山陰海岸・神鍋高原(4 | 佐用スターリゾートから... |
佐用スターリゾートから万葉岬(1) [兵庫] |
'22 9月30日(金)
四国に行く予定だったのだが、徳島県では今は県民割は効かないのだ。またも兵庫県しかなくなり、前日にネットで各処に当たってみたがどこももう予約できない。 前回絞り込んだ宿泊所候補の中で唯一残っていたのは一つしかない。 左様なワケで”佐用スターリゾート”に決定。 さよか。 決定、といってもそんなにすらすら運んだワケではない。 県民割が有効な所が必須だが、佐用スターリゾートのHPから予約すると即ジャランのサイトに飛び、そちらではもう割引プラン枠は残っていなかった。 ホテルに電話し県民割使えるのか確認すると、サイトで申し込んでその予約番号で”StayNavi”でクーポンを申請すれば可能とのこと。 その他いろいろ、ヨメは前日COVID陰性受検にわざわざ奈良県まで遠征したり、ジャランではBBQプランしかなかったので、別サイトで予約したり・・ 市中央図書館の本の返却日が明日なのを忘れてたり。 結局、ガススタンドで給油後、図書館に立ち寄って返却再借用処理をしてから最寄りの阪神高速に向かう。 ウチの近所の阪神高速湊町入口しか使ったことがないので、他の入口はよく知らない。 図書館近くの長堀通にあったとか思って、ソチラに行くと高速下の駐車場入口だったりし、結局信濃橋入口まで。 湊町に戻った方が早かった(^^; 阪神高速11号池田線から、中国池田。前回と同じルート。 中国道に乗り、前回どおり先ず西宮名塩SAで最初の休憩。 トイレ休憩だけだが、まったく道路が写ってなかった簡易ドラレコを少々手直し。 以下、快適に平日の中国道を疾走。 今回は佐用ICまで中国道だけで行くので分岐はまったく気にしなくともいいのだ。 このまま中国道で疾走すると後一時間足らずで佐用についてしまう。 とりあえず加西SAで昼食でも。 この係のおジさんの目つきに注目(^^♪ 加西SAは比較的大規模な施設で広い駐車スペースに小公園も付属している。 2階の食堂のサービスランチにも目が行くが、下のフードコートの”ビフカツライス”がうまそうだったので。 ビフカツだが、これだけ薄いとトンカツか何か、味では判別できん。 例によってヨメに半分は喰われてしまうし。 ”世界一忙しいラーメン屋”? 従業員を一人しか雇ってないので休憩も出来ないのか?とか、制限食事時間があり、ラーメン一杯なら60秒で喰わんといかん、とか? トイレから出て、私はしばらく小公園のベンチで休憩。 ヨメが一人でバイク駐輪場に戻る。・・・と先ほどの制服おジさんが。 このおジさんはずっと我々が食べ終わるまでバイク駐輪所でお待ちになっていたのだったのか(^^♪ 川崎Z800に乗っていて、バイクツーリングが趣味だとか。 スマホを取り出して愛車の写真を・・・なかなか出てこん(^^; ヨメが四国はどうだったですか?とか尋ねる。 交通量が少なくバイクで行くには格好とか。 有難うございました、とそろりと切り上げると、小走りで本来の勤務場所まで帰って行かれました(^^; まだ佐用到着には時間が早すぎるので、次の福崎ICで出、下道に伝いに佐用に行くことにする。 福崎ICはジャンクションでもあり中国道と播但道が交差。 下道への出口アッチと書いてあるので標示に導かれて降りていくと、どうも播但道に乗ってしまうような構造になっている。 真っすぐ行ってしまうと播但道入口の緑の看板が見える。 後で下道に分岐するのかどうかわからんのでガードレールの切れ目をまたいで直接側道に(^^; え?ココは入っちゃいかんとこ? 禁断の道はLIFEの大型店の駐車場につうじていた。 もちろん、我々としてはスーパー内部を偵察し、当然惣菜類を買ってしまう。 どこか途中の下道公園で食べることにして、交通整理のガードマンのおニイさんに佐用に通じる道路を教えてもらう。 県道23号宍粟(Shiso)線。 当初姫路方向に向かっていて方向的に不安だったが、右方向にカーブし最終的に中国道と並行する下道になる。 地図上では比較的大きそうな”ゆめさきの森公園”に行くつもりで、この辺りで中国道下道から左折。 兵庫県内陸部は小規模な山しかなく、どこに行っても町場が発達していて、交通量は都会並みに多い。 