上津ダム 佐保川・大和川

 奈良公園 [奈良]


'14 7月27日(日)
7月27日(日)
というわけでこの週末は自宅待機モード。
土曜は近所のアピタ、イオンモールで避暑。
すっきりと優しく老けられるアンチエイジング化粧品を試し、カナダ旅行のパンフレットもらう。
 
日曜午後、ゼビオで新作テントを見せてもらってから図書館(奈良県図書情報館)に旅行資料閲覧に行く。
 
幼稚園ではなく、図書館なんですが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみに、夏休みに入った図書館の成人閲覧席は学生自習者で満席。
そんな「自習禁止」の張り紙しただけじゃ、大志を抱く若者の溢れる向学心を収めることなんてできませんぜ。
 
しかたなく自己申告制のボックス席に分かれて陣取り、「地球の歩き方」等閲覧するが、受験生の熱気で館内はちっとも涼しくない。
 
おまけにボックス席は眠たいので早々に退散。
 
意外や、七月最終日曜日の夕刻はからりと爽やか、少しも暑くない。
 
「これからどっか行く?」
「奈良公園かな。」
ヨメは不満そうだが、腰痛老人が運転する250豆に二人乗りだ。
今から遠くに行けるわけないだろう。
 
普段なら奈良銀座の東向商店街をバイクで爆走し猿沢池に直通するのだが、日曜日はどうやら進入禁止らしい。
県庁前から東大寺参道交差点をそのまま直進、何故か新公会堂前に鹿が100頭ばかり何かの集会をやっているのを横目に一気に春日大社駐車場横橋まで登る。
ここから奥の春日奥山口への道には「進入禁止」の立札があり、先客の親子タンデムバイクが行ってもいいものかどうか人生の岐路で立ち往生している様相。
 
もちろん我々はすいすい進入し、地元ライダーとして模範を示すわけだ。
 
春日奥山林道入り口で少し停車していると、親子はおずおずと進入し、左手の若草山裾に折れていったと思ったら、すぐひき返して来る。
あまりに風致地区公園風、土産物旅館街参道風に道が展開しているので恐れをなしたのか?
思わず手を挙げて合図してしまった。ごくろうさん!
ここまで進入したら若草山裾を横断し、下の道路との合流点まで行かないと意味ないのに。
 
大丈夫、ここは道交法で規定する道路ではなく、公園内の道。
お巡りさんはいませんよ。
通行禁止はいわばマナー、要するに迷惑にならないように通行しろ、ってことだ。
私はいつもエンジンを切り、ニュートラルにして静かに下まで滑降通過させていただいてマス。はい。
 
若草山裾にバイクを停めて、しばらく散策。
 
すでに閉山時間が過ぎ、ゲートは閉まり参道商店もすべて営業終了でいたって静か。
 
いままで山腹で勤務していた鹿たちも終業点呼を終えタイムカードを押した途端、集団で出口ゲートに殺到してくる。
 
しかし、ゲート前でハタっと立ち止まり困惑の体。
 
実は横で不気味に待ち構えているヨメが怖く、誰も最初にゲートを突破する覇気がないのだ。
 
そのうち勇を鼓して一頭が通過すれば、それに追従する個体数個。
 
しかし私のようにヨメには勝てず、すごすごと引き返してしまう数匹の集団もある。
 
若草山は入山有料で、勝手に入れないように金網で山裾の三方を囲ってある。
奈良公園勤務の鹿といえども入山ゲートを通らねば帰宅できないのだ。
 
私に尋ねてくれればゲート以外で、タダで出入りできる道を教えてあげたのに。
 
春日奥山林道を少し入り、左手の斜面を少し登ると、金網のない鹿も知らない秘密の抜け道が(^^;
ま、しかし良い子なら堂々と表から150円出して入山してくださいね。
奈良市中心街のすぐ裏手とは思えぬ奈良公園高畑地区(東大寺とは逆方向)の広大な草原。中央にヨメ、遠くに一頭の鹿。しかし地面をみると常に無数の蟻。
この広場だけで、確実に全人類の人口をはるかに上回る個体が棲息しているのだ。
私はいつも蟻が進化のチャンピオンだと思っている。
 
春日青垣山麓の道路伝いに帰路。
道路を外れ、少し山側に入り込むと全くの山村風な光景がどこにでも展開している。
中に「売地」の標示がある一区画があり、ヨメは躊躇せずサイフを取り出そうとする。あわてて阻止。
え?テント買って、バイク買って、カナダ旅行に行って、家建てて?
 
注)先ほど今年はカナダと家は止めてテントにする、との本人から連絡あり。
  ホッ、やれやれ(^^)

origin: [夕刻の奈良公園 (豆タンデム)] 2014/7/29(火) 午後 2:43
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