フランクフルト郊外の村で雨宿1

2009/8/20

8月10日(月)朝、小雨。
しかたがないので雨具兼ウィンドブレーカーをスポーツ用品店で購入。

午後、ストラスブールよりTGV
一時間弱でカールスルーエ、
駅構内でドーナツ2種買い食い。

おや!と思って買ったのだが、
さすがにアンドーナツではなく
ジャムが入ってた。


インターシティ一に乗り換え、
1時間でフランクフルト。


昨日予約してあった中央駅近くのホテルibisに荷物を置く。
ホテルの無線LAN接続はべらぼうに高かった。30分5ユーロ。
あまりばかばかしいのでパソコンでの情報収集は放棄。

レンタルバイク屋の住所を地図に書いて、中央駅のツーリスト・インフォーメーションに行く。
「この住所の最寄の駅は?」とたずねると、地図の索引を検索し、
Uバーンのカルバッハ駅(Kalbach)とのこと。
ここで「Danke sehr, auf wieder sehen!」と自動的に定型文がでてしまい、終了してしまった。
駅からどう行くのか仔細を詰めるべきだった。
まあ、行けば近辺の地図があり、地区の人に聞けばわかるだろう。

Uバーン(地下鉄)は途中で路面に上がり、次第に町から郊外へと。
麦畑も拡がっている。

最初にバイクで乗り出すのは郊外の方がいいかな?と思う。
この時点でも本当にバイクを借りるもしくは借りれるのが半信半疑。
貸しバイク屋の住所だけ調べて、後は別にくわしい情報収集をしてこなかった。
いろいろリスクがありそうな気がする。
しかし、郊外ののどかな通りを見ていると今回試す気になってきた。

Uバーン・カルバッハ下車。
駐車場表にバス停があって
路線の地図があるが、
Kalbach地区はあまりに上方
で、ガラスの反射にもじゃま
されて小さな文字は見えない。

グーグル地図で見た大雑把
な記憶だけで、左手の通りを
歩き出す。


古そうな赤レンガの石炭工場を
すぎると、典型的な住宅地になる。
バイク屋のような店舗はありそうにない。

向こうからくるおじさんに住所を尋ねる。
「わからない。」

大きな誤算をしていた。
ヨーロッパではどんなに小さな
路地にも名前が付いている。
私が昔住んでいたストラス
ブールのJ.J.Henner通りは
片側に三軒くらいしか家が
ない小さな横町だった。
ちょっと離れたらもう誰も
そんな通りの名前は知らない。


もう7時を回ってしまって店も閉まっているだろう。
バイク屋の位置とレンタルの仔細を確認しておこうと思っていたのだが。

それでも典型的なドイツ
都市郊外の町の雰囲気
を楽しみ、ラートハウス前
まで行って引き返す。


ここで雨。
怪しい天気だったのだけど、何とか今まで持っていた。
激しい雷雨で雷鳴が勇壮にとどろいている。

うわぁ、今朝ストラスブールで買ったウィンドブレーカーを持ってこなかった。
私は濡れても平気だが、パソコンやパスポートが濡れてはちとヤバイ。
木の下やどこかのアパートの地下駐車場入り口で雨宿り。

どことも知れないドイツの
郊外で雨に降り込められ
立ち往生・・・

旅の不安や心細さ。
懐かしい感覚というべきか。

まあ、いいか。
いつかは止むだろう。


小降りになったが、もう夜になってしまった。
Uバーンで市内に引き返す。
中心街で降りて食事でもと思って一旦外に出たが、また雨が降っているので結局地下鉄に
引き返し駅の構内のマクドナルド。

何とかセットがお得。何?いまならアイスクリームが付いている?
注文したら付いてきたのはコカコーラ・グラスだった。
ついフランス語Glace(アイスクリーム)と思い込んでしまった。

マックで無線LANをサーチするが、駅構内の有料ホットスポットにアクセスできるだけ、
ホテル内と同じようにべらぼうに高い。

マクドではまだ食い足りないので、駅構内の売店でツナのピザを買って歩き食い。
これは非常に美味。駅の売店は外れが少ない。

ホテルに帰って2ユーロでビールを買い、部屋で飲む。
決着は明日。 

2009/8/20(木) 午前 9:02