ココパリゾート泊 (2) 山中温泉みずほリゾート加賀山中泊 (2)

 山中温泉みずほリゾート加賀山中泊 (1) [石川]


'17 10月8日(日)
ヨメの夏休みは終了したが、オマケというような具合で3連休の後半、加賀の山中温泉へ。
ヨメの友人が休日ドライブにヨメを誘い、ウチの89歳のハハオヤとついでに私も一緒にどうぞ、とかいう話。
週末温泉泊が続いていたので私はどうでもいいのだが、ハハオヤのメンテナンスがメインなのでヨメとハハオヤの保護観察義務が生じ、つきあうことになった。

日曜朝、大阪出発。
第二京阪・京滋バイパス・名神を乗り継ぎ加賀市を目指す。
晴れた連休中日の高速は朝から渋滞で先が思いやられる。
しかしバイクで渋滞に巻き込まれるよりは車内で喋っていればいい車は格段にラク。
・・とは同乗者のいうことで、運転者のストレスは別か。

名神に入り最初の草津SAで少し休憩、北陸自動車道を目指す。

名神下りが何故か渋滞中だったが、上り米原行きはそれほどでもなく、快適なドライブ日和に。
ハハオヤの出身地糊東地方やヨメとキャンプに行った木の本余呉を通過、このまま一気に加賀までという勢い。
しかし連続運転2時間はちとしんどい、というので北陸自動車道で福井に入った最初のSAで昼食休憩にする。

フードコート・レストランもあるが、売店で適当に寿司・惣菜・羽二重デニッシュ等をてんでに購入、パーキング裏の東屋で食す。

ここは南条下りSAというんだよ。 →ヨメ(^^;

ドライブ再開。
福井北ICで降り、下道をナビに従って山中温泉へ。
ナビは車載のものが加賀ICからの道を示していたが、助手席の私のタブレットのグーグル地図によれば福井北ICからの方がロスが少ないようだ。

下道30分、福井から石川県加賀市への山道にとりかかると山中温泉。
先ずは道すがらにある予約したホテルによるが、チェックインには間があるので山中温泉本町へ。

三連休中日の有名温泉地というワリにはそんなに客はいない。
地元の子供和太鼓楽隊の休日イベントもやってたが、盛り上がるというほどでは(^^;

本町中心広場にある山中座複合観光施設。

売店・観光案内所・トイレ・その他。 これ↑は山中塗りの木工クラシックオルガン。

観光案内書で買ったスィーツクーポンに従って、使用できる店をひと廻りする。
最初は広場近くの洋菓子喫茶高之倉の番傘饅頭。
これは普通の饅頭よりは多少風味が違い、まずまずの味。
お土産はこれにと上の約2名は決意した模様。

芭蕉庵入場料200円だが表から生垣越しにタダで中庭を撮影(^^;

近くの芭蕉喫茶に珈琲アイスを食しに。

レトロな感じを出しているのか、それとも自然崩壊に任しているのかどちらともつかぬ昔風の喫茶店。
クーポンで2個珈琲喫茶アイスを。
私はホットコーヒーがいい。
ヨメはアイスのクーポンをホットコーヒーに使えないのか交渉。
もちろんそんなことはできないのだが、一応は確認・交渉するのが大阪のおばはん流。

この方は年齢を聞かれると「来年、90」と誇らしげに言う。
そうか、89という数字は非常に存在感が薄く、単なる90への繋ぎでしかないようだ。
「90」はそれほどインパクトがある。 いや、とても90には(^^;

押し車があれば自力歩行ができる。
まあ90は軽く超えてしまうだろう。
身体的にはそれなりの老化はあるが、精神的にはまったく加齢の気配はない。

これもう一つのクーポン饅頭「にゃんにゃん饅頭」。
とか遊んでいるウチに午後三時になりホテルに帰ってチェックイン。

「みずほリゾート加賀山中」 山中温泉町の外れに先月オープン。
まだ開業試行状態で、従業員の応対もどこかたどたどしくも初々しい。
ウェルカムドリンクの注文を聞いても、結局一人分はすでに忘れられたりとか。

