大和民俗公園 .. [私家版野外徘徊記] 丸源ラーメン食って奈良...

 甲賀土山SAから正法寺参拝


'20 4月25日(土)
私もマスクくらいは持参して世間の風潮に来同するのだが、「県境を越えての移動は自粛してください」(名阪道路の電光掲示)までは迎合し切れない。
悪しからず(^^;
要は他県の方との濃厚接触を避ければいい、ということでしょう?
一旦停止をするということが目的じゃなくて、安全を確認するのが主眼で一旦停止はその手段のハズ。
一旦停止をしても、左右確認しないのなら意味がないのだが、左右確認をしっかりしていても一旦停止したと見えなければ道交法違反で検挙されてしまうのだ。
法的には正しいのだが、ソコはソレ、現場の判断で柔軟に運用対処できるハズ。
しかし、そのような条理でこの国の大多数は動いているのではない。
それはわかってます。
だからマスクを持参しているワケで(^^;

で、天気もいいし、実はしかたなく本日は県外・三重県の「アクアイグニス」に行くことに致しました(^^;
この週末は県内吉野の宿泊施設に行く算段だったのだが、電話で問い合わせてみると「自粛要請休業」とかになっている。
さくら荘も月ヶ瀬の日帰り温泉もお亀の湯も全部休業・・・
もくもくもやっぽんぽんももちろん休業で、問い合わせるとアクアイグニスだけが営業中。
他にはあきのの湯、しかしソッチは前回行ったところだし。

アクアイグニスは先週全国緊急事態宣言発生の日、たまたま私が単独で出かけ、甲賀土山ICから新名神高速を利用し30分で湯の山温泉に行くという新ルートを開発したばかり。
しかし思わぬ運命の変転が私の命運を陥れ、不条理な精神的物質的損害を被ってしまったのだった。
そーゆーの、バチが当たったというんではないの? さあ?
しかし、その新ルートの快適さをヨメに伝えねばならないし、できればその命運尽きた場所でもう一度再起を祈念したい、という希求もある。
いや、執念深く探しったって、もうあるワケないよ。
・・ま、ソレはわかってるんだが、ソレはソレとして・・・(^^;

ヨメは春らしい白上着でライディング。
それならオッサンじゃなく、立派に女性ライダーに見えマス。

快晴の名阪道路を快走するヨメ。
30分もしない内に県境を越える。

いつもの伊賀広域農道で小休止。

道路沿いの桜並木にはもう花は残っていなかった。
大内IC下の伊賀ドライブインの横をすり抜け、まっすぐ高倉川に向かう。

本日は高倉大橋の手前で右折、上野市街の端をかすめるルートを選択。
右手横にほんの小さく写っているのが伊賀上野城。
天気もいいし、R422の新道高架とトンネルを抜け、上野信楽道路を経由し伊賀コリドールをつっきり、本日はそのまま新名神甲南ICに・・・
の予定だったのだが。

いや、快晴だが走ってみると意外と風がきつい。
下道ではどうってことはないのだが、前回の新名神の鈴鹿トンネル付近の大パノラマ立体交差あたりの風圧は半端やなかった。
行けないことはないのだが、あの風圧でバイク高速走行はキツイ。
走りながら考えたのだが、やはり今回はそのリスクは取りたくない。
既にこの辺りをのんびり走っていると、別にどこだっていい、天気や気候は上場じゃないか。


甲南ICの途上、どこかのお宮さんの前で停車し、まあとりあえず下道で甲賀土山SAに行き昼食にすることにする。

伊賀・滋賀の交通量もいつもより少ない阿弥陀状のどか道を走行。
いつもの鹿深夢の公園(?)近くの小運動公園駐車場で小休止。

広々とした田園風景に桜並木がうっすらと彩を連ねている。

なんというのどかな春の光景・・・



いつかバームクーヘンを食った障害者雇用施設のバームクーヘン工場も休業中だった。
そのまま129号線で北上し、新名神高架下から下道の侵入口から甲賀土山SAに。



この商品搬入口兼侵入口の赤葉が見事とかいうので・・



もういいだろ、早よ喰いに行こ!

おなじみの甲賀土山SAだが、さすがに人影は多くない。


かなり大規模なSAで基本的には下り車線の横に設けられているのだが、上り車線からも立体交差の陸橋を廻ってくればコチラの駐車場にやって来れる。

ちなみに駐車エリアから共通のサービスエリアには車止めのパイトンが植わっているだけなので、バイクなら簡単に越えて反対車線に越境できてしまう。 ご参考に(^^:

フードコートをしばらく物色するが、普段は行く気にならない「スエヒロ」の表に昼定食980円の看板が。
なんせビフテキのスエヒロだぜ?
決まりだね(^^)v

全体に客が少なく、もうお昼もかなり過ぎているので店内はガラガラ。

私はサイコロステーキ定食。

ヨメはハンバーグとサーモンフライ定食。
いずれも980エン。

メインは2500円くらいからのステーキがメインだが、なんせ高速道路SAのフードコートの横なんでこういう昼定食を置いているようだ。



サイコロステーキは量は多くなかったが、一応お肉の味はしっかりと。

梅新のスエヒロに一度は食いに、と思っていたのだが、もうこれでいいな(^^)v

信楽狸に挨拶し、表のベンチでコーヒーを飲み満足して退散。

え?まだ写真撮る?


