タンデム試運転と 二台のバイク ..
[バイク/野外徘徊]

フル装備走行試運転と祝・初立ちゴケ^^;

2008/9/24(水) 午後 11:52
ハーレーダビッドソンといいえば鋲打ち皮のサイドバッグ。
BMWはなぜかハコ三点セット。

というわけでウチのF650GSもBMWの端くれではあるので、ハコ3つ付けときました。
他にもABS、ETC、ミドルシールド、何故かグリップガードまでゴテゴテと付けちゃった。
もっと慣れてからと思うものの、やはり一度全部付けて走ってみたい。

ハコも全部付け、あとはヨメを装着すればフル装備ツーリング仕様のF650GS。
こうなると本来のオフロード風デザインの軽快さがなくなるのは仕方ない。

実際にもこのハコは重い。
黒角型の大きなトップケースは野菜を買いに行くには便利そうだが、なんだかバイク便風にも見える。
普段はやはり身軽に、軽快に乗りたいと思う。

ともかく一度全部付けて走ってみる。
新品だからか、なかなかビシッとハコがロックしてくれない。
意地になってハコをバイクに押し付けていると、全重量を支えているサイドスタンドが衝撃で外れ、全部つけたままバイクが倒れてくるんじゃ、と不安になったりする。

駐車場から直角の道にそろそろと出る時、信号で停車する時の重量のプレッシャ。

しかし、走り出せばさすがのBMW。
金かけまくる喜び・・え?あ、駆け抜ける喜び(^^)
時速120キロ出ていても60キロで走っているのと殆どかわらないスムーズな軽い乗りごこち。

このクラスのバイクの高速安定性は私には衝撃的だった。
400ccバイクで100キロ以上を出すことが、いかに無謀なことだったのかが今やっとわかった。

そして控えめだが余裕たっぷりの重低音。
これで400ccとたいして変わらない燃費とは。
むははである。

 

慣らし運転中ということで奈良県都祁村近辺の田舎道を楽しく走っていたのだが、ここで早くも初立ちゴケしてしまった。

急角度に切り返しカーブがあるのぼり道で、ギアを落とさずクラッチ切らずにエンストさせてしまった。
バイクが一瞬バックしようとし、バランスをくずした。
足でふんばったが、ハンドルを切ったままだったので力がはいらない。

やばい角度にバイクが傾く。
頑張れば立て直せるかな?という気もしたが、