針テラス 桃尾の滝

 奥香肌峡・Hスメール [三重]


'14 7月12日(土)
7月12(土) 薄曇り
 
今回も大型免許取得後のヨメの800cc赤バイク訓練。
といっても現在のHemiq家には250豆号と800赤号しかない*1) ので、お互いに時々搭乗バイクを交換し県外ツーリング予定。
 
*1) 他に 400黒号もあるが、車検切れでガレージの物置になっている。
 
一人がずっと250豆に乗りづめだととても県外ツーリングは無理だが、適宜交換搭乗すれば遠くまで行っても大丈夫だろう。 
あ、カメラ忘れた!
故、今回はI-phoneカメラによる画像のみ。
光学42倍の代わりにソフト的に無理に引き延ばした画像なので粗くなり申し訳ない。
 
← R368大宇陀を疾走する赤ヨメ。↓
 
追い越し際で、小癪にも手を振るという離れ業に及ぶヨメ。そこまでやってない?
 
ヘルメットはおなじみのパンダ柄OGKではなく、私常用のサンバイザー付SHOEI。
パンダヘルメットにサンバイザーを取り付けようとしたらネジがバカになって破損してしまった。
私はガレージに放置してある古いヘルメットを着用。
 
黒スクリーンのサンバイザーは非常に便利で、今回はヨメの顔にわざわざモザイク細工を施す必要もなさそう(^^;
 
←高見峠三重県側のループ道横駐車場にて。
 
本日の高見峠を通過するのは殆どがバイク組。
白・ピンクのバイクに同色のライダージャケットの女性ライダーが我々を追い越していき、後からモノクロの男性ライダーが付いていく。
 
あざやかなカラーのトータルコーディネーションで颯爽と通過していく。
二人してみとれていると、向こうのループに差し掛かったとき、上からボケーとまだ見送っている我々に向かって疾走するバイクから顔を上げ、手を振ってくれた。
 
あざやかなり!
あのカラーコーディネーションと走行技術に対抗するには、ヨメとしては座布団付きの豆バイクにパンダヘルメットでないと到底太刀打ちできないだろう。
 
高見峠からR166を逸れ、栃谷集落を回って奥香肌峡の裏側への道をたどる。
 
もう昼食にはかなり遅いので、とりあえず道端の木材集積用空地に停車。
以前一度ここで昼食にしたのだが、本日は直射日光を避け、下の川原に降りて昼食スポットを設定。
 
例によって、バゲットに朝食の残り野菜、生ハム、チーズを詰めてサンドイッチにして食す。
 
バゲットは最近ではイオンモール出店のCANTEVOLEのものを主として使用。
合唱団の練習日の帰りにイオンに行くと半額
になっている。
半額菓子パンを買う長蛇の列があるのだが、大丈夫、バゲットは列が解消してからでも残ってます。
半額パンを買う方は殆ど甘柔らかい菓子パン系のフアンでバゲットを買うものはいない。
ここでバゲット2本を買って冷凍しておくと、私の数日分の昼食になってくれるのだ。ジャムを付けるとおやつにぴったり。ピーナツバターで夜食とか。
 
ただし、トースターで焼いた直後はパリパリだが、さすがに数時間後のパン皮は固く、しがまないと食いちぎれない。
このしがんで食いちぎるのも気分というものである。
装備簡略化の為、今回も標準装備のキャンピングチエアを省略。
 
食事した後は30分くらいはじとーっとしていたいのだが。
やはり、シートだけでは足場の悪い川原で居ねむるのは無理。
 
←ご近所にいたカニやアリさん達と遊ぶヨメ。
遊ばれる方は災難である。
 
この岩の下。
ちょっと持ち上げるからね。
 
私は見たくない。
 
うわぁ!
 
写真とった?
永い平和を謳歌していたアリ共和国を未曾有の国難が襲うの図。
 
白いのはメクラオオアリマキ(仮称)のサナギ。
アリはこのサナギの体からでる体液をなめるため、放牧しているのだ。
無数のアリが牧羊を安全な場所に退避させるため懸命に体より大きなサナギを加えて地下に運び入れている。
この白っぽいのが一分もかからずすべて消え失せる。
歴史を書き換えるのは一瞬で足りる。
 
キモチ悪いのか爽快なのか、よーわからん世界。
ただそのようなものとして世界は現象している。
 
蓮(はちす)ダムの方に下るのだが、その前にちょっと見てくる、と豆バイクで偵察に行くヨメ。
 
禁断の不通林道の奥深く、水量の豊かな絶好の川原がある。
実を言うとこれは私が最初に開発した人跡未踏の渓谷だが、通ずる林道が長年放置され常に危険な状態になっている。
人は生命の危険を犯さなければ決して日常性からは逃れることはできない。
相変わらず禁断の川原は豊かな水をたたえて手つかずのまま残っていた。
 
ここで昼食にした方が良かった!
 
