屏風岩公苑 林道水台線

 宇陀本郷池 [奈良]


'12 7月28日(土)
7月28日(土)
家に居ても暑い。外で食べよう。
 
いつものクセで大和川土手道を走りだしてしまった。
平地の熱気は川の眺めでも和らがない。
名阪道路で一気に山に駆け上るべきだった。
 
宇陀に入ったが、この暑さ。 「うだアニマルパーク」の芝生でもないだろう。
少し山側の見知らぬ里道をたどってみる。
山里の集落。
木立に囲まれた高台から、周囲の山並みが一望できる。
 
見晴らしのいい場所には豊かそうな農家の邸宅。
 
ここで昼食に、との案もあったが、やはりあまり人家に近すぎる。
 
でも探せば、まだまだ新しい昼食スポットを発見できる感触はあった。
 

宮奥ダムから明日香に抜ける予定だったが、「あきののゆ」から一本山側の道に入ってみる。

思い出した。本郷池があった。
少し荒れているが、静かなたたずまいである。
強い真夏の陽射しに対抗して緑がくっきりと水面に映えている。
この暑さで人影は全く無い。
池に張り出している浮き御堂の様子を偵察すると、案外風がないこともない。
 
では、ここで (^^/
 
・・・あ、水、持ってくるの忘れたぁ!
 
私は山へ芝刈に、ヨメは川に洗濯に。
 
でもないが、私がバーナーの準備をしている間、ヨメは対岸の「椿寿荘」まで水もらいにいく。
名だたる観光地でもないのに、れっきとした温泉宿泊施設らしい。
どういう方がどういう目的で宿泊されるのか良くわからん。
しかし、この池の整備は多分ソコのお仕事なんでしょう。
 
おじさんが出てきて、バケツをたたくと斜面のヤギ小屋からヤギ2頭が食事にやってくる。
その前列には池からカルガモ親子がたらたら一列縦隊になって上がってくる。
それでは我々もラーメン昼食と致しましょう。
 
湖面に張り出した展望アズマ屋は調度いい日陰で、風も通り虫もやってこない。
 
やはり昼食スポット、探せばいくらでも出てくるもんだね。
 
昼食後、例によって少し居眠っていると、次第に屋根の影が小さくなって来ていた。
 
じりじりと直射日光勢力圏面積が拡大し、なんと私の脱ぎ捨てたクツが黒こげになりかけているではないか!
 
 
←あられもなく大マタ開けて居眠っているヨメ。
 
この池にある適当な侘び方の気配は、ヨメと新婚旅行のつもりで行ったフインランド北方の湖を思い出させる。
最近のヨメの侘び方を見ると、若いときのお姿を即回帰させ、何とか記憶の中で帳消しにしようとする自助努力装置が反射的に起動してくるようだ。
 
参考写真:モザイクなし!→
ハーメンリンナ(フインランド)にて
 
 
 
ま、いいか。
 
で、夕方前に本郷池を退散し、宮奥ダムから10度は気温が低い大峠トンネルを越え、多武峰を駆け上がり、明日香に降りる。
 
先月発見した不通通行止めの県道15号内の休憩スポットを確認に行く。
 
しかし、何と言うことか通行止めは解除され、見事に復旧されていたのだった。
前回はこのまま廃道になるものと決めてかかっていたのだが、お見それいたしました。
 
車の来ない2輪(マウンテンバイク)天国だったのだが、ちょっとした失楽園(ミルトン)である。
 
だが、水流は冷たく、おみあしをお浸しになっているヨメは気持ちよさそう。
 
通行止めが解除された県道15号吉野方面入り口。
 
はい、残念でした。
昔は良かったのにね。
 
 


origin: [宇陀市本郷池の野外ラーメン (2台)] 2012/8/3(金) 午後 2:56
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