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[時爺放言] |
消えた年金問題(1) |
2007/07/06 |
いや、もちろん言いたいことは山ほどある。 しかし、調子に乗って「けしからん」発言する気にはなれない。 ためしに2ちゃんねるのような無責任な掲示板を見ると: 「政府はもう何もするな。今まで掛けた保険料を返却してくれ。」 とか 「社会保険庁の職員は全て死刑に」 とか 罵倒することで怒りを代償する発言があまりにも多い。 「社会保険庁の現役・退職者から現金で弁償させよ」とかいうような 感情的な根拠はわかるけど、そんな発言を繰り返しても実現性はない。 国民年金の制度としての危機はかなり以前から指摘されてきた。 今5000万人分の記録が消えたという指摘が発端だったにしても、 誰が今更、今この時期にこの問題を仕掛けだしたのか定かではない。 もしかして社会保険庁自体が「もうやめた!」といって、自分でリーク したのかもしれない。いや、別に「内部告発」という意図ではなくて、 もっと政治的深慮遠謀に基づいた計画的なものだったりすることは ないだろうか? 今、実現性もない罵詈雑言を職場やネットで得意げにふれ回っている方は、 そんな神慮遠謀の尻馬にのり、あってはならない事態を既成事実化する 先棒をかついでいるだけではないか? 「将来、年金はもらえなくなる」 このことをあなたがたはもう受け入れてしまっているのではないか? 少なくとも社会保険庁や政府を罵倒することで、得られる効果としては 将来、本当に年金が無くなったとき、「ほら、やっぱりな!」というような 妙な安堵というか、予定調和感を準備しているだけ、という気がしてならない。 絶対的絶望からの暴動を未然に防ぐための、事前のガス抜きでっせ? 私は政府の対応や社会保険庁の職員の方々を決して罵倒したり、揶揄したり はいたしません。(あ、ちょっとしちゃったけど(^^:) 何とかこの困難を切り抜け、職責を全うされるものと信じてます。 んで、本当に私の年金が消えてしまった時、そのとき初めて新鮮な 怒りを爆破させ、溜め込んだエネルギーを全て吐き出させていただきます。 その時にこそ、もう後がない人間の怒りがどれほどのものか、思い知って いただきますので。お楽しみに。むははは。 blog upload: 2007/7/6(金) 午後 5:30
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