かもしか荘(2) 吉野

 月ヶ瀬 [奈良]


'07 10月6日(土)
また3連休。
ヨメと荷物を荷台に積んで本日も出かけるのである。
10月6日午前11時。

前回から進化したタンデム装備↓
あの・・クッションが多少グレードアップ(^^;

国道25号旧道で天理東IC付近より福住。
のどかな風景の中にパッセンジャーが茅葺屋根を見つけ、停車命令が出、接近探索。
近寄るとなんとお寺。
蓮台山西念寺来迎院。
珍しい茅葺屋根の本堂を持つお寺である。

針からの国道369号に合流し、快適に柳生まで走行。
途中山並み茶の中に明るいログハウスがある。
なかなか楽しそうなレストラン・カフェの様相。
以前から気になっていたが、一人ではカフェに立ち寄る気にはならず
敬遠していた場所だった。

ウチの目ざとい奥様が見逃すハズはない。
いつものように通り過ぎようとすると、後部座席から「ストップ!」命令。
「ハーブクラブ」
レストランカフェ・ベーカリー・スポーツ用品店等が入っていてなかなかのにぎわいである。

レストランで昼食にありつけると思ったが、ウチのヨメはベーカリーでライ麦パン一個を買い、
これを昼食とする旨を宣言。

柳生交差点から県道4号線(月ヶ瀬街道)に右折、快走を続ける。
休日でバイクライダーも多く、タンデムもちらほら。

景勝地月ヶ瀬着。
ここかしこで記念撮影ポイントを試す。
月ヶ瀬川の眺めは4号線の対岸の道路からの方にいいスポットが散見。
ライダーはあまりよそ見もできないが、景観ウォッチ中のパッセンジャーの
「ここ、ストップ!」との停車命令でユーターンして見つけたスポットがこれ↓
月ヶ瀬川の蛇行が去年行ったノルウェーのリーセフィヨルドを思いださせる。
で、関係ないけどこの際その写真も大公開!

2006.7撮影
どうでしょうか?似てるような?
まあ、スケールは違うけど、コストパーフォーマンスからいえば月ヶ瀬の楽勝(^^)

関係ないついでに、そのフィヨルドの手前にはプレーケストーレンという
絶壁に突き出したテラスがあり、壮絶な眺めになっている。
絶壁に立っているのは恐れを知らぬウチのヨメである。

適当な土手を下り、潅木の間に陣取って遅い昼食。
月ヶ瀬川にはちょっとヘンなパラソル船が浮いていた。
買ったパン、持参のバナナ、ポットのコーヒー。

月ヶ瀬から京都府南山城村経由の県道82号線をたどる。
交通量はごく少ないが、かなり窮屈なコーナーの連続である。
名張川・月ヶ瀬湖を見下ろす渓谷道路だが、路傍に木々が生茂り、
見晴らしがほとんど利かない。

時おりパッセンジャーが木々の合間から月ヶ瀬湖の眺望を得、「ふにゃ!」
と感嘆の声をあげる。
つられてちらりと目をやる。
とたんにカーブを曲がり損ね、かなりセンターラインをオーバーしてしまう。
「これ!」と声、ヘルメット後頭部への一撃。

やがて月ヶ瀬湖にかかる橋に到達。
水面に反射する光がさざなみを浮きだたせ、山と水の構図が目にまぶしい。

木津川に出、R163を笠置大橋まで走行。
川原のキャンプ場で休憩しようと思ったが入場料一人300円とあり、即座に残念、
入り口にある児童公園でトイレ休憩。

比較的新しいが扉のない非常に開放的なトイレである。
こういうのを撮影する心理がわからんわい!

同一撮影者による参考画像(2004.2@Mt.Cook.NZ)

笠置町から県道184号をたどり、再びR369に合流、針インターで再休憩後、
とっぷり暮れた山道を帰宅する。
出発する昼間の暑さにタカをくくってしまったが、夜に入った山道の寒さは
意外に厳しい。
パッセンジャーは雨もふっていないのに途中で持参の雨具を着込む。

夜の防寒対策が必要な季節になってきた。
ダイソーで買った100円の手袋もそろそろ革グローブに替えなきゃなぁ。
  


origin: [タンデムで月ヶ瀬] 2007/10/9(火) 午後 0:13
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