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奈良公園の現在 |
とにかく歯科なら奈良公園、ということでヨメも私と同じ歯科に通院。 ヨメが歯科に掛かっている間、待っているこちらはシカに係っていればいいのだ。 コロナ自粛期はちょうど鹿の繁殖期に当たっていたのか、今は奈良公園の鹿に幼体がちらちら交じっている。 昨年までは人の姿に鹿が群がっていたが、今年の鹿共は人間には興味を示さず、ひたすら下を向いて草を食べている。 ベンチで座っているとサカサカと人の足音のようなものが近づいてくるのだが、それは鹿の食事中の音。 一頭が何かを感じて移動し始めると全体が何となく同じ方向についていく。 単に日陰に集まりに行くだけかもしれないが。 ややあって鹿に乗った武甕槌命降臨。 どこ?正面に見えてるやろ? ああ、アレ? あ、違う人やった(^^;。 おいおい。 まあ、奈良公園の静かな夏の夕刻のベンチにどうぞ。 インバウンド系観光客もちらほらと見かけるようになった。 しかし鹿共はもう人も雀も同様、まったく興味を示していない。 明らかにエサを持って来ている方には例年通りくっついてエサをねだるのだが。 今年生まれた小鹿は人からエサをもらうという経験をしないまま成体になるのか。 奈良公園の鹿はまた野生化していくのかも? 人が来ようと別に道を開けるとかするわけではない。 チラリと音のする方向を見るのだが「なんやタダの人かぁ」というように元の姿勢に。 これがタダの人に見えるんかいっ! ではそろそろ退散するか。 新公会堂前の駐輪場のウチのバイクの後ろに親子鹿が居住。 ヨメも帰りは鹿には乗らず、バイクの後ろに乗ってくら寿司に(^^♪ 鹿し、東大寺参道交差点では時ならぬ鹿の無秩序な交通妨害で大渋滞中。 未だかって、鹿がここまで人間に敵対する光景は記憶にない。 確かに奈良公園の鹿達にはあのコロナ自粛期の危機を乗り越え、人間に依存する生活の危うさを反省、独自の生き方を模索している最中のようだ。 up:2020/8/16(日)11:52
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