町場からかなり離れ、このあたりでやっとのどかな村落道風になる。 スーパーで買った惣菜を喰うために果たしてここまでかなりの距離走ってくるか?とは思うのだが(^^: やっと夢前町の”ゆめさきの森公園”に到着したようだ。 公園の駐車場にバイクを置き、公園内へ。 奈良県にもよくあった自然学習・野鳥観察小学校野外学習用公園風。 ではこの辺りをお借りして。 始めましょう(^^♪ 気がつかなかったが、キャンピングチェアーの足元には鹿のフンがどっさり。 いや丹波の黒豆か? よく似ているので食べるまでどちらか同定できなかった。 公園駐車場のトイレをお借りし、やっと本来の佐用方向へ。 公園出口のお寺で気になるもの見えた、というので駐車して確かめに行く。 道端の小さなお寺に見えたが、その実かなり由緒ある古刹のようだ。 ”通宝山弥勒寺”。 さりげなく文化財。 あ、いらっしゃいました。 この布袋さんがちらりと横の道から見えていたらしい。 うむ、やはり競わねばなるまい。 もう帰れ! へへぇ(^^; 有難うございました。 適当に佐用方向へと田舎道を走る。 しかしもうそろそろ夕方の気配。 そんなに道草食ってられない。 適当に道を選ぶが、道はくねり方向がわからない。 もうすこし下道を楽しみたかったが、結局元の県道23号に出てしまうようだ。 中国自動車道のガードをくぐり、交通量の少なくはない23号で宍粟市。 宍粟市内から県道53号に左折すれば佐用まで一本道らしい。 宍粟市を越えるといよいよ内陸中国地方という感じののどかで豊かそうな田舎道が続く。 ところでいつの間にか道路が県道72号になっている。 あれれ、53号のハズだったのに? もう感覚的には佐用町になっていてしかるべきなのに。 どこかで53号は勝手に分岐していったらしい。 なかなかのどかな高原風だったが、Uターンして53号を探しに行く。 あ、ここで53号が勝手に自分で左折したらしい。 中国道からもかなり外れてしまっていたようだ。 中国道の高架発見。 これでよし、後はそのまま53号を直進すれば佐用スターリゾートが見えるだろう・・・ あれ?確かGoogle地図では右にゴルフ場があるハズなんだが? すくなくともゴルフ・リゾートなら道案内の看板が出てるハズなんだが。 まったく何の手がかりも見つからず、地図ではすでにスターリゾートは通り越したことになっている。。 そのまま徳久交差点から徳九トンネルに。 トンネルを出てもういちど地図確認。 やはりスターリゾート侵入路は徳九交差点手前になっている。 またUターン。 地図ではメイン道路の53号から分岐している左折道がソレのハズだが、何の看板もでていない。 町場からすぐ小さな山道になり、半信半疑ながら道なりに辿る。 途中ゴルフ場のカート道らしい道路橋が上に架っていた。 なにやら門扉らしいのもあったが、これがまさかゴルフリゾートの入口であるまい。 とうとうこの細道を抜けてしまい、目の前には中国道の高架と思わしきガードトンネルが。 Google地図の現在地は佐用JCTのガードになっている。 いたしかたなし。 停車してホテルに電話する。 「一番わかりやすいのは中国道佐用インターから出ると大きな看板があるので」とのこと。 佐用JCTから佐用インターまで下道で。 下道から出て佐用インター口に出ても看板がみあたらないので、実際に佐用インター出口側に行き、Uターンしてよく確認すると左手に確かに「佐用スターリゾート」の看板が。 やっとリゾートに到着できたようだ(^^♪ これはリゾートの侵入路には違いないのだが、左右はただの森林でゴルフ場ではない。 先ほどJCTからINTまで下道で行っただけの距離をもどっている感じ。 結局、先ほどの裏の細道はリゾートの中心真下を通っていたのだが、そこからは入れない構造になっていた。 しかしGoogle地図は最短の経路しか示さず、確かに地図上では先ほど我々は既にリゾートの中にいたことになる。 Google地図を全面的に信じてはいかんなぁ・・・とか、たしか先週も反省したハズだが(^^; あ、これが例のコンドミニアム。 我々は本日は”安藤忠雄設計のコンドミニアム”に宿泊予定なのだ。 しかし、ただのコンクリート団地としかみえんが(^^; リゾートの中心施設”フュージョンホテル”エントランスでチェックイン。 