GOTO日野(泊) .. [私家版野外徘徊記] GOTO久居(泊) COCOPA...

 GOTO日野 多度温泉と湯の山ロッジ


'20 10月25日(日)
日野グリーンホテル朝食。

カウンターに一人分のメイン皿がラップ掛けで用意され、それに一通りの小皿を付けて盆に乗せる。

最低限ひととおりの朝食一式で、食事客の滞在時間は過去最速の15分ほど。

朝風呂に、と思ってフロントに尋ねると風呂は夜だけ、とか。
以前は確か朝風呂に入った記憶もあるが。

チェックアウト前に一応窓からの景色を撮っておく。

滋賀県この辺りは最近よく走ってるので、本日は思い切ってR421で永源寺から山越えで三重県のいなべ市に抜け、ソッチの方を走ることにした。

ホテルから裏道・・・日野商人街道をのんびり走る。
右手の家並みの背後に日野川、日野城跡とかがあるハズだが見えない。

「日野商人街道」だが、前回行った五箇荘の商人街とは違って観光的に装飾してあるわけではない。
古い家並みが途切れ、そろそろ道を確認して本道に出ないといかんな・・と日野町立西大路小学校の運動場前に駐輪し、Google地図を参照。・・・

すると、間髪を入れず「どこ行くん?」と商人街私設ガイド老人の声(^^;
古い町並みにはヒマ老人が常に散歩されていて、ちょいと見かけない女性バイク乗りのヨメは格好のヒマつぶしに見えるんだろう。

「え?あ、ブルーメの丘は?この辺りから?」
「そっち、出てすぐ。」
で、よせばいいのにヨメが「このあたりに何か面白いところ、ないですか?」と尋ねてしまうのでこの方も即ボランティアガイドモードに。
しかし、前回の五箇荘のご老人は少々自己語りの繰り返しが多かったのだが、この方はかなりユニークな回答をしてくれた。
「ない。この顔みたらわかるやろ。」 畏れ入りました(^^;
それでも10分ばかり日野商人街について語ってくれました。
我々も日野町の歴史には疎く、今回はじめて日野商人や、日野自動車の由来を知った次第。

ヨメを見送ってくださっている日野町老ボランティアガイドさん。

ガイドさんは小学校の運動場を突き抜けて行け、とかおっしゃるのだが、そうもいかず、5メートルばかり戻って、三差路を右折。
ジャストそこがブルーメの丘を通る県道508の接続路とR477の交差点だった。

コスモス畑の上にブルーメの丘のゲート塔。

今回はK508を直進、日野GCを左折し横切り前回迷い込んだグリーン周辺路にわざと入ってみる。

天気はいいし、空の青と地の緑、山の群青が美しい。

本日はあの鈴鹿山脈の北峰を横断するのだ。

では、これからR421に直行合流。

ひろびろとした走りやすい道だな。

R421に右折。 近江八幡から桑名か。

ここで左折すれば「八風の湯永源寺店」。
そっちに入浴というプランも考えたが、いなべ市に抜けるのならそのまま桑名の多度温泉まで行く気になっているかも。

永源寺湖。
愛知川上流のダム湖。
水量が充分ではなく、山裾の水際が白肌になっているのが景観を損ねている。

R421鈴鹿越えはR477鈴鹿スカイラインよりは短く低く、普通の山道。
30分も行くと県境の峠に道の駅「永源寺渓流の里」。

バイクが増えたとみえ、バイクはアッチへ!と大書してある。

あ、これ覚えてる。
昔は二階にも登れ、廊下にたくさんの案山子共がいたんだが。

さっそく野菜直売所を漁るヨメ。

ヨメの後側の陳列台にいる赤い帽子は案山子だが、ヨメはまったく気が付いていない。

まだ朝なのでトイレ休憩だけで・・・ヨメは既に何か手にしてるが(^^;すぐ道を続ける。
R421の後半、三重県側は比較的なだらかな下りで、次第に普通の道路になりいなべ市に。

桑名まで行くつもりでそのままR421を続ける。

町場の道路になったが、比較的交通量は少ない。
後の山が越えてきた鈴鹿山脈。
桑名にはいり、R421が交通量のない立派な道路と交差しているので、この辺で左折かな?と期待を込めて左折。