ま、しかし新しいスポットを絶えず開発しておかないと、どんなに新鮮な人生でもいつか飽き飽きとした日常に成り果てるだろう。
 
ゆく川の流れは絶えずして・・とかやっている私。
人跡未踏自己責任で幽界に一直線の禁断の不通林道から豆バイクで生還するヨメ。 
 
ここから蓮ダムまでは道がいいので搭乗バイク交換。
 
赤号でどうぞ。
 
サドルが高いけど、果たしてさっと乗れますかね?
 
ここから蓮ダムまでの道は快適そのもの。
山と川に囲まれ、景観が刻々変化する道路を走る車は殆どない。
 
路面はよく整備され車線はないがそんなに狭隘な山岳道路でもない。
 
地元の方専用風で実に贅沢な道路。
 
蓮ダムに近づくに連れ、川筋にアーチ橋が架ってくる。
 
橋の上も通行する車は皆無に近く、橋上でいくら遊んでいても叱られません。
ダム湖にはしかしことのほか水が少なく、水上に土手土が露出し少々痛々しい所もある。
 
赤吊り橋の上にヨメが居るのが分かるだろうか?↓
 
i-phone のカメラではいくら引き延ばしてもこんなもんだ。→
 
U-tube動画では? ↓
 
か弱く微細な人間という存在。
先程思い知らされた強烈なアリの生命力に比す術もない。
 
すこし蓮ダム湖の対岸のガレ道を走ってみるが、景観は別に開けるわけではないのでわざわざ対岸を走る必要はなかった。 
 
赤号で小回り橋上でのUターンもクリアして、「もう楽勝!」と豪語するヨメ。
しかし、日本仕様ローダウンの赤号のシートは固く、座布団装備の豆号からするとお尻が痛いという。
私も座布団号と適宜乗り換えてみるとシートの固さを実感する。
 
 
漣ダムを過ぎ、麓のホテル・スメールでトイレ休憩。
玄関に「本日は点検の為、露天風呂に入浴出来ません」との掲示。
どのみち入浴するつもりは無かったのでおなじことだが。
以前は温泉棟にあった野菜直売所がロビーに移っていて、太りズッキーニ3つで100円等購入。
ヨメがフロントでの入浴客との会話を盗聴。
「露天風呂使えないので、本日は入浴は半額だって。 どうする?」
 
あのねえ! いやしくも半額人生をブログの看板に上げている私だぜ。
 
入浴即決。
しかも私ならシニア料金の半額でいいのだ。
 
二人で600円也を支払っていると、「今度、露天風呂開いている時にも来てください」とかで、入浴割引券をいただいた。
「割引券2枚もらった!」と報告し、よく見ると割引券ではなく「入浴券」だった。
「わ!入浴券だ。次はタダで入れるゥ!」と一人興奮していると、流石にヨメに「静かに!」と叱られた。
 
「香肌の湯」は昔一度入浴したことがあるがあまり広くはなく、本日は露天もないのでゆっくりできる程でもない。
 
ただ休憩所は広く、昼食後に休憩できなかったので、クーラーの効いた畳敷きの上でマッサージ椅子に100円とられたりして私はたっぷり休憩できた。
いつもながら、ヨメは一体一時間も湯の中で何をしているのだろうか?
 
温泉としては珍しい茶色に濁った湯で、入浴後のすべすべ感がいつまでも持続する。
私は気が付くと、先週からまた痛めていた膝(変形性膝関節炎)の痛みが消えていた。
温泉療法、これはちょっといいかも。
 
さて、もう夕方5時、少々急がねば。
と、ホテルの駐車場を出たところで、前回ここで赤バイクで立ちゴケしたことを思い出した。
私もその時は800cc赤の初心者で、ヨメは荷台に乗っていたのだった。
それが今では・・・
 
帰路、赤号で大きく差をつけヨメを引き離し、高見峠の展望駐車場から追いかけてくるループの下のヨメを上から撮影してやろうと思ったら、ヨメもさすが豆号の限界を超えてぶっ飛ばし直ぐ後を追って来ていた。
宇陀アニマルパークあたりで、またバイク交換ではなく、座布団交換。
膝は良くなったが、すこし尻が痛い。
 
昔は赤号にも座布団を敷いていたこともある。
ある時「バイクはいいのに、コレは何?」と師匠筋に言われ、頭を掻いて座布団撤収を決定したのだった。
 
今度は座布団なしとなった豆号のシートはやはり固く、わずか5センチとはいえ視線も下がってしまう。
もう一つ座布団買うか、とやむなく合意に至る。

市街地に帰れば午後7時。

京奈和道に向かう途中後続のヨメが警笛で停車要請。
「まほろば市場」に寄ってからと。 
 
行ってもいいけど、多分もう閉まってると思うよ。
 
ほらね。→
 
まほろば市場は七時閉店と言っただろ。
origin: [奥香肌峡(三重県) (赤/豆)] 2014/7/15(火) 午後 5:58
針テラス 桃尾の滝