南紀周遊2 潮岬・大島 南紀から十津川・ホテル...

 南紀周遊3 太地・花いろどりの宿花游泊 [和歌山]


'20 3月20日(金)3
大島から元のループ橋を渡り、串本本土に上陸。
目当ては対岸からでも目立っている白亜の高層ホテル 「ホテル&リゾート和歌山串本」。

                               (↑HPより)
ヘンな名前のホテルだが、たぶんソレだろう。
かろうじて予算内なんで(^^;

少し侵入路がわかりにくい県営スポーツグラウンドの高台にあり、迷ったが・・・コレか?
なんだかウチが予定していた星三つよりはもう少し星数が多そうだが?
ダイワリゾートホテルとか標示してあるが・・
しかし、ここで間違いなさそうだ。
なかなかスゴそうなホテルだが、串本ではあまりに今朝の宿泊地と近すぎる。
それにロビーでもう一度チェックすると本日の最安値空室料金はなくなっていた。

念のためヨメが料金を確認、現在の空室はちょと予算オーバーか(^^;

なかなか広大なリゾートホテルだが、すこし町場と近すぎるなぁ。
ロビー接続の見晴らしレストランも明るいが、今の時間はもうランチ終了とのこと。
え?今何時? 二時半か?
では、町場で見かけた寿司屋にでも行くか?

ヨメが見つけた寿司屋をネットで検索し、電話で問い合わせる。
2時で終了だが、二人くらいなら開けて待ってる、と。

串本町42号線沿いの政美寿司に。
回転すしやないぜ?大丈夫かい・・・ 「まぐろ丼」くらいならいいか・・・

入ると大将が一人、営業体制で待っていてくれた。
私は「マグロ丼」でいい・・と言いつつ壁の品書きを見ると、マグロ丼並み2500エン!

まあ、言った手前マグロ丼を・・。
上3000円、特上4000円もありまっせ?
いや、並みでいいです(^^;

ヨメは? ちらし丼くらいにしといたら?
いや、ワタシはニギリにする!

にぎり7貫1500円。

まあ、寿司屋で軽く昼食を・・・なんて値段ではない。
マグロの味?
この大将がよくしゃべる方で、コロナ騒ぎの客足の話から、大体マスコミが騒ぎすぎる!とかの論調になり、私も大いに賛同。
マスクしてもゴーグルで目元をかくさないと意味ないし、そもそも空気感染はしないと厚労省が言ってるのに、テレビで正しいマスクの仕方とかばかり放送する。
どうかしてるよ!
とか言いあっているウチに昼食終了。
だいたい、私はカウンターの寿司屋と年配おジさんのタクシーが苦手なんだ。

まあ、和歌山に来たので寿司は外せないところなんだが(^^;

42号線に戻るとすぐに道の駅「くしもと橋抗岩」。
なんだか見覚えがあるが、一応バイクを置いて見学。

ああ、それそれ。

まずは観光的奇観だね。
天気はいいし。またもカメラで何枚も(^^;



ここから次の目的地、太地町のレジャーホテルへ。
今朝チェックしたところでは2食付きまずまずの値段、つまりは昨夜のベルベデーレくらいの相場で空いていた。
とにかく通り道なので現地でホテルを見てからで・・・
さもなくば、次の勝浦に行けば、ホテル浦島がある。
大規模観光ホテルなんで、空き部屋くらいいくらでもあるだろう。

太地町までは、↑この端っこに小っこく写っている改造ハンドルバイク三人組のおニイさんたちの後について走行。
あれだけハンドル位置を高く上げ、常にバンザイ\(^o^)/状態で腕つかれんのやろか?とずっと後ろでその態勢の意味を考えながら後塵を拝させていただきました。

太地町の半島の付け根の道の駅「たいじ」の交差点を右折。
半島入口にくじらが尾びれを振って客寄せ中。

この半島一帯は大規模観光開発公園化されていて、くじら博物館があり、調査船が展示係留されている。


その開発の後で例のシーシェパード騒ぎがか・・・。

ホテル「花いろどりの宿花游」もその観光開発の枠内で建てられた施設だろう。


HPの写真(↓)ではモダーンで瀟洒な建物だが、壁にそろそろ古色が付きだしてるか(^^;


実は、来る直前に確認してみると、もう本日のネット予約は終了したらしく、格安プランの表示はなくなっていた。
これは浦島廻りかな・・・と思いつつ、とにかく内部見学。

フロント廻りは広くはないがちょいと高級なレジャーホテルの雰囲気はある。
ロビーは見学するほどのスペースではない。

太地湾に面して置いてあるソファーからの眺めは公園の前景、湾の水面を挟んで後景に勝浦の浦島島がありなかなかのパースペクティブ。

フロントで本日の空き部屋の値段を尋ねる。
ネット価格よりかなり高い。
素泊まりプランならまだネット上にでていたのだが、元の二食付きネット価格と同じになっていた。
仕方がないのでソファーに陣取って、他のホテルを検索。
なんだか浦島も適当な価格は残っていない。
気が付くともう夕方で、今からじっくり探している余裕はない。
それに、なかなかこのホテル、立地がいいので捨てがたい。

