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[野外徘徊記] |
名阪道路から伊賀コリドールロード (赤+豆) |
2014/5/1(木) 午後 4:38 |
4月26日(土)
ゴールデンウィーク前夜の週末だが、ヨメの大腸内視鏡検査入院予定がありロングツーリングはなし。
天気の良さそうな土曜日に阪奈道路で三重県側に出、伊賀コリドールロードを走行することにする。
と、その前に・・
最近、私が気に入っている昼食の光景をひとつ。 |
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![]() 大和川河川敷公園で芝生に寝転びながらバゲットとチーズをかじる。
意外と最近の今風パン屋のバゲットはどこも力を入れているようでなかなかうまい。
田原本の石釜パン屋、イオン併設のカンテボール、フジエダ喫茶店のパン屋とか手当たり次第にバゲットを買って試してみたのだ。
例外はまほろばキッチンに出店しているパン屋のヤツ。これはマズかった。
そんな手で、なんとか私の春の鬱の季節をやり過ごす。
先週平日、ヨメに遠隔操作され、名阪関ドライブインに虎屋のういろうを買いにいった。
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![]() 「天気がいいから関にでも行ってういろうを買って来て」とは冗談らしかったが、本当に名阪で関ICまで行ったって別にかまわんのだ。
伊賀ドライブインから下道(R25旧道)に降りたところにある亀山市森林公園「やまびこ」で昼食休憩。
車でいっぱいの名阪道路だが一歩下道に降りれば途端に静かな山間の風景になる。
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![]() いつぞや美杉リゾートに行く道を間違え、乗り入れた伊賀コロドールロードと称する広域農道の印象が良かったので、名阪道路で三重まで行って伊賀コリドールを少し研究してみた。
青山、美杉方向へは直線的にR422で行くより、距離は増えるが伊賀コリドール伝いの方が道路がよく、信号もなく走るには楽しいルートだった。
というようなプレ・ヒストリーがあり、ヨメとのゴールデンウィーク初ツーリングは名阪道路・伊賀コリドールロードを走行することにしたわけだ。
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![]() 青空の拡がるツーリングシーズン到来というわけだが、珍しく朝早メに出発したからか、まだあまりバイクは出そろってなかった。
そのまま名阪道路を走行するにはヨメの豆バイクが非力に過ぎるので、下道のR25旧道に降りる。
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上の道路橋が名阪道路。
下の川が名張川。
この道は県道80・・・っと一本間違えた!
25号線旧道はもう一本向こう側の道だった。
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![]() 名張川を越えて三重県に入り、のどかな田園風景をK686・K683で縫う。
ここから以前はK422に合流したわけだが、前回K422が工事中だったのでそのまま683を走り、伊賀コリドールロードに接続したのだった。
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路面がよく整備され殆ど交通量もなく、信号もない快適なツーリング道路。
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![]() 既存の道路や農道を適当につないでいるため、少々不規則に入り組んでいる。
調子良く走っているといつの間にかヨソの道路に出てしまっている、というような具合。
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![]() なかなか走りがいのある道路で景色も悪くはない。
道端にバイクを停めて観察すると、毛虫もうにうにと道路を走っている。
行先を観察すると道端の草で昼食を摂る予定だったらしい。
草喰っている表情がかわいい、とヨメは言うのだが、私にはどれが顔だかわからんかった。
県道29で「青山リゾート?」と言うと拒否され、県道39で「美杉リゾート」は途中の桜峠の下りが落石折木であまり状態がよくない。
もう一つ南側のR368まで県道693で出ることにする。
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![]() 755入り口は立派な道路だったのだが、舗装完備されていたのは途中の航空自衛隊駐屯地まで、残りのルートは地獄だった。
やっと青山リゾート側に降りて振り返ると「通行注意」と書かれていた。
私ももうトシである。
そろそろ反射神経にガタがきている気配もある。
