Excelsior Rag (ジョ.. Bill Evansのコピー ..
[ピアノのお稽古]

前奏曲第一番嬰ハ短調 (ラフマニノフ)

2007/7/11(水) 午後 4:36
本当言うと私のオハコは第一番ではなくて、ちょっと一昔前の演歌の伴奏「ズンタカタッタ」のリズムも華やかな、ト短調第5番。
これは超ポピュラーだからかなり以前に暗譜した。

ただし、暗譜した、というのと通奏できる、というのとは違うので、念のため(^^;

でも、この第一番。強烈な和音奏の迫力だけでできている何とも、
前奏曲らしい、ラフマニノフらしい曲である。
楽譜面(つら)が実に憎たらしいのである。
とても休日ピアニストが練習する気にならない記譜法である。

とにかく、2本の腕で4段の楽譜を弾けというんだから。
4段譜の最初の2音で言うと、一音目の両手の八個の音を続けながら
すぐかぶせてもう八個。都合16個の音符を同時に鳴らさんといかん
のである。

この和音連打が最後まで続き、それぞれ少しクセのある和音構成に
なっている。
早く言えば、とてもやってられない!のだ。
譜読みに時間がかかってしかたがない。
そんな曲は会社辞めてからでないとやる気にはならないじゃん!

というワケで退職後の悠久の時間がやってきたので、とりかから
させていただきました。(^^)

しかし、実際にとりかかってみると、譜面面(つら)よりははるかに
易しい。・・・と書きたいところだが、それなりに手ごわい。
コード自体は簡単に判るのだが、とにかく両手で八個。
ええと、どの音が重複していて、根音がオルゲルプンクトで鳴ってる
ので、この音は抜いて・・とか、考えながらでしか前に進めない。

面妖じゃ。

しかし、16個の音塊の連続を、ウチのアパートの昼前のふやけた時間に
ぶつけるのは快感である。
とにかく、終始うるさい隣の犬(管理規約違反)と、
夜にも金切るウラの犬(近所迷惑)と、
越してきた向かいのガキどものわめき(親の教育放棄)と、
この世の日常への全ての恨みを晴らすには恰好の、

このラフマニノフの名曲一発、くらいやがれ!!

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