タニタ食堂・カラオケ・ .. 生き延びてレイクフォレストリゾート泊(1)
[野外徘徊記]

柏木町で夜遊び+みはる温泉(宇陀市榛原)

2016/10/19(水)10:16
10月15日(土)
郊外に行く天気でもないので、夕方より国道沿い商業街区柏木町周辺でカラオケと外食。

今年は遅まきながらカラオケに行くという遊びを開発、ごくお安くで2時間ほどフリードリンクのカラオケボックスで過ごせるようになった。
日本語の歌は文部省唱歌しか知らないが、昔商売でエレクトーンを弾いていたときの記憶が役に立ち、英語の歌詞をあてはめながら2時間ほどは大声を出し続けることはできる。

実を言うとカラオケとはド演歌をエコーマイクでわめくだけのしょーもない遊戯と長い間思っていた。私は日本の流行歌は一切知らないので全く無縁な場所でしかなかった。
しかし行ってみれば結構知っている曲も入っている。
サウンド・オブ・ミュージックのナンバー、フランク・シナトラ、アンディ・ウィリアムス等、それにクリスマス曲とか。

カラオケに行き出してから、もう町の合唱団に参加する気は全くなくなった。
合唱歴40年を誇る我が音楽人生だが、結局私はやはり合唱というジャンルが好きではなかったのだ。
私はただ日常生活で絶えず抑圧されている自分の声を自由に開放したかっただけなのだ。
まあ、どこの合唱団でも結局いずらくなって3年以上は続かない(^^;
それに日本の合唱団という組織は常に日本の社会の特徴である集団帰属主義、団体至上主義の閉塞感を生のまま私に突き付けてくれた。
みんな仲良く横並び、異端分子は出ていって・・・
もとより私は他人に合わせることが苦手なんだが、声ではなく、何だか心情だとか意見だとか、ソッチの方、いわば精神面を合わせることを暗に強要されるのが苦痛だった。
特に「品のいい趣味」風なおりこうぶりを団員相互にも期待されている高齢者のみなさんが主体になっているご近所アマチュア合唱団ではね。

自分のピアノでシューマンの歌曲を歌う弾き語りもやるのだが、やはり完全に声の発散だけに集中はできない。
私はピアノ力、声力、ドイツ語力の全てを兼ね備えているのだが、いかんせん夫々が中途半端なレベル。
だから完全に声に集中できる・・というか、最初から最後まで音楽性とは関係のない声帯の筋トレに励めるカラオケは、これは発散できるわなぁ(^^;

ちなみに、いくらマイクを使って最大限拡声したとしても、ヨメの声は私が歌い出した途端に聞こえなくなってしまう。
もしかしたら、私は声量だけなら世界有数のバリトンなのかも(^^)v
そのような圧倒的な潜在能力は「上品で調和のとれた」音楽を旨とする日本合唱界は全く認めることはなかったのだ。
やはり、日本の社会は私には本質的に合っていないのだ。
と、致命的真実をカラオケボックスで遅まきながら確認する今日この頃。

ぐだぐだ思っているうちに、早くも終了時間。
まだあまり腹も減ってないし、近くの静かなところで休憩でも・・?

イトーヨーカ堂奈良店は静かでいいよ(^^; 
多分、セブンホールディングの採算割れ閉店予定ブラックリストの筆頭に記載されているのでは。
食べるつもりは無かったけど、もうこの時間で惣菜が半額になっていたので(^^)v

天丼を半額で購入、レジ横レンジで温め、隣りのフードコートでいただく。

食後に100円のセブンカフェコーヒーも。

さて準備は万端、
もっと大規模な食堂街のあるイオンモールに。
ところがどういう訳か、イオンモールの食堂街は本日はガラガラで殆どのレストランがもう店じまいを始めている様子。まだ9時前なのに?
じゃぁ、まだやっているラーメン屋にでも・・と私は決めたが、ヨメが「ラーメンはイヤ」と主張。

