葛城山麓公園・竹内街道 たかすみ温泉・あきののゆ

 鳥見山公園・やはた温泉 [奈良]


'08 6月16日(月)
先週、天理・桜井の境の笠山荒神付近を周っていて携帯電話を落としてしまった。
しかし、あわてず騒がず近くのショップでSIMカードを再発行してもらい、予備の電話を復旧、 大した実害は無かった。
それにしてもよく落とす(^^;

雨もあがったようなので、朝ちょっと携帯電話を探しに笠山付近に行ってみる。
あ、あった!と思って、急ブレーキでバックしたら、道端に捨てられていたタバコの空箱だった。

時速50キロくらいで走行中のバイクから、携帯電話サイズの物体を視認するのは やっぱり無理ですねぇ。
第一普通に流れている国道で、道路の端だけを見ながら走行するのもできませんねぇ。

笠山荒神付近を2、3周し、きっぱり携帯探索は地元有志の善意にお任せすることとし、 他に遊びに行こ!と計画を即座に修正したのであった。

笠山から長谷寺に降りると私の愛好するのどかな個人サーキット県道38号があるが、 あてもなく側方の山の林道をたどることにする。
快晴だが、山中の風は冷たい。
上着を着込む。

この辺は古来から開けてる土地で、どんな山中にも集落があり生活道路が縦横に連なっている のである。
そして人気も無い林の中に思いもかけず神社があったりする。

しかし、いささか単調な山中のアップダウンにいい加減あきてきた。
地図で確認すると近くに鳥見山自然公園というのがあるようだ。

鳥見山という地名にはなんだか古い由緒がある(らしき)記憶があるが、そんなことを いちいち学習・確認していては奈良県のこの辺ではちっとも前に進めないのである。

山腹のこじんまりとした公園で、展望台と神社の池がある。

池のハスとカメとアヤメ。
平日のお昼前で、殆ど誰もいず、なんとのどかな。
鳥見山自然公園展望台よりのながめ。
これは奈良県大宇陀・菟田野あたり。
ながめていると、自然に次の目的地はアソコと決まってしまう。
で、菟田野のコンビニでパンとおにぎりを調達し、県道31号沿いの「蛍の里公園」で 昼食。
もちろん、真昼間に蛍の気配はなく、食後そそくさと退散し先に道をたどる。

本当はかぎりなく林道臭い県道251で国道166に出たかったのだが、分岐点に 工事中で6月20日まで終日普通箇所ありということだった。
ではいつもの県道28号で国道166に。

途中「たかすみ温泉」があり、急に日帰り温泉に行くということに計画を即修正。
まだ日が高いのでこの「たかすみ温泉」ではなく、もっと秘境くさい「やはた温泉」 に行くとこにする。
この2箇所は東吉野村営の日帰り温泉施設だ。


国道166を横切り、林道風県道221をたどる。
上空を伐採木材を運搬するヘリが飛んでいく。
この辺はゆたかな森林地帯ですね。
高見川には川鵜よけのカラスのカカシが川の上につるされてる。
人気のない山中ではちょっとぎょっとするながめだった。

コレも古い由来がある(らしい)丹生川上神社のカドを曲がり、行き止まり県道の220号を遡上。

やはた温泉到着。
入浴料500エン也。
川原に張り出したガラス張りの浴室で男湯は岩風呂、女湯は桧風呂(らしい)。
湯質はかぎりなく温泉くさくなく、無色透明無臭。
ホンとに温泉なん?(^^)

一風呂あびて、川向こうの「ふるさと村」を見学に行く。
一目みて分る小学校の廃校の利用施設である。
木造2階建ての古い校舎。
どこかで見た光景ですね。
 

ややっ、二宮金次郎像まであるではないか! さすがに大阪下町の私の母校にはコレはなかった。
帰路は大きく吉野川に沿い五條市まで行き国道24号(京名和道)で帰る作戦にした。

どうも奈良県を東西に横断する道路は少なく、国道169号(部分的に370号)は かなりの幹線・産業道路になり、信号も多く面白くない。
かといって対岸のバイパス県道39号は家並みを縫う一車線生活道路で通行に不便である。
「路」ではなく普通の「道」というイメージ。

しかしこの「道」、下市を過ぎ国道から大きく逸れはじめた途端に2車線になり、急に 立派な「道路」らしくなるのがいかにも極端でおかしかった。

県道39沿いの吉野川川原。

五條市からは、最近開発した金剛・葛城山麓まわりルートで橿原市に戻り、イオンモール「アルル」 で無料のコーヒー(仔細不明)をたっぷり3杯流し込んで帰宅。

久しぶりにとうとう朝から日没までバイクに乗ってしまった。
家を出るときは「ちょっと携帯電話を探しに行く」だけのつもりだったのに。

origin: [鳥見山公園とやはた温泉] 2008/6/17(火) 午後 1:49
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