山陰海岸・神鍋高原(3 | 佐用スターリゾートから... |
山陰海岸・神鍋高原(4) [兵庫] |
'22 9月26日(月)
ブルーリッジホテル朝の窓外、簡単な裏庭の小公園施設と野外ベンチの日よけ屋根か。さっと一風呂浴びて朝食に。 外のテラスでも可、というので裏庭テラスで食事することにする。 ただし朝の陽は案外強烈で日陰がないとかなり暑い。 まずは優雅な野外テラスの朝食タイム。 昨年の蓼科東急リゾートでの優雅な眺望テラスを思い出すが、もちろん比較する程ではない。 思い出させてくれるだけなのだが(^^; 昨夜のバイキングと同様だがもちろんローストビーフ、天ぷら、寿司はない。 ゆっくり食べていると次第に日陰が移動していき、直射がきつくなる。 いや、もう限界か。 このトンボはフライドポテトが好みのようだった。 室内に移動するともう誰も居ません。 いつもの通り、よく頑張りました(^^; ではチェックアウトして出発。 このホテルでは館内利用券1000エンも付けてくれたので、昨夜のビールはソチラで支払う。 結局浜坂温泉保養荘より総額ちょいと安くなった。 朝の林間の第二駐車場へ。 本日は帰還予定だが、その前に2,3どこかに寄って。 一応、日本産業遺産の”神子畑選鉱場跡”見学を最終目的地にする。 生野銀山坑道跡が有名だが、コチラはヨメは既に見学済みで、その裏側にあるらしい錫を選鉱精錬していた神子畑を推してきた。 私もフェルクリンゲン体験以来産業遺産には興味があるのだ。 先ずホテル侵入路の出口にある”道の駅神鍋高原”に立ち寄る。 別に特色もないごく普通の道の駅(^^; 最終目的地目指して南下するのだが、さすがに昨日往復したR9号に戻るのは退屈なのでR458を豊岡方向へ下る。 あとはR483辺りから養父方向に一昨日高速道路で北上したルートを下道で南下すればいいのだが、どうもこの辺り山道がくねり、走っていると方角がよくわからん。 まあ、のどかな山間の里道なのでどこでも停車してGoogle地図を参照するのだが。 しかし本日はかなり暑い日になってしまった。 まあ、いい。 ゆっくり走り、時間が迫れば高速道路で2,3時間でいつでも帰還できるだろう。 方向がすぐ変化する道筋に苦労しながらR482号を辿る。 この辺りまでは暑いがまずまずのどかで快適なツーリング。 しかし次第に町場に入り、信号停止も多くなる。 八鹿市内八木川大橋で大き目の和菓子屋を見つけ、駐車場に停車。 ヨメはさっそく店内を見に行くが、その間私は必死で現在地やルートを確認。 とにかく和田山IC方向に行けばいいハズ・・・ ”道の駅但馬楽座”の裏でR9号に合流すればいいらしい。 ではその辺りで昼食でも? 幹線の合流点でスーパーもあり、かなりの交通量。 良くわからんが橋をわたれば道の駅があるハズ・・・ あ、コレか。 確かに”道の駅但馬楽座”の看板があがっているのだが、それらしき棟はもぬけのカラ。 反対側にあたらし商業施設ができていて、入るとコンビニと日帰り温泉だけの施設。 道の駅は廃業したが名前だけはかろうじて残してある・・とかの感じ。 トイレだけお借りして即策と退出。 Google地図に言われて再び橋に戻り、大回り左折してR9号に合流したが、合流点は単に道の駅をそのまま過ぎたところだった。 くれぐれもGoogle地図を頭から信用しないように(^^; なかなか交通量の多い区間で、快晴のお昼近くの陽が暑くてかなりしんどい道だった。 やっと下道で和田山ICに到達。 こんな時なら少しでも高速道路に乗れば有料の価値はあるかという感じ。 すぐに”竹田街道の駅”という道の駅風の店に遭遇、館内見学し、適当に今朝せしめた2000円分の地域振興クーポン券を使用・・・しようとしたらここでは使えませんと。 では即退散。 この道路は”竹田街道”と称するらしい。 では、しかたがない(^^;、例の竹田城祉、いくか(^^♪ 行く気もないといってた鳥取砂丘も成り行きで行っちゃったので、コチラも成り行きで(^^; 竹田城址アッチの看板に従って暑苦しい国道からのどかな里道に左折。 あれが余部鉄橋だ。 違うやろ! アレ!山の中腹にそれ! 違うやろ。 竹田城祉下の観光案内・レストラン施設だった。 駐車場にバイクを停め案内図を参照。 城址はここからタクシーで650円、もしくはバスがあるが一般車は乗り入れ禁止と。 とりあえずこの案内所の休憩場所でお茶を買ってお茶を濁す。 ついでに昼食も。 何やら残り物のコロッケとか喰っている模様。 え?それで昼飯喰ったつもりにするというのか? あれが竹田城址だ!・・・とかいう具合に見晴らし台が設けてある。 