実はイトーヨーカ堂からイオンに行く途中で見た国道沿いレストラン群のネオンサインのきらびやかさがしきりとヨメの心に手招きをしていたようだ。
「え?今からまた引き返して?」「近くやし。」
 はいはい。
結局、柏木町交差点近くのステーキ・ガストに。
23時まで営業。
やはりイオンモールの食堂街に比べる術もないこの時間は賑わい。
雰囲気に呑まれて湧きおこる、さあ、食べるぞ感。

ステーキガストは久しぶりなので結構楽しめた。以前は夕方の早い時間に行ったらうるさい子供連れが多かったが、この時間なら若者主体。
学生風にうるさい組もいるが、ガキが走り回っているよりはよほどまし。
深夜の国道沿いレストランも案外おちついていいなぁ・・・










オーダーストップまでゆっくりし、あと15分であわててデザートを取りに行き、深夜の柏木町もまずまず・・とか思ってると、きっちり「深夜割増」料金を徴収されていた。


10月16日(日)
夜は雨がふるかも的天気なので、本格日帰り温泉ではなく、ごく近場の榛原の宇陀市立保養所美榛苑のみはる温泉に行ってみる。
いつもは宇陀市榛原は橿原・桜井の市街地の外れ、菟田野・吉野以遠にツーリングに行く出発点のような位置なので、この日帰り温泉施設を利用したことはなかった。

あまり近くなのでツーリングとしては無意味。
その代り、できるだけ下道伝いで行くことにし、天理ダムの裏道辺りから開始する。

宇陀市の高台にあるのだが、まあ、ちらりと市内と向こうの山並みが見える程度。

入浴料520円。
すこし展望が利く明るい食堂もあるが、2時で終了。
といって、先に昼食を済ますほどには腹は減っていない。

露天風呂もない只の大浴場だけなので1時間もあれば。
じゃあ、オーダーストプの一時半までに出て、食堂に・・とか打ち合わせて入浴。

しかし、湯はヌルヌルのこれぞ温泉感。
一度出て、休憩所前のテーブルで缶ビール350円を飲んでるとヨメから一時半はムリとのメール。
結局、再入浴し三時まで。
そんなに期待していなかったワリには(^^)v


榛原の市街地で適当な食堂を探すが、意外と見当たらず、肉屋さんでコロッケを買い、わざわざ宇陀川の土手まで行って立ち食い。
帰路は橿原経由とし、榛原からK198→R166、さらに明日香方向に抜けて橿原神宮コース。

直線的に帰れば一時間だが、だらだら2時間以上かけてイオンモール橿原へ。



イオンモール橿原三階グルメスクエアにて。担々麺と小籠包セット。

ヨメと担々麺と、窓外にウチの赤・白のバイク。

ゴマたっぷり担々麺は先週食ったら意外と美味く、今回は迷わず再注文。

時間はもう6時だが、実はコレが昼食なので、食後は比較的まっすぐ帰宅。
夜はタイの粗煮を食うことになっている。

え?みはる温泉にケータイ忘れてきた、と?





10月18日(火)
というわけで本日、私が美榛苑サマにヨメの携帯電話を引き取りに。

秋の爽やかな天気で丁度よかった。
このところ一人でバイクに乗ることもなかったのだが、久しぶりに近隣を走り回っていたころのことを思い出した。


榛原近辺のまだ走行してなかった道を色々試し、室生ダムの湖周道路を一周して裏から榛原平成こどもの森に出る。

もうシーズンオフなのか、広大な公園・キャンプ場には誰もいない。

今年は台湾旅行に目がむいてしまい、まったくキャンプをやらなくなった。
ヨメとテントかついでキャンプによく行ったものだが。
それはそれで今では昔語り風の思い出になっている。
かけがえのない思い出というか。
あの頃ヨメは本当に子供っぽく、カワイかった。
今はどうしょうもなく子供っぽく、時にニクたらしい(^^;

ふと、またテントかついでキャンプに行きたい、と思った。

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