吉野名水館 | さくら荘 |
美杉リゾート [三重] |
'16 8月6日(土)
不穏な危機感もノドもと過ぎればふやけた日常に。このふやけて間延びし切った人生も時には救いになることもある。 確かにあんなにイヤだった会社に出勤し、そのばかばかしいまでの日常性に救われた日もあった。 しかし、どうなってるんだ、崩壊しつつある我々の世界とふやけた日常との何の脈絡もない相関は? 不穏な片頭痛は別に脳内の異常ではないようだ。 FXドル円は何とか102円台で収まっている。 白バイクはチャージ完、前タイヤ交換、オイル・フィルター交換16000円也で元の日常へ復活。 白バイクをレッドバロンにヨメと回収に行き、その足で御杖村に行く。 御杖村に行くには? 良く考えなければ道を思い出せない。 確かに現実世界はかなり希薄になって来てはいるのだが。 京奈和道・桜井バイパス・朝倉から宇陀だったか。 いつもの菟田野農道の放棄されたコミュニティ会館横で休憩。 異様に暑い日なので自動販売機の冷水を購入補給。 サギの舞い遊ぶのどかな田園風景とはウラハラに、この何とか会館には「市長の独断か!」とばかりのローカルな政争の旗印が。 こんな穏やかで静かな農村でも裏では憎悪と物欲と権勢が吹き荒れているのか。 ところで御杖村? ヨメがネット情報で無料の露天温泉発見、御杖村にあるとかなんとかなので。 この後、農道伝いにR369に抜け暑いのは暑いが、それ相応にまたバイク2台での走行が楽しめた。 R369沿いの御杖村の適当な村落に右折し、付近の看板やバス停の表示等を確認するが、ヨメのいう「奥香落渓温泉さくらの湯」の手がかりはない。 さっそく開いていた商店にヨメは入っていくが、もらってきた情報は道の駅御杖の「姫石の湯」のもの。 どのみち「この辺に温泉知りませんか?」とかいう自己本位ユニラテラルな情報収集しかできない人である。 私がもう少しローカルフレンドリで地政学的に計算された精密な情報探索術を駆使、字「小屋」地区の赤目グリーンビレッジさんの事務所で聞くという具体的成果を得る。 適当に迷い、一時はバイクではかなりあやうい傾斜を伝ってキャンプ場「スカイランドおおほら」の事務所まで行ってしまう。 もう一度タブレットのグーグル地図と個人ブログ情報を確認、やっと道端の消えかけた「民宿ほらのもり」への案内看板を見つける。 大洞山麓の分譲地の中にある業者施設。 案内では八月は土曜日のみ開設とあったのでやってきたのだが。 ヨメが民宿の主にたずねてくると、お盆の二日だけの開設だとか。 民宿の反対側の斜面に温泉施設。 左男湯、右女湯。湯が張られていない状態。 双方の浴場は簡単に木工扉で仕切ってあるだけで見ようと思えばチラ覗きおおいに可。 台湾でローカルな温泉を専門に研究してきたヨメにも初めての鄙びた施設。 「是非お盆に来ようね!」 「・・・はい・はい;;」 でも、今日はこれから近くの美杉リゾートに行こうね。 とりあえず、温泉横の道端をお借りして昼食にする。 この辺りは流石に手慣れたもの。 美杉町のメインルート県道15号を走るヨメ。 昨年後半よりバイクよりも海外に比重がかかり、バイクのメンテナンスもかなりお座なり・いやなおざりになっていたようだ。 今回久しぶりに(^^;白バイクのオイルを交換、と、エンジンの調子がすこぶる良好とヨメ。 身体も動産も不動産も人間関係もメンテナンスの方が大事なのだ。 放置しておけばエントロピーだけが増大し、ただ崩壊していくのみ。 久しぶりに美杉リゾートホテルANNEXの日帰り温泉に。 昨年春の中伊勢温泉手形を最初に購入したのがこの施設でだった。 それ以来。 いつ来てもあまり入浴客が居ず、かなり優雅に過ごせたのだが、今回はハイシーズンの所為か、それとも若い従業員の企画が功を奏しつつあるのか家族連れで満員、というような賑わい。 以前、私が発見した時には穴場的雰囲気で、このままの静けさでいて欲しいが、客が居なくて潰れてくれても困るし・・なんて思ってたが、どうやら杞憂だったようだ(^^; しかし、私としては静かな昔の方が良かった(^^; 私がロビーで缶ビールを飲んでいる間ヨメは昨年より新設したらしい寝湯で眠っていたらしい。 「気持ち良かったぁ」そうです。 とっぷり暮れて帰還。 夏の夜は涼しく走行できるのでゆっくりできるのだ。 もっとも昼間に休憩した菟田野で再休憩した時点では「寒い」くらい。 で、今回は前回の柏木町シリーズの向こうを張り、夜はイオンモール橿原シリーズ。 橿原までR165で南下したが、やはり夜でもこの道路は混み信号も多いので不可。 明日香に抜けて橿原神宮から高架バイパスが良かろう。 いつの間にか「橿原アルル」がイオンモール橿原になっていた。 3階のレストラン街がリニューアルされ、ちょいと落ち着きのあるフードコートに改装済。 迷った末「えびのや」の天ぷら定食で。 注文する目の前での揚げたてはからりとして美味。 こいつはいけるぜ(^^)v 二階の旧フードコートは三階のあおりを喰って閑散、寒々と。 しかし、コストパーフォーマンスはやはり旧が上。 クレープを半額以下で食し、そば処吉野家の麦とろ牛皿で〆る。 やはりイオン大和郡山より橿原の方が楽しいな(^^)v 夏の夜中に京奈和道を突っ走って帰るのも涼しくっていい(^^)/ origin: [美杉リゾートとイオンモール橿原シリーズ] 2016/8/11(木)12:44
|
吉野名水館 | さくら荘 |