花はす温泉すまやま(泊 .. | [私家版野外徘徊記] | 餃子の王将... |
冠山林道から徳山湖 |
朝っぱらから温泉浸かってます(^^)/ コロナ禍は私には非日常が向こうから手土産さげてやってきたような日々だったな・・・ 今年はもう海外はない、ゆっくりこの辺りの温泉巡りでも・・・という気分にさせてくれる。 温泉から出て花はす公園朝の散歩。 蓮の花は早朝咲くのだろう・・とか期待していたのだが、蓮の花は早朝「カス〜ッ」という音を立ててしぼんだまま・・・あ、まさかつぼみをコロナ挟みで・・とも思ったが季節はまだなんだろう。 この前近所のアジサイの名所矢田寺に行ったら、コロナ対策で花を全部摘んでしまっていた。 人が来ないようにとのことだが。 なんだかね・・・ 素泊まり朝食なしなので、そのままバイクで町のコンビニへ朝食の買い出し。 一番近い南条IC近所のファミリーマートでパンと豆乳飲料買って、ふたたび花はす公園で朝食。 よく見ればつぼみもまだない。 花の代わりに葉っぱに乗って輝く朝の水玉。 ではチェックアウト。 なかなかいい宿舎だった。 一泊五千円以内の温泉宿。これは貴重。 もっともこの時期だからのんびりできているのかも・・・ では出発。 前夜、いろいろ考えたがやはり冠山林道を越えて徳山湖に行くことにする。 冠山林道では前回コケてしまったトラウマがある。 ソイツの心理的修復もする必要がある。 越前市手前でR8に右折。 福井県の方の池田町を目指す。 市街地を抜けた辺りで「池田町 アッチ⇒」の標識に従って県道201に分岐。 のどかな郊外の道。 ソノ施設は「万葉の里味真野苑」。 ・・・とグーグルマップに書いてある。 しかし、今は見学している余裕はない。 やはり昨夜は寝不足で冠山林道を早めに越さないと体力が。 里から山道へ。 途中池田町への直線的道路R417へのショートカットの峠越えK248があるが、「大型車通行できません」とかの標示があり、大事をとってそのままK201で山越え。 きっちり整備された山越えの県道で途中、休憩スポットも設けられていた。 一応、小休止してカメラ持って谷を見渡史に行くが、別に大したモノは見えなかった。 くねくねの峠道を降り切ると池田町に。 すっきりした見通しのいい広い谷間の町。というか農村だな。 池田町の町部に入る手前でR417に右折。 国道417号だが、途中で急に国道を名乗るのがおこがましく林道冠山線と称し、冠山峠を越えてから再び大きな顔で国道417を名乗る裏街道である。 むむ、いよいよ岐阜側の山も見えてくるような。 福井県側の最後の施設「冠荘」通過。 前回は志津原キャンプ場でテント泊し、ここの温泉に入ったのだった。 ちょいとした滝と志津原水源とかの説明板あり。 いよいよ林道冠山線に入る。 写真のガードマン氏が私が最後に見た人間ということになるかも・・ 現在大手ゼネコンが冠山の下のトンネル掘削工事をしているようだ。 ここまではダンプが通行できる国道417号だが、これからは林道冠山線、荒れた道で命の保証はない。 一応舗装林道だが、落石倒木が散乱し、二速以上では走行できない。 うむ、前回はそんなに難航する道ではなかった記憶があるのだが。 立ちゴケしたのは岐阜県側の斜面だったし。 もしかして、本来はもう少しマシな路面なのだが、このコロナ禍でここ数か月車の通行が無かったのか? うむ。 うむ。 幸い転落するような無茶な道幅とカーブではないが、路面に足を取られて転倒してしまったらこの時節、人跡未踏になっているような感じでエライことに・・・ 天候も悪く、イヤに寒い。 上りでもあるので、まったく視界も開けない困難な林道。 ときおり道端に現在位置を示す数字があり、やっと今5合目らしい。 いや、9合目から8合目がやけに長かった。 もうここまでくればあと一息だろう。一安心。 一時はやはり日本海廻りでゆっくり京丹後方向に抜けた方が良かったと悔みもした。 やあ、一合目の標示。良かった生きていた。 