県民割で一泊、県振興クーポン2000円分たしかに受領。 「コンクリート打ちっぱなしのコンドミニアムの建物はもう見たでしょうけど?」 「外からだと、ただの団地としか(^^;」 しかし実際にコンドミニアム施設に行くと、それなりの門扉があり、なかなかの邸宅風。 門扉を開いてバイクを入れる。 他に駐車スペースには車はなく、宿泊者は我々だけのようだ。 玄関脇にバイクを置き、館内へ。 指定された部屋に行く前にかなり複雑な建物内部の空間設計に誘われ、荷物はそのまま外のテーブルに置いたまま館内外側のテラス周辺を探索。 さすがの著名建築家の設計、周囲の眺望効果を最大限に生かす造りと見える。 踏み入る度にその建築と眺望との構図の変化に驚かされる。 フュージョンホテルのエントランスのネギ坊主屋根が森の奥に。 あれは雲海? そんなハズはなかろう・・・ かなり複雑な棟や渡り廊下の構成で、どこにも安直なシンメトリ構造がない。 さすがの! 先ほど、ただのコンクリート団地などと申し上げ、失礼いたしました(^^; これがコンドミニアム54平米のリビングルーム。 コンクリート打ちっぱなしのテラスには・・・ぺんぺん草(^^; 30年前の豪華絢爛のコンドミニアムが時代を経、社会経済の変遷をも経、今はホテルとして利用され、あるいは見捨てられ、一種廃墟のような雰囲気も匂わせながら、独自の不思議な空間になっている。 室内調度もそれなりのレベルに統一され、その割にはトイレのフラッシュの調子が悪かったり、浴槽とコントローラのメーカーがリンナイとノーリツがつぎはぎだったり。 非常に興味深い変わったホテル。 我々の経験からもプラハ・ラーマストラーナの高級アパートメント改装ホテルに匹敵する宿泊体験と言える。 しかし探索はこのくらいで切り上げ、温泉と食事に出かけなければ。 白バイクでメイン施設群へ。 温泉付ゴフルリゾートだが、金曜日だというのにそんなに宿泊客は多くなさそう。 温泉”佐用の湯”へ。 高級リゾートの温泉らしいエントランスと施設の雰囲気。 期待できるのだが、殆ど客は居ない感じ。 温泉も大浴場だけで露天風呂はやってない、とかの注意書きあり。 入浴後、フロントのおバさんに伺うと、露天風呂は今年の春にキャンプ場にし、もう再び復旧する予定はなさそうだとか。 つまり、このリゾートは嘗ての栄光の時代を終え、なんとか生き延びようと試行錯誤中のようなのだ。 奈良京都県境のレイクフォレスト・リゾートを思いだす。 随分お世話になったが、ゴルフ場の経営母体が替わり、温泉施設が閉館してもう久しい。 サービス業にはきびしい時代になってきたのだ。 入浴後、ホテルフロント階下のレストランで夕食。 予期していたが、食事予約は我々だけ。 少々淋しくも贅沢なすき焼きの宴。 当初、ジャランのプランでは野外バーベキュープランしかなく、Yahooトラベルで”すき焼きディナー”があったのでサイトでは県民割対応ではなかったがそちらにした。 だから現地払いで予約してから”StayNavi”サイトで別枠で県民割クーポンを取得するという手間になったのだが。 いや、しかしすき焼きにしておいて良かった。 この夜空の下の野外でウチだけがぽつりとバーベキューを、という何とも気勢があがらんハメになるところだった。 オプションでビール880エン、玉子追加50エン×2。 すき焼きの出汁は少々濃すぎたが、肉は良質な部位がたっぷり。 久しぶりに肉喰わせていただきました(^^♪ コーヒーは飲み放題(^^♪ レストランの奥にはグランドピアノも。 流石にこの雰囲気では弾かせていただく気にはならん。 しかし、ニガテな相客もない願ってもないリゾートディナーだった(^^♪ 食後ホテル棟を見学。 宿泊者がいなくはないようだ。 アチラがバーベキューサイト。 誰も居ない夜のガランとした静けさでのバーベキューって? くれぐれもすき焼きにしておいて良かった(^^♪ それではこれにて安藤忠雄サンのコンドミニアムに帰還。 vo:[佐用スターリゾートから万葉岬(1)] 2022/10/5(水)0:25 <Re:2022/10/9(日)1:25>
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