しばらく軽快に走っていると、どうもこちらは大工場が連なる工業団地のようだ。
道間違えた(^^; (K610)
しかし、休日の見事に静かで広々とした工場のエントランスである。

思わずバイクを玄関脇に停め記念写真。

入口エントランスにはバス停があり、ヨメが確認すると「何とか寮」「かんとか寮」行きの標示が。

むむ、やはりここは既に中京工業地帯の一角、それも中京の雄、トヨタの系列会社工場であるのだ。

方向修正。
Google地図を確認、多度温泉へは県道5号に乗ればいいようだ。

適当にそれらしき道をたどるとまた小っこい川のほとりの町道に降りてしまう。
更に方向修正。
しかし、この川沿いの道をたどるとK5に合流しているようだ。

K5に合流、「ホテル多度温泉」発見。
近郊のゴルフ場併設のリゾートホテルは大体制覇し、最近は新名神を利用する手も開発したので、ソチラの延長上を探してみると「多度温泉ホテル」が該当した。
ちょいと以前から気になっていたが、前日に予約できるようなビジネスホテルではない。
今回、一泊の宿泊目的に最初に調べたが、HPではGOTO扱いは系列の不動産会社系の旅行サイトでしか申し込めないとか。
なんだか敷居が高そうだが、日帰り温泉くらいやってるだろう。

ゴルフリゾート感一杯のエントランス。
貸し切り露天風呂の看板もアリ。

クラブハウス前の駐車場に駐輪。




一応、日帰り入浴セットを持ってクラブハウスへ。

クラブハウスエントランスホールからガラス越しに外の景色が見える。

室内に展示してあるクラシックカーが目を惹く。

玄関脇に男性浴場・女性浴場の案内板があった。
で、この時点でサイト日帰り入浴案内に「日帰りはゴルフ会員のみ受付」とあったのを思い出した。
しかしまあ、念のため。
誰も居ないと思っていたが、声をかけるとフロントのカンターの下から女性の顔が出、応対してくれる。
「日帰り入浴は可能ですが、平日のみで、本日は日曜なので。」とのこと。
後は選手交代、ヨメが入浴受付は何時まで、入浴+食事セット料金はあるのか、とかの情報を補完した模様。

ゴルフ場併設のホテルはあまり詳しい日帰り入浴の情報を表には出さないようだ。
榊原温泉GCの入浴+食事セットはフロントで尋ねるしか情報を得られない。

少々クラブハウス周りを散歩探索。

何故かグリーンに人影なし。

駐車場の車は多いのだが。

ふむ。謎である。

ま、しかし滋賀県日野町から午前中に三重県桑名の多度温泉までやってきたのだ。
ツーリングとしてはなかなかの手ごたえ。
これで本日の走行目的地には到達したわけだ。
後は東海環状自動車道の大安ICから高速に乗れば、一時間もかからず土山ICまで帰れるが。
ホテル多度温泉侵入路の向かい側に地元産直風の店舗あり。

「ふれあい広場岩や姫」

中身は産直野菜・土産店だが、表の屋台では簡易テーブルで食事もできるようだ。

ヨメは栗おこわを購入。
おネエさんが見本に隣の五目おこわを試食させてくれた。
なかなかの具入りで私好みの濃い味だった。
それでもよかったのだが、日持ちの点で栗おこわにした、とヨメ。

で?
とりあえず、菰野まで下道で行って湯の山温泉で日帰り入浴かな・・・

R306と並行する県道140で菰野まで南下。
おかげで今回は和製フェルクリンゲン太平洋セメントの藤原工場を見逃したが。

途中、バイク共に食事供給。
人間サマはまだ腹が空いていない。

鈴鹿山脈の連なりが美しい。

K626で湯の山温泉の裏口へ。
鈴鹿に直線的に向かう感覚は小気味よい。

本日は湯の山温泉街まで行くつもりで温泉街への道路を上る。

温泉街近くで時ならぬ渋滞・・・えええ?
日曜お昼の湯の山温泉客の列かい。
坂道の渋滞のろのろ運転はバイクには負荷過酷すぎ。

しばらくおとなしく車列についていたのだが、前方にいた車が痺れをきらし、温泉街とっかかりにある渡り橋へバックで右折、Uターンを決めたようなので、そのタイミングで我々も車列を出て橋をわたる。

