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 高級アパートと市庁舎前広場の夜 (中欧いきあたりばったり6−3)


'19 9月18日(水)3
ホテルという目で探しても分からなかった。
そこは完全にレジデンス、普通のアパートだった。

呼び鈴を押し、扉を開けて通路を行くと管理人室があり、若い目の女の子がカギの管理をしていた。

鍵をもらって昔風のシースルーのエレベーターで6階に上がる。
各階左右に2戸の住居。

室内に入ると昔風のカナッペがさりげなく置いてある廊下で、左手が居間。

その奥にベッドルーム。

廊下側手前にバカでかいキッチン。

居間や寝室の窓の外は・・・なんと聖ニコラ教会鐘楼が目の前に。

何と、この住居はプラハの超一等地マラーストラナ広場に面する高級アパートだったのだ。

しかしこの時は所在がよくわからない地味なホテルという第一印象が強く、このレジデンスの真価(ネウチ)が正直あまりピンと来ていなかった。
更に玄関からの廊下を突きあたると右にまた別の寝室があり、ダブルベッドと浴槽が。

不思議な構造の居宅だが、ホテルに改装する時の部屋割りの加減でそうなったのか?

なんでこんな広大な居宅(120m2)が手ごろなホテルに?
しかし、部屋としては昨日のホテルの方が上質な高級感にあふれていた。
こちらは広くて明るいのだが、家具調度は多少古く、そこまで高級なものではない。

大邸宅には違いないのだが、日常生活が確かにここで行われていたという気配があり、ホテルというよりやはりアパートという印象。

台所には食器・調理器具その他が完備。

手前には大型の作り付け冷蔵庫。
ホテルというより完全に長期滞在用のアパートである。
なんだか、雑漠とした印象のまましばらく仮眠。
さすがに午前中の王宮・修道院の「観光」で少々疲れていたのか、目覚めればもう夜の雰囲気だった。

お向かいの聖ニコラ教会は既にライトアップされていた。 

この辺りでこのレジデンスの超高級な立地にやっと気が付く(^^;
聖ニコラス教会鐘楼の背景には王宮の大聖堂もきっちり! 写真、写真!

後ろ入ってないやん? 二人じゃお互いの顔が大きいだけに無理(^^;

寝そべってマラーストラナ広場聖ニコラス教会の鐘楼を眺める・・・




確かに、このアパートはプラハの第一等地の得難いホテルだ。
せっかく台所もあるんだから、連泊にしないと意味ないぞ。
と、急いで予約したサイトでこの物件を探すが該当なし。

しかし写真はそのくらいにして夜食を調達しに町に出ないと。
出かけに中庭でたばこ休憩していたコンシェルジュの女の子に明日も宿泊可か一応尋ねてみる。
休憩中だったが、「調べてみる」とたばこを消して事務所まで戻ってパソコンで確認してくれる。
まだ若くて多少美女で気さくだが、隣に立たれるとかなり太くてでかい。

「同じところじゃないが、一部屋空いてます。」
喜んだが料金を尋ねるとばか高い。
「じゃ、諦めます。今の部屋でも我々には広すぎるのに。」
「あの部屋もプレミアムですから」。
直前予約でのキャンセル空きの格安物件だったようだ。
・・やれやれ、また明日は引っ越しかい。

食料調達に夜の町へ。

またしても夜のカレル橋。

橋を渡り、旧市街へ。

今日は昨夜適当に引き返してバゲット・ブルーバールで食事したのだが、今日はそのままほぼ一直線の観光客で一杯のメイン街路をたどる。

ああ、アソコか!

出た。夜の市庁舎前広場。
左に市庁舎の時計塔、広場の向こうにいかにもプラハらしい聖母教会の塔屋。


いやぁ、さすがにプラハ。この豪華な広場の光景は。

しかし、カレル橋にしても市庁舎前広場にしても夜しかやって来ないなぁ。

それにしてもこの聖母教会の塔のユニークさは。

後ろの方はヤン・スフらしい。
スフは異端とされ、火あぶりに処されたのだ。

広場の奥は何とか宮殿。
観光もさることながら、本日はスーパーで食料を仕入れウチで食べることにしているのだ。

しばらく、町の食料品店を探す。

それにしても聖母教会の塔の独特の造形は。

プラハにさりげなく置かれている不思議な彫像。顔がない。
あ、ヨメのカオも消えかかって。

少々、夜の旧市街をさまよったが、地下鉄駅構内の大手スーパーを見つけ食品購入。
[Albert 食料 czk 240.1 ← ¥1115]


昨夜も行ったバゲットリー・ブルーバールに寄りトイレ・コーヒー休憩。
[BagettrieBourbard czk 65 ← ¥302]

再びカレル橋を渡り、ウチの豪華アパートメントに帰着。

せっかくの台所でスーパー食料の調理。

居間のテーブルにセッティング。

今夜の夕食はこんなもんで。
明日の宿を検索。
何だか80m2以下の部屋など見向きもしない雰囲気に(^^;
結局、少し下町の100m2超が予算内であったので予約。

なんだか、ヘンな浴槽で入浴。
ちなみに廊下の突き当りにはシャワー室もあるのだが。

一人一部屋で、という案もあったのだがやはり主寝室で共就寝。

up:2019/10/25(金)0:14 vp:2019/12/24(火)22:44
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