フロントに行き、ネットの素泊まりプランで申し込んでも、夕食・朝食は別枠オプションで可能か尋ねる。
すると、支配人格のおジさん(私と同年配か^^)が代打で出てき、それならネットじゃなくて、直接ホテルと値段交渉しませんか?と話に乗ってくれる。
ソファーに座り込んで支配人のおジさんと直談判。
結局当初出ていた二食付きネット価格プラスアルファで妥結しかかり、ヨメが「あと一声!」と泣き落とし、500円引きで契約締結。
ヨメは名目でも少しまけさせれば納得するタチなのだ。

おジさんは「和洋折衷ルーム」とかいってたが、もともとは和室でカーペットを敷いてベッドを置いた和魂洋装タイプ。
トイレのドアには手拭き手ぬぐいがぶら下がっているちゅう、古風な趣(^^)v

窓からの眺めは流石。

この公園風全体がホテルの前庭らしい。
ただし、今その一角の露天風呂が修理中で使用できない、とか。

太地湾を通して勝浦側の山地が見える。
手前のホテルが浦島別館だと思ってたが、後で行ってみるとその奥の山並みが浦島王国だった。

廊下側の窓からは背後の「くじら博物館」のプールが見え、何やら泳いでいる。
クジラかイルカか?
よくわからん。
クジラといってもミンククジラ、セミクジラ、ネズミクジラ、ノミクジラ、ナノクジラ、ナメクジラ等ちっこいヤツもいるんだろう。

では、食事まで勝浦に行って浦島の見学に。

捕鯨調査船実物。 後ろがホテル。

勝浦目指して再び国道42号に出て走り出すと、なかなか勝浦に着かない。

地図を確認すると隣町だがそれはそれでかなり距離はあった。
やがて勝浦の港町場に入り、商店街や「にぎわい市場」を通り、ホテル浦島らしきもんが見える桟橋兼駐車場に。


どうやらホテル浦島島は勝浦から陸続きではないようだ。
ここからどうやってホテル浦島の見学に行く?


ヨメの記憶では船で対岸に渡って、とてつもないエスカレーターで登っていった、と?
なんせ30年前のことなんで・・とか(^^;

地元のおジさんに侵入口を尋ねるヨメ。
車で渡れる橋もあるが、入口でチェックがある・・。

007仕様の高速艇がレーダーアンテナを回転させ不法侵入者がないかどうか監視しながら通過していく・・・

あの島全体が浦島の私有地で丘の上だとか裏の海岸沿いだとかに宿泊・温泉施設が散在しているようだ。 
まあ、どうも簡単に浦島島に潜入し、ホテル見学ができるカンジではないな。
じゃ、これでホテル浦島の見学は終了で。


再び太地クジラ公園のホテルに帰る。
もう日暮れで、 夕食までに大浴場に行かんと外の景色が見えなくなる。

しかし、古い旅館の普通の浴場風で、眺望も考慮されてなく、窓は湯気で曇って何も見えず。
今は露天風呂も利用できないというし。

七時に予約した夕食に。
一階のレストランは完全に洋風コース料理風、和洋折衷^^;会席。

確かにこの前菜のプレゼンテーションはソレなりの。
テーブルセッティングは洋式レストラン、しかし客の姿は浴衣丹前の完全和装洋混。

え?パンにしたん?

料理の味は忘れたが、プレゼンテーションは流石の類。

ただし、後ろの席の幼女が大声で叫ぶので少々しんどかった。
まあ、その辺りは和洋折衷中華風習混入現代日本か。
こちらも肉魚その他ひとおおり。

料理写真家志望のヨメ。
出た、デザートのプレゼンテーション。

あ、コレ↑前菜↓と同じお皿じゃ?

というと、後ろの幼女家族が帰って後かたずけに入った給仕のおニイさんが「実はそうなんです。」と。
この方は我々を部屋まで案内してくれたおニイさんだった。
その時、ヨメがシーシェパード騒ぎの時は大変だったでしょう?とか尋ね、「シーシェパードの人も当時は泊まりに来てました。」
すかさず私が「で、夕食に嫌がらせでクジラのさしみ出したりして。」と笑いをとった。

最後の客も居なくなったので「奈良も鹿がエサもらえずに大変なんでしょう?」とか給仕のおニイさん。
「実は私は大阪出身で奈良にも住んでたので・・」とすこし世間話。

そういえば鹿児島の長島で泊まった時も給仕のおニイさんが「大阪出身で」とか話しかけて来た。どうもこの業界では都会出身者が地方に活路を求めていくケースが多いようだ。
「こちらの住み心地はいかがです?」との問いに「休みにどこにも行くところがなくて(^^;」とこのおニイさんは本音を答えてくれた。

風呂やホテル館内設備はあまり特筆することはないが、クジラ公園内、クジラ博物館隣という立地のプレゼンテーションは抜群のホテルだな。

vo:[南紀周遊3 太地・花いろどりの宿花游泊] 2020/3/31(火)19:47 <Re:2020/4/3(金)17:28>
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