逆算すれば30分くらいの登りだったが、落石倒木を踏まないように細心の注意をして路面ばかり見てソロソロと登ってきたのだ。 げっそり疲れたよ。 冠山林道峠到着。 登ってきた福井県側の林道だけ「通行注意」で、イザという場合には閉鎖するようなバリアも。 峠ではソコまで悪い天候ではない。 福井県側は常に日陰になっているような感じだ。 峠の何とか碑。 福井県側は池田町だけが示されているが、岐阜側は徳山ダムに沈んだ3町村が示されている。 アレが冠山。 この峠が登山口になっていて、すでに数台の車が駐車中。 朝早くからあの峰にとりついてらっしゃるんだろう。 二度目の冠山拝観感無量。 岐阜川の冠山林道線は気温も上がり、視界も広く、普通に通行する車もあるので道も荒れていない。 上の写真と同じ場所から右上の望遠での徳山湖。 福井県側の林道ではなぁんにも見えなかったのだ。 適当な勾配でエンジンブレーキを軽く効かせたまま、特にスピード調整することもなく鼻歌交じりで下降を続ける。 前回は林道のクセに交通量が多く、上から来た工事用のマイクロバスに道を譲ろうとして側溝にタイヤをとられ、あえなく転倒してしまったのだった。 今日はタマに対向車に出会うだけで、まったくのどかな行程。 山を下り切ると林道が素早く国道417号の仮面をかぶる。 現在冠山の下のトンネル工事が進んでいて、あと2,3年で完成らしい。 そうなれば岐阜・福井を中央部で結ぶ冠動脈ができる感じで、とりわけ静かな福井県池田町は劇的に変わるだろう。 池田町に土地を買うのは今だぜ! 山麓に穿たれた1000メートル超えるトンネル4つを抜けながら水量日本一の徳山ダム湖畔を走る。 息苦しい福井川の山径から降りてきた目に、この光景の広々とした解放感は。 この徳山湖の光景が見たかったので冠山を越えることにした、という気もする。 大気にはすでに夏の陽気さが混じってきている。 この広大な光景を走る直線道路には車の影はまったくない。 信号もお巡りさんもいないのだ(^^; 三つ目のトンネルを越え、最後のトンネル手前の道路わきに小公園の東屋がある。 ダム建設に関わる慰霊関連の小公園らしいが、前回もここで昼食にさせていただいた記憶がある。 昼食には少々早いかと思っていると、ここでヨメから電話。 え?まだ昼休みじやないだろ? 会社のマツダがうるさいので、いまちょっと屋上に出てきた? ま、なにか知らんが、適当に相手をし、そのままアグラ椅子に寝そべっていると、やはりそのまま眠り込んでしまった。 目覚めれば午後一時過ぎ。 丁度いいや。 即席ラーメンしかないのだが、これできっちり昼食に。 徳山ダム湖最後の橋、立派な白いつり橋状の建造物。 前回はこの橋上で水量に感嘆し、写真を撮った。 今見ると、橋には「駐停車禁止」の看板が(^^; この橋の手前に県道270号への分岐があり、「本巣」方向に行けるらしい。 あ、ここが・・・ 昔、飛騨高山から帰るときに本巣からこの道でR417に出、少し下のR303から余呉湖方向に行こうとして本巣・根尾まで行った。 しかし県道270号の入口で「不通」の看板があり、引き返さざるを得ず、ヨメに「何で事前に調べてなかったん!」とイヤミを言われたのだった。 しかしこの辺りの山越え県道は常に何かあると不通になるのだ。 調べても現地までいかんと実際にはわからんのだぞ>ヨメ。 もう徳山湖ではなく、眼下を流れるのは揖斐川ということになる。 明るい山肌に陽が射しこみきれいな緑のグラデーションになっている。 この辺りのR417は全く静かで快適なツーリング道路だ。 車のいない道路で悠々と移動している猿の集団発見。 はよ行けよ、とか言われて感じ。 揖斐川にかかるつり橋型の道路橋。 ソッチに行けば滋賀県長浜市、前回は余呉湖をからコッチを通って徳山ダムに行ったのだ。 R417はここで終了、長浜方向も岐阜方向もどちらもR303ということになる。 ここからは初の道。 5分も走らないうちにまだ新しい大規模道の駅があった。 