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[野外徘徊記] |
崩壊する世界、奈良健康ランドとレイクフォレスト |
2016/1/13(水)14:8 |
年明けから世界経済に不穏な気配が充満し、やはり昨年でこの世は終わっていたのか、と再確認する。 今見ているのは、世界がもう既に終わっている事実を信じたくない全く恣意的で自己本位な欲望が見させている幻影にすぎない。 何の根拠もないバーチャルな架空世界と、しかし、うすうすは分かっているのだ。 それでもまだ世界が、と? ![]() 夜、グルーポンのクーポンを買い奈良健康ランドに行ってみる。 土曜日はシニア半額割引が効かず、私は1000円。 ポンパレ・クーポンなら岩盤浴付きで970円。わずかに安い。 え?グルポンの?どっちでもいいよ。崩壊しつつある世界なんだから。 シニア半額はないが、子供500円キャンペーンは有効で館内は傍若無人の極悪ガキ軍団に占拠され、ヒマ老人ターゲットのほそぼそとした平日営業日ののどかさはまったくない。 子供がうるさいのはその極悪性からして自然だが、湯舟や休憩室のソファを遊具代わりに騒ぐ子供をニコニコと見ている親、それどころか一緒になってホタえている親の世代の寛容さは世界史的に見ても稀有な時代と認識すべきだろう。 阿部政権は子供の数さえ増やせば自動的に税収増が確保できると考えているんだろうか? この大らかに、全人的自由奔放にホタえまくるガキ共はいくら成長したってまともに納税するタマじゃない。親の世代の年金資産をくいつぶし、公的予算をくいつぶし、国家をくいつぶしてただホタえまくるだけだろう。数は力にあらず。増大するクソの山。グローバルゴミ世界。 まあ、子もなく、生存欲も出ようもない私には10年先の日本の崩壊にまで付き合うつもりはさらさらないので将来のことなどどうでもいいのだが。 ただ、 うるさーーーーーーーい! 奈良健康ランドに行くなら夜10時以降に。 一時半になり深夜料金追加課金前にそくさくと帰宅。 世界は既に終わっているのだが私に見えている世界はバーチャルな形でまだほそぼそと存続している。 しかし、そろそろ店じまいする頃合いだ。 見苦しくなく、すっきりと後始末はしておきたい。 ![]() デニブラン? デニッシュパン+アイスクリーム(ブラン=白 モンブランのblanc)か? コメダ喫茶店のシロノワールの亜流じゃないか? シロ=白、ノワール=noire らしい。 語呂が良ければ何でもいい、という名古屋的開き直り。 日本語で重箱読み、湯桶読みってのが昔あったが、なんせ、白+noire, danish+blancだぜ? 世界の秩序が崩壊していく過程では言語テロが頻発する。 旧世界の秩序の崩壊は実に気持ちがいいのだが、実体は名前程ユニークな味じゃない。 冗談で一度は食べましたが(^^; 別にアイデアもないのでまたレイク・フォレストに送迎バスで・・・ でも昼食は野外で食べようかとか。 しかし、野外ラーメンの用意をしているうちに腹が減り、やはり昼食後行くことに(^^; 奈良文化会館ロビー。 ![]() バイクはここの駐輪場に無料で(^^; ![]() まずまずの天気でちょっとした行楽気分(^^)v ![]() 無料送迎バスの簡便さを知ってからまったくバイクで行かなくなってしまった。 昨年の冬は和歌山の川湯温泉まで山越えツーリングもしたハズなのに、この冬の体力・気力の低落ぶりは世界の崩壊と無縁ではあるまい。 のんびりと約30分。 ![]() この送迎バスも毎回乗車人数が増えてきた感じがあり、本日の相客中おバさん三人組の喋りが質・音量とも公共交通機関内で聞かされるには不適切なレベル。 こういうのに限って乗車後直ぐ「飲食はご遠慮ください」という掲示の前で弁当を堂々と食しにかかる。 これも世界の崩壊現象と連動しているものと思われる。 いつものように入浴し、飲食禁止の館内で持参のコーヒーとパンを食し(もう世界は崩壊してしまっているのだから ^^;)、今回は缶ビールを開けるヒマなく、早くも帰りのバスの時間。 ![]() 帰りの送迎バスに乗り込み、やがてバスは奈良公園目指して発車。 ![]() 発車後直ぐヨメが「忘れた!」と叫ぶ。 脱衣所に何かを忘れているのを思い出したようだ。 とりあえずバスを停めてもらい、降車。 ヨメは走り、私は運転手のおジさんに、「いいから出発してください」と手マネで合図。 ・・・・ やがて忘れ物を回収したヨメがホテル玄関にやってくる。 もう送迎バスはない。 「五分くらいならバスに待っておいてもらえばよかったのに!」と、自分の不始末より夫の判断を糾弾するといういつもの自己防衛的一元世界観以外にヨメの世界はない。 大阪のおバはんならそれでよかろう。 男には自尊心というものがあり、5分も出発を遅らせてもらって、他の旅客の蔑みの目つきの中に戻るというかっこ悪いマネはできない。 衝突する宇宙(ヴェリコフスキー)。 もめていてもしかたがない。 ホテルのレセプションにタクシーを呼んでもらう。 先ほどから何やらモメている当方を見ていた他のレセプショニストが近寄ってきて・・ 「最寄りの大河原駅だったら私が送迎しますが?」と言ってくれる。 という訳で思いもかけず、JR関西線大河原駅。 ![]() このあたりの接客サービスは流石にリゾートホテルである。 崩壊する世界をこのような人為がかろうじて支えているのが現状のようだ。 私は昔関西本線の今宮駅近辺で暮らしていた。 新今宮ができ大和路線となり、爾来50年。 半世紀も経て、こんなところで「関西線」と再会するとは。 ![]() 駅舎は完全無人で、やってくるのはJRのワンマン列車。 バスのように乗車してから整理券を取る方式だった。 木津川と山に挟まれた線路は良く見ると嘗ては複複線だった形跡が見て取れる。 私が今宮近辺で暮らしていた時代は日本が高度経済成長期に突入した時だった。 しかし、私個人は今宮からは順当に拡大できず、人生が早くも崩壊、海外に落ちこぼれ、やがてどうしようもなく舞い戻ってくるということになる。(「クソ山オデッセイ」) だからこの世界の崩壊の予感は私にとっては近しく、懐かしいといってもいい気配でもある。 私の想定残り時間は後11年だが、どうやら世界の方は今回は私と軌を同じくして崩壊するようだ。 ![]() まあ、後10年くらいなモンか? それまではせいぜい崩壊する世界の緒相を見物するだけはしてやろう。 自分の老衰と同じ、見たくもないのはやまやまなのだが。 |
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