施設や部屋自体はさすがに新しく立派で不足はない。
広いツインは今まで宿泊した中では最広か?
しかし和様折衷のフローリングがただ広いだけで、テーブルは貧弱。
なにか中途半端だな。
ヨメは主に隣の女性二名の部屋に居住し、常には私一人がこのツインルームを占領するのでだだ無意味に広い。

夕食まで山中温泉本町近くの「あやとり橋」から渓谷沿いを散歩。

山中温泉はこの渓谷に沿ってできた温泉町のようだ。
秋になれば紅葉が見事風の緑が深い渓流に赤い円曲したあやとり橋。

渓谷沿いの遊歩道は押し車では無理なのでハハオヤはここで放し飼いに。

河原の少し大き目の淀・渕・堰・壺のようなところ。

まずまずの構図だが、まあ月並み。

月並みの観光地で月並みの風景に月並み写真を撮影する月並みの行楽で月並みに満足。



渓谷上方に廃屋になった旅館跡が。
つたが絡まり、横の安っぽいモダーンな旅館建物よりはよほど風情がある。

山中温泉の温泉街と横の渓谷遊歩道、なんとなく制覇。
ではホテルに帰り、温泉入浴し、夕食に。

エレベーターからは川沿いに独立した露天風呂施設も見え、期待したのだが、これは貸し切り露天風呂で、別料金。
館内には意外と若いカップルも多く、多分そういう面々がこの中で懸命にキバってらっしゃるのではないのかな?と
↑ワザとばかばかしい最近の流行を取り入れてみた(^^;

若いカップルの他、若い女性グループも多少見かける。
大浴場・露天風呂はまずは標準的な仕様。
湯質にそんなに特徴はなく、先週入った榊原温泉に比べるすべもない。
館内地図を見ると男湯より女湯の方が広く設備も充実。
翌朝には入れ替え、と思っていたらそれもない。
どうやらこのホテルは女性客が目当ての集客に特化しているようだ。

館内レストランで和様折衷的コース料理。
フランス語やスペイン語らしき料理ばかりで食べないとよくわからん。







名前はよくわからんが、味自体はそんなに分からんでもない。
まずまずの上品なコース料理で女性達は「おいしい」とか言っている。
私は別にそういう趣味はないので普通に食す。
小皿の品数が多く、容器が足りなくなり、急遽ポリエチレンラップ紙に包まれてのメインの肉の赤ワイン煮込み登場になる。



フランス料理風の最後だが、裏の物置にまだ残っていた昔の竹かごで天ぷらが登場。








この頃になると女性陣は飽食気味。
私がここで底知れぬ実力を発揮、89歳も含めたすべての皿に残っている食物を全て独力で処理。






「全部アンタが食べてしまったのでお腹すいたぁ」と後でヨメに文句言われないように、各自に最終処理を委託された旨を確認後、純粋ボランティアでの最終処理を実行。








何をやっとるのかよく分からんが、なんでも3Fはレディスフロアと称する女性専用のサロンになっているらしい。
その辺りで女性集客に特化したホテルであると知れるのだが、私は一切この企画に関知せず実体は不明。

ヨメの報告によるとこのフロアは有料だが、HPで申し込んだ時点では宿泊プランには含まれていたとか。
大阪のおばはんのヨメがフロントで料金を確認すると利用券を出してきたとか。
まあ、私には関係ないのだが、男女で料金が同じなら男性はソンじゃないか?

新設されたホテルでまだ料金体系やシステムがはっきり確立してなく場当たり的な柔軟さで運営されているようだ。
一人大浴場に残された私の仔細な研究観察の結果、男湯露天風呂の端(と展望エレベーター右側端)から女湯露天風呂の端湯船内部が見えることが確認できた、とここに報告をしておく。
origin: [山中温泉みずほリゾート加賀山中泊(1)] 2017/10/13(金)13:11
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