ウチの市の消防団の消防車に似た車が時々町を走り回っている。どうやらスピーカー目一杯の音量でテープ録音したメッセージを流すのが目的らしいのだ。
だいたい、この「消防団」というものがよく分からない組織で、自治省職員ではないようである。「町会」と似たような胡散臭さを感じることがある。(あ、説明なしに町会が胡散臭いといってしまいましたが、この説明はいたしません。でも、胡散臭いんですよ。)
最盛期(12月)には夜十時近くまで拡声器のボリュームをいっぱいに上げ、「火の元に気を付けましょう」というような内容のテープ音声を流しながら、かなりの速度で町内を走り回ってらっしゃるのです。
とにかくうるさい。「うるさい!」と思うばかりで「火の元に注意しよう」なんて気がどこかにぶっ飛んでしまう。
大音量であればあるほど「火の用心」効果があると信じ、みんなのためにと頑張ってらっしゃる消防団員の方の姿が目に浮かぶ。
静かにしてください!といおうものなら、「それじゃぁ火事になったらどうする!」という返事が返ってくるのが目に見えるような意気込みが感じられる。
火の用心はしなければなりません。しかし、音量が大きいほど火の用心効果があるなんていう理屈は知りませんよ。
もういいかげんに町の中で拡声器を使用することを止めたらいかがですか?非常ベルとか火災報知気とかが大音量なのは理解できます。何らかの異常を明確に告知する必要があるんでしょう。でもね、「火の用心」のメッセージにそんな緊急性はありませんよ。(実はその消防団詰め所がウチのアパートの向かいにあるのです。御近所だと文句もいいにくいしぃ。)
関連リンク→
2001.11.26(改定)
リンク追加 2002.4.21