天理市散策.. 上津ダム公園..

　宇陀・東吉野きのこ館　[奈良]

'19 ７月２６日（金）
ヨメがクレジットカードを紛失したのだが、ガレージに常備していたヨメの雨具のポケットにつっこんであったカードを同日中私が偶然発見。
ここぞとばかりにヨメに上から目線で管理責任を問いただしたのだが。
その舌の根もかわかない内に、私が運転免許証を紛失しているのが発覚（＾＾；

クレジットカードや免許証・保険証なんかはすべてプラスチックカード化し、そればかりかＯ-カード、WAONカード、図書館登録カード、スポーツクラブ会員証、雑多な会社の何とかカードやメンバーズカードが財布に目白押し。
とてもポケット携帯用小型財布に入りきれないので、常にカード類の入れ替えはやっている。
多分その過程で、常に常備していた運転免許証をついおざなりにどこか別の箇所に置き、そのまま家内空間ブラックホールに無限落下したものと思われる。

青くなって二日がかりで家探ししたが見つからない。
モノをなくすのはもう日常茶飯事だが、さすがにクレジットカードや運転免許証の類ともなると、 「あ、また忘れたぁ（＾＾；」と、自分で自分の老いを自嘲する軽さには遂に至らず、かなりシリアスな暗澹とした気分に陥ってしまう。
何が「おじいちゃん、かわいい！」じゃ！

あっと「野外徘徊」の方だったよな・・
致し方なし。県運転免許センターに再交付申請に行く。

手順よく、朝のスポーツクラブの帰りに運転免許センターに足を延ばし、午後一番に申請書（紛失顛末書）と写真・証紙類を出費購入、再交付していただく。
この2日前水曜に関西地方の梅雨明けが宣言され、午後３時本格的な夏空になっていた。
とにかくどこかで昼食を摂ろう、と思い、何となくそのまま郊外の方に走り出す。

久しぶりの夏空がバイクを駆り立て。
いつの間にか宇陀の山道。

おいおい、こんなところに昼食でもなかろう？

適当にGOOGLE地図で近所のレストランを物色。
あきのの湯の食堂でもいいんだが・・・
他に面白いところはないものか・・・

この地点から２０分圏内に「きのこ館」という食堂発見。
R１６６号を三重県方向に走り、東吉野に抜ける県道沿いにあるようだ。

そこにしよう・・・

東吉野「きのこ館」到着。

店の前は天誅組義士の墓のようだ。
明治前夜、静かな山里吉野界隈を騒然とさせた天誅組事件の記憶が未だにここでは。

店内は中央のいろり風カウンターだけ。

ま、こんな時間なので客は私だけ。

背後には元気にあまご達が泳いでいた。
「水は吉野川から汲んできているので」と店番（店主かも）のおばさん。

キノコ類（しめじがほとんどだが）をふんだんに使った「きのこご飯定食」８５０円。
右上の大根おろし焼き（？）が新食感。
格好の場所で恰好の昼食に、という感じ。

隣の工房でキノコ類を栽培しているので見学していけ、と店主店番おばさんがいうので。

ひんやりとした地下蔵風に並んだ栽培棚にキノコ壺が一杯。

やはりしめじは多量に。

シイタケもマイタケもあるのに・・定食には付いてなかったなぁ。

ましかし、生産者直営食堂でなかなかユニークな店。
ちょいと昼食に来るには遠すぎるが（＾＾；

宮奥ダムを抜けて少々別ルートの明日香から帰ることにする。

明日香村も夏の日差しに濃い緑が一杯。

上の丘越しの橿原方向遠望。

まあ、この辺りまでは久しぶりに気ままに初夏の午後を楽しんだのだが、後は交通混雑と飽き飽きする町場のいつもの道をだらだら帰るのみ。
この帰りのうんざりする時間帯がイヤなので、最近あまりバイクに乗る気にはならなくなった。

ところで本日はいつの頃か私の上着に大型のシロスジカミキリがくっついていた。

体長５センチの日本最大の甲虫、触覚もまだらでなかなかカッコウいい。
私の左袖にコイツを発見したときはぎょっとしたのだが、おとなしく私を慕っているようで、そのまま時速１００キロ超の風速に抗し、自宅までついて来た。
ウチで共同生活したいのなら別に拒まんが・・・とキュウリを食べさせたりし、夜にはベランダにだしておいたら、さすがに翌朝どこかに飛んでいったようだった。
ただし、この虫は樹木を齧る害虫扱いらしく、私がウチの市街地に被害を拡散する手助けをさせられてしまったのかも（＾＾；

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