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高たんぱく質プロティンって? |
2023/11/21(火)23:18 |
しばらく前から通い始めたスポーツジムに気になる広告がある。 「高タンパク質プロティンがすぐ飲める」 なんたらプロティン というヤツ。 今ではそういうのはないが、昔「頭のワルい子はスポーツが得意」というイメージもあり、どうもソイツを思い出してしまう。 「そんなときに効率よく たんぱく質を摂取できるプロティン。」 この世界ではプロティンというのは「たんぱく質」のことではないらしい。 「プロテインはタンパク質を補給できる栄養補助食品です。」(森永乳業」 あ、そうなのか。 カタカナ語「プロティン」は英語”protein"ではなく、たんぱく質配合食品のことだったのだ。 納得(^^♪・・・誰がするか! そんなこと誰が勝手に? しかしカタカナ語に関しては使う者が勝手に定義しても文句は出ないらしいのだ。 カタカナ語は外国語・外来語だと思っているウチは他人と話は通じない。 しかし日本語オリジンのヤツでもあやしいカタカナ語はある。 「携帯」と「ケータイ」は違う。 「チカンは犯罪です」(大阪メトロ車内標語) これ、「チカン」って日本語の「痴漢」ですよね? 痴漢なら「痴れた男」という意味だが、「痴漢は犯罪」って、一体どういうこと? しかし、大阪市の交通当局は今まで約20年間も私の非難を耐えしのびよく頑張りました。 この性懲りもない”痴漢撲滅”キャンペーンの成果がやっと実を結び、最近の国語辞書では痴漢の定義として本来の意味の性的にアヤシイ人の他に、(2)性的にアヤシイ人が行う行為、という意味も添えてあるようだ。 私は「漢」の字義を「行為」と得心するにはかなりの無理を飲みこまねばならない。 だからこそ大阪メトロは最近敢えて漢字を用いずカタカナで「チカン」と書くことにしたんだろう。 カタカナは日本語、それもかなり自由気まま、使用者が勝手に定義できる便利な日本語のツールだと思うしかない。 |
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