何か違うようだが? タクシーで650円支払って、上に登ればあの丘の頂上にある城址が見えるのか? 見えそうで見えない・・・やはりアレではなさそうだ。 もとより650エン支払う気もなく、案内所の写真で間に合わせる。 ”天空の城”竹田城にございます。 どうもウソ臭いが(^^♪ ウソ臭いのは下の雲の絵も。 竹田城わずか標高400メートルが雲の上ということはない。 あれは雲じゃなくて単なる朝もやなのだ。 はい、竹田城、楽しんでます(^^♪ ウチは行って写真で見る。 行ってパンフレットを見る。 これにて竹田城祉見学終了。 しかし、アソコに何か見えてるような? 山の上に何かあるような・・・ しかしちょいと違うような。 ”竹田城址”に行ったことにはするが、結局何が竹田城址でどこが城址がわからずじまいで退散(^^; 元の国道に戻り、今度こそ実際の神子畑の錫選鉱所跡を見に行く。 ・・え?アレはアレじゃないの? アレだよ。 山の上に確かに。 やはりソレに違いない。 ここにして、遂に我々は朝来市が隠しに隠していた真実を発見し、ここに世界に発表するものである。 わざわざ竹田城址おみやげ館に行く必要はない。 下の国道筋からでもソレはくっきりと見えるのである。 実をいうと、それは秘密ではないのかもしれん。 竹田城址に行っても竹田城址全体は見えないのだ。 ソレを見るには証拠写真を撮影しているヨメの後ろ左側の山”立雲峡”に登るのが正式らしい。 そのまま下道で朝来インターまで。 さてここで十字路、方向がよくわからん。 また頼りにならんがやはりGoogleを取り出し・・・ ヨメが”神子畑選鉱所跡アッチ”の看板を見つけ、やっと安心してそのまま直進する。 こちらは”鉱石の道”ということらしい。 静かな山中の道で、道沿いにはキャンプに最適な川原もあり、なによりも走り慣れた奈良県山地とまったく同じ雰囲気。 やはりバイクツアーはこういう山間道がいいよ。 陽ざしも和らぎ、山間ののどかな道をしばらく走ると”神子畑選鉱場跡”到着。 むむ、なるほど。これは、なるほどの。 ヨメがしきりに「台湾みたい!」と叫ぶのが、水喃洞の金鉱跡のことだとやっと同定。 ↑コレか。 (台湾基隆市水喃洞 2016.6.16 撮影) やはりこれは日本統治時代の鉱山跡で雰囲気はかなり似ている。 トロッコ電車。 鉱石運搬と従業員の往復で乗車賃一円を廃坑になるまでずっと維持していたとか。 生野銀山を含めこの地区には4ヶ所の鉱山や選鉱所があり、こういうトロッコ電車が連絡していた。 敷地内にあるメモリアルミュージアム件土産物屋サンに入る。 土足厳禁。 三菱系の鉱山で、上子畑では鉱石を選鉱、主として錫を抽出していた。 当時の選鉱所模型。 円形の選鉱炉の反対側に従業員社宅が立ち並んでいた。 やはり当時の日本は重工業が基幹産業だったのだ。 労働者が誇りをもって生きていた雰囲気が軟弱な現代の私を畏まらせる。 ははっ。 ・・・現代に生まれて来てよかった(^^; これが錫鉱原石。 手に取るとかなり重い。 錫製品を使った昔の映写機・・・・え?どこが錫? レンズの・・え?忘れた。 すんません。 なかなか見ごたえのある日本産業遺産だった。 ちなみに神子畑製鋼所跡は今年日本産業遺産認定5周年とか。 帰路特徴ある円形選鉱炉跡を背景にバイク写真を撮る。 私の作品↑ ヨメ作品。 ヨメのレンズの方がいいだけだろ(^^; 帰路途中にある史跡文化財”神子畑錫鉄橋”に停車し写真撮影。 この川原の水は透明清涼で適当な岩床もありキャンプに絶好と見える。 しばし昔の川原キャンプを思い出し、しばらく遊んでみる(^^♪ 神子畑選鉱所跡でやっと本日のメインメニューが消化でき、満足満腹。 後は朝来インターから高速伝いに帰るのみ。 播但道から中国道へ。 途中のSAで兵庫県振興クーポン2000円を三田屋の冷凍ミンチカツとコロッケに引替えお土産もこれで万全(^^♪ ・・・ しかし、中国道後半で夕刻ラッシュ時のかなりエグい工事渋滞に引っかかり、中国池田から阪神高速環状線までぎっしりののろのろ運転。 高速道路の渋滞はバイクには致命傷。 こんなにぎっしり車がつまっていては奥の手の路肩走行もできず、簡単に下道に降りることも出来ずクラッチ握る手が痛い。 やっと自宅に帰り着いたのだが、休む間もなくヨメが今週末もバイクでどこか行くとか言い出す始末。 おいおいなんぼなんでも・・・とか思うが、季節は今しかない。 また行くことになるのか・・・。 vo:[山陰海岸・神鍋高原(4)] 2022/9/30(金)0:45 <Re:2022/10/8(土)1:41>
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