大型バイクで落石の林道を伝うのはもう止めておこうとその時決意したのである。
R386に降りていく693も結構な山道だった。
ま、K755に比べればよほどマシだった。
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やっと山道を抜けて平地に出る。
道が二手に分かれていて、地元のオジさんに国道に出るのが右と教示される。
このオジさんは軽4トラックで今から693を昇って行くようだ。
755にも軽4トラックの轍後がかすかにあり、その狭いタイヤ跡をバイクで走行するワケだが、石を一回踏んだら確実にバランスを崩すバイクでは圧倒的な不利がある。
まあ、一本橋訓練頑張ってください>大型免許訓練中のヨメ
これでR368に降り、道の駅御杖でトイレ休憩となるわけだが、これではまったく奈良県に舞い戻ってしまうことになる。
道の駅御杖から再び三重県に走行、もう一度名阪方向目指して走行する。
しかし先ずは昼食。
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県道667、「津市なんとか広苑」という消えかけた看板がかろうじてある、ウチの昼食スポットの川原に降り野外昼食決行。
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![]() 入り口付近は完全に廃園廃墟の雰囲気だが、たまに草刈くらいの整備がされていないでもない中途半端な河川公園で、まぎれもなく穴場でしょう。
嘗ては道路向かいのログハウス風土産物店風もあり、要所に野外施設もあった公立レジャー施設だったと思えるのだが、道路の向こうに見えるJRの廃線とともに廃れて今の姿になっている。
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![]() 今回は川原から離れ、もう少し上斜面も探索したのだが、絶滅種日本オオカミの白骨死体も転がる人跡未踏の辺境化してしまっている。
うかつな装備で踏み込むと、この世に再び生還できる保障はないのでご注意。
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![]() 斜面にあるのは藁葺屋根と見える。
しかし屋根が乗っているべき家屋はない。
家屋の土台が崩壊し、屋根だけがそのまま下に落下してしまったようだ。
おそらく周囲には多くの死体が今もそのままの状態で埋もれているものと思える。
迂闊に踏み込むと死者の領分を土足で犯すことになる。厳重注意。
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トイレらしき小屋発見。しかしどこにも扉が見つからない。
迂闊にトイレと思って入ってしまうと、もう一生出ることができない構造になっている。
至る所に仕掛けられている罠に細心の注意が必要。 |
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三重の山中でたっぷり休憩し、さてまた北上を続行と出発しようとしたが、どういうわけか急に私の赤バイクのハンドルが異常に重く、走行困難になってしまった。
まるで廃墟が私を同類の廃人と見極め、私を取り込もうとして後ろから引っ張っているようだ。
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![]() ヨメが後ろから叫ぶ。
「あ、な・・い!」
完全に空気がなくなってしまっている。
うわ、パンクだい。
チューブレスタイヤだが、完全にペチャっている。
山の中でなんちゅうことだ。
幸い県道だったので通りがかった地元の車に最寄りのガソリンスタンドを教えてもらう。
これがこの前のK755の山中ならエラいことになっていた。
いや、そんなアクシデントを事実チラりと想定しもした。
・・・ま、いいか、いづれはどこかで死ぬんだし、とその時は思った。
しかし、それは今ではなかろう、とも思いはしたのだが。
伊勢奥津の368・667交差点までバイクをだましだまし運転し、ガソリンスタンド到着。
スタンドの奥さんに空気入れで空気を入れてもらうと、穴からプシューとばかり景気よく漏れている。
釘ではなく、悪路走行で石踏んだ時に破れてしまったようだ。
良く見ればタイヤがかなり薄くなっている。
幸いバイク乗りだというご主人を呼んできてくれ、手慣れた手順で応急パンク修理をしてもらえた。
修理しながら、バイク談義。
去年は北海道にツーリングに行った。
憧れの一直線道路だったが、しばらく走ると直線は飽きるね、とか。
ということで、昼食食ったまでは良かったが、今回のツーリングは中途終了。
急いでそのまま奈良県側に走り、まっすぐ帰宅。
レッドバロンの工場に電話してタイヤの発注をする。
かくて、せっかく始まったばかりだったが、赤バイクのタイヤ交換待ちで早くも今年のゴールデンウィークツーリング予定はこれにて終了。はい、お粗末様。
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