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　室生ダムから東吉野

何という快晴か。
かろうじてまだ雨季の数日前、さわやかな初夏の大気と気温、文字通り雲一つないすっきりとした青空。
それに加えて６月・・一年でいちばん昼が長い期間。
あわてなくともいい、お昼を午後３時に食い終えて、おもむろにシルバー号を準備。
この時間なので近隣一回りという気分でキャンピングチェアは省略、一応野外コーヒーセットは準備。

しかし走り出すと何という気持ちのよさ。
習慣的に名阪道路に乗ってしまったが、最近の目的地は温泉ではなくて静かな野原。
どこかで野外コーヒーでも。
近隣の山を探索するつもりで福住IC下り・・おっとそのままK186やK47に行くと前回と同じになってしまう。

反対側の広域農道で吐山交差点まで行き、曽爾方向のR３６９に接続、王立橋東詰交差点で・・・
そのままR３６９をたどるつもりで青を待っていると、嘗てどこにも通じていなかった左折道からも車が出てくる。
あ、どこかに通じたのか。

左折。
なるほど山側を通る新道だな。
途中で休憩可能な運動公園もある。

結局これは交通量の多い近鉄線沿いのR１６５のバイパスで１０分もしないうちにR１６５に合流。

変なところでR１６５に出てしまったが、一番近いところで室生ダムに右折する。

普段はほとんど人影のないダム湖畔道路だが、好天の日曜日なので要所要所に車が駐車中。大半が釣り客のようだ。

適当にコーヒー休憩可能な場所を探すが、狭い湖畔道路にはそんな余裕はない。
左山側に怪しい階段があったので探検するが、単に怪しいだけだった。

室生湖畔道路から直接R３６９に抜ける「子供の森の森」奥道に出ようとしたら通行止め。
室生ダム湖を渡る橋から元のR１６５に出る。
国道に出る前に左手にちょいと広目の地元グラウンド公園があったので少し見学。
広くて休憩可能な木陰とベンチもあったが、せっかくの室生ダム湖周辺なのに水辺は見えない。トイレもなさそう。

R１６５からR３６９に左折。
そのまま曽爾方向に行くが、手前のトンネルを抜けたあたりで県道２８号に左折。
涼し気で少々怪しい尾根道。
県道３１号の分岐を越え、最高所あたりで崖上の怪しい道を試そうとバイクを路肩に止めようとしたらステーが湿った地面にめりこんでしまい、少々手当していると、さっそく通行中の日曜ライダーに見つかってしまい、声をかけられる。

交通量は意外とある。
やはりこの道の空き地でくつろぐのは無理だな（＾＾；

山地から降りかけるとちょっとしたログハウス地帯になる。
最初の、というか最奥のログハウスの左横手にちらりと怪しげな道が見えた。

バイクを置いて探索に出る。

さび付いたゲートがあり、かすれて消えかけている表示板がある。
「ゴミの不法投棄防止のためこの林道は閉鎖します。ご用の方は・・・」
さび付いたゲートは開いたままなので既に閉鎖は解除されているものと思われる（＾＾；

それではお茶道具を背に怪しい林道を探索に。

車のわだち跡はあるが、かなり荒れたゴロゴロ道でバイクでは無理。
すこし登ると谷川沿いになり意外と広い山間の空間になっている。
地元の山林業者だけが時折使用する林道のようだ。

やっとここで野外コーヒーに。
時間はとっくに日没だが、今の季節はなかなか陽が沈まない。
私はやはり誰も居ない山の中で闇と魑魅魍魎とにまみれて居るのが本来の居場所らしいのだ。

いや、なかなかいい林道を発見した。
ログハウス地を抜けると天好園やたかすみ温泉があるのでトイレはそこで。
帰りに「たかすみ温泉」に寄ってみたら人数制限の上で営業中。
ただし露天風呂は中止、とか。

R１６６に出て帰還。
途中の女寄峠からの長大な下り坂の左手の山々の重なりに夕日がくっきりとした陰影を施し、横目ながら見とれてしまう。

朝倉バイパス上からの右手の三輪神社の大鳥居と夕日の残照。
なんと本日は雲一つない青空だったのだ。

　　　　時よ止まれ　世界は時々美しい

簡易ドライブレコーダーの角度調整中・・・どうやら今度は少々下向きすぎか（＾＾；

up:2020/6/8(月)17:43

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