かくて本日は「湯の山ロッジ」入浴と決定。

高速道路の下になってしまったアクアイグニス、最近訪れたブルーホテル、風呂場が少々ちゃちい希望荘でもなく、私は密かに本日は「湯の山ロッジ」かな、とは思っていたのだった。

比較的アクセスしやすいし、本館までの進入路が回転・休憩しやすいのでよく駐車場だけ利用させてもらっいた。


昨年、え?もう二年前か? ヨメがここの道路上に赤い手袋を落とし、翌日執念で探しにきて、怨念で見つけた時も坂道Uターンするのに利用させてもらった。
今回のツアーにも期せずしてその赤い手袋をご着用。

一度くらいはここの温泉を利用させてもらわんと、と思っていたのだ。

谷に渡した赤い橋を渡るエントランスのたたずまいはなかなか風情がある。

玄関を入ってみると昔ながらの国民宿舎風。
ロビーと奥に食堂。
日帰り入浴500エン、湯の山温泉最安値か(^^;
食堂を覗くと、「14時で終了、食べていきませんか?」とか愛想のいいおニイさんに誘われたが、まだそんなに腹は減っていないのだ。

浴場は小じんまりした5名収容くらいの浴槽一つ。
露天ではなく、ガラス越しに外の谷の庭園が見えるだけ。

それより、脱衣場に掲示してある湯の説明が・・・
「光明石を使用した人工温泉」とある。
おいおい、湯の山温泉に来てなんで人工温泉やねん?

しばらくロビーのテーブルセットでヨメを待つ。
それでも馴染み客があるようで、親し気に大声でロッジの方と会話中。
今、女湯満員なんで、ここで待っとくか、とか。
「ロッジ」なんで温泉客ではなく、御在所岳登山客とご近所の風呂客が客層か。
それでもヨメは一時間半のご入浴。
さっと入って出ていく男湯にくらべ、女湯の方はどこでもかなりな入浴時間らしい。

ヨメが出てくればもうそろそろウチの昼食定刻の午後4時過ぎ。

駐車場奥の石テーブルで「岩や姫」で買った栗おこわ、その他で野外昼食に。

栗おこわは試食したかやくご飯とちがって、ちゃんともち米のおこわだった。

昼食時間、おそすぎるよなぁ・・・

後ろを振り返れば、すぐ上に「湯の山かもしか大橋」が。

さて、これで「多度温泉」「湯の山温泉」予定終了。

菰野から新名神で帰路に。

鈴鹿峠越えのかなり雄大な景観だが、今日は風が強くあまりよそ見できない。
このルート、日によって伊勢湾からの風が山に煽られかなりな風圧になってビビるぞ。

県境の4車線トンネルを越え、滋賀県に入るとほとんど無風。
例によって土山SAに立ち寄り昼食第二弾。

しかし、例によって中途半端な食事時間で結局ローソンで買ったカップ麺をフードコートで。

まあ、それで充分だろう。


それでは本日の最終行程、いつもの道をひたすら帰宅するだけ。
土山からK129、鹿深の森の横を抜け、K775で阿山、一旦K674で信楽方面に逸れてR422の新道で三重県伊賀市へ。

今回はトップバリューでは休憩せず、高倉大橋付近のカーブ道路で休憩。
↓拡大すると伊賀上野城と青山高原の風力発電エオリアンがよくわかる。



足が冷たい?


この時間から急速に寒くなる。

ま、丁度いい時間か。
日が暮れ切るまでには帰宅できるだろう。

・・・とか思っていたら、大内ICから名阪道路に乗り、しばらく走ると大渋滞に。
まともに休日行楽帰りラッシュにぶつかる。
ゆずり車線に警察の車が発煙筒を焚いて駐車し、窓には「渋滞中」のディスプレイ。
あちゃ・・

山添ICで下道に降り、以降並行する県道、旧25号沿いに撤退戦。

途中、トイレ休憩で立ち寄った布目ダム横の施設。
夜間走行をしないように宿泊ツーリングとしたのに、きっちり一時間ほど初冬の気温の夜間山間走行をさせていただきました。
帰宅はまだ6時台なのに結構寒さは本格的。
自宅への県内走行が今回で一番ツカれた行程と。

up:2020/11/4(水)13:24
GOTO日野(泊) .. GOTO久居(泊) COCOPA...