道の駅「星のふるさと藤橋」? そういえば、徳山ダム入口近辺に「藤橋城」というちょっとヘンなお城もあったなぁ・・ 道の駅だが、徳山民俗資料収集庫と言う施設も併設されていてなかなかの規模。 もっともメイン施設は休館中だったが。 まあ、せっかくの暑さなのでここで一杯(^^; ドイツ風ソーセージ直売店のドイツ製ノン・アルコールビール。 冷たいノンアルコールビールはなかなか効果あるぞ。 岐阜に向かって下っていくと次第に町道に。 ここから左折すると谷汲山か? 飛騨からの帰りに県道270が不通で引き返し谷汲山あたりをウロウロした記憶がある。 それからも一度ハハオヤのお供で観光バスで谷汲の華厳時に紅葉見に行ったこともあった。 なんて回想しているウチに、「池田町右⇒」の看板にそそのかされて想定外の道を南下してしまい、市街地を避けて県道53で垂井・関ケ原まで行くつもりが大垣周辺の都市圏交通に迷い込んでしまう。 下道伝いに三重県いなべ市までいくつもりだったのだ。 ようやく抜け出し、一番山側の県道53で市街地を迂回。 そのうちR21に乗っかってしまい、とにかく関ケ原方向に。 何だかよくわからんうちに、この辺でよかろうと新幹線・名神高速の高架をくぐり、少々怪しげな道を下ると最終目的だったR365にぽっかり出ることができた。 午後3時45分か、四日市まで行くと大変なんで、菰野で新名神にのってやろうか・・・ 昨年は湯の山温泉から帰るときによく使った。 最初は初めての岐阜ツーリング途上で上石津公園の緑の村キャンプ場で一泊したのだった。 R365の岐阜県大垣市部分は至ってのどかな里道だった。 左手に上石津公園。 左手奥の公園入口にかすかに記憶が。 ここから三重県いなべ市になる。 だんだんと市街地風になっていき、少々暑苦しくなってきた。 右手は藤原岳。 藤原岳といえばこの和製フェルクリンゲンの雄姿を見なければ。 マックスバリュ北勢店で休憩方々、太平洋セメント藤原工場を遠くから見学。 このあと、道はR306に分岐する。 何も考えずいつものR306に右折してしまったのだが、そのままR365を伝うと東海環状線という高速道路の大安ICがあり、そこから直接新名神に接続しているようだ。 今回は一度使ったことがある菰野ICから乗るという頭しかなかったが、市街地を走るのならR365で大安ICの方が効率がよかったのだ。 少々無駄にいなべ市の市街地を走り、菰野市の菰野ICに。 菰野ICから新名神に乗る。 5時10分前。 本日も風は強い方なので、かなりの高架のこの高速はちょいとホネかな、と思いつつ、とにかく冠山林道を越えてきたんだから、と勇気を振り絞り、ついでにウィンドブレーカーもちゃんとチェックやソデを密閉し、いざ。 またつり橋型の道路橋があるが、この丁度真下がアクアイグニスの露天風呂なのだ。 鈴鹿峠上の立体交差部分の強風を心配していたのだが、別にたいしたことはなかった。 風速よりも風向が重要なのかも。 いつもの(^^;甲賀筒山SAで休憩。 いつもは下道から裏がわに登って売店だけ利用していたのだ。 前回はここでスエヒロのステーキランチをくったなぁ(^^)/ そのまた前回はここでアクアイグニスに財布落としてきたのに気が付いたんだっけ(^^; コーヒー休憩中、ヨメから電話連絡。 あ、会社終わったん?ご苦労さん(^^)/ ヨメが会社で働いている間、夫は外で遊び回る。 ウチは理想的な夫婦の協力関係が出来上がっているのだ。 甲賀土山ICからいつもの下道で伊賀ドライブイン。 ここで急に寒くなり防寒対策をして最後の行程名阪道路へ。 ちょいと疲れたが、福井県南越前町から冠山を越え、岐阜・三重・滋賀・奈良5県を一日で踏破して帰還。 やはり一日どこかで宿泊すると行動範囲がぐっと拡大する。 近畿周辺で一泊5000エン以下の宿、よく探しておかんと(^^)/ up:2020/6/21(日)0:15
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