報道だった。そうだろう、そうだろう。警察関係者の体の良いアルバイト先であり、天下り先というような性格の組織であることがはっきりしたね。警察関係者の皆様とはなるべく友好的関係を維持したいとは思ってるのですが、「交通安全協会」と関わるのは一切お断りいたしますので悪しからず。

(2001.4.19追記)