広大な敷地のSAで両脇にもちょっとした公園がある。


なんだかススキの大集落がそこら中に。







SAに置いてあった周辺の観光パンフレットにあった「正法寺」に行くと決定。
まあ、どこでもいいのだ。
正法寺は日野市?日野町?にあるのだが、地図でみると甲賀市の隣、この近く。
ではソチラに向かって。

日野は京都側から信楽まわりで行くことが多いが、甲賀の隣ならいつもの名阪道路ルートの方が行きやすいか。

甲賀土山SAの下道侵入用駐車場のK129とは別側の侵入道路を試す。
まったく交通量のない道で静かなことこの上ない。

しかしいつかは国道一号線に出てしまい、そのまま横切って日野町に行こうとしたのだが、道路を一本間違えたようで、いつの間にかK9号線青土ダムに向かう道路に出てしまった。

まあ、どこでもいいのだが引き返すのもナンなので青土ダムを大回りし、かもしか荘まで行って国道477で日野まで行くことにする。

だんだんと対岸の山肌が削られていく分人が少なくなる青土ダム着。



まあ、ここはよく来る場所なので今回は素通り。
しかし天気が良く、湖面の静かな青色が空と山が映える空間感を与えていて、快適走行。

さて、コッチに行けばかもしか荘。

しかし本日は鈴鹿スカイラインとは反対側のR477を試すのだ。

なんだか急にバイクが、それも本格スピードバイクによく行き会う。
山間のブラインドカーブが多いのだが、平気で飛ばしているのは既に鈴鹿スカイライン気分なのだか?

いや結構骨のあるカーブ道でした。
R477が日野市街に入る前に県道182に分岐。
細い田舎道をたどっていくとログハウス風の施設と駐車場が。

この横道を入るとシャクナゲの群生地があるとか。
このK182は「しやくなげ街道」との俗称らしい。
ちらりと駐車場から見、次へ。

正法寺到着。

寺の横の駐車場奥に桜の木があったのでそこに駐輪。

正法寺は藤棚の写真が目についてヨメが行くといったのだが、もちろん今はまだ季節ではない。

五月からの藤の公開イベントは今年は中止との張り紙。
例年なら観光バスが押し寄せる「藤の寺」らしいのだが。

正法寺の裏参道。道路沿いの右下がダリヤ園とか。

これが正法寺の藤棚。 ちっこい藤の花はある。



大きな寺ではないのだが、それなりにきれいに整備されていて今は誰も居ず、心行くまで散策。







裏山の登山口。






ヨメの隠し撮りを隠し撮られていた。



寺の横には名勝屏風岩への登り道が。

ふむ、屏風岩か。ウチの県にもあったが(^^;


これが鎌掛の屏風岩である。

え?どれ?  これ?

まあ、なんというかこの岩質がこの地の特産と?
ヨメが屏風岩をたたき割り、カケラを採取し二個持ち帰ったようだが、これは内密に。


では退散。






ダリア園もどうやら休業中らしかった。
では一直線に国道一号線を越え、いつものK129を経由し、甲賀→伊賀へと県境を越え。
往路で見た上野の郊外ショッピングセンターのトップバリュで休憩・・・
と思ったら、トイレのベンチしかなく、おはぎのパックを買っただけで名阪道路大内IC下の伊賀ドライブインで休憩することにする。

来てみると伊賀ドライブインの店舗も休業中。


ただ、トイレ脇のラーメン屋と焼き鳥屋だけは開いていた。

これがトップバリューのおはぎだ。

人のいない伊賀ドライブインの張り出し天幕下は燕の天下になっていた。

夕暮れの名阪道路を疾走するヨメ。 前方には車は見えない。

この時間には休日だというのにもう殆ど車がなくなっていた。
なんという光景なのか。

車の走っていない上り車線を疾走するヨメ。
この日、残照がほの赤く残っている山並みの上の濃いブルーの背景にくっきりと下弦の月と金星が一列にならんで輝いていた。

この写真は自宅に帰ってから撮ったのでもう空はブルーではない。
人の気配がまったくなくなっても、いやまったくないが故に天体の運行が際立って輝き、何事かを暗示しているかのようだ。

 国破在山川
 春城深草木
 恒久天水流
 人世夢非外

up:2020/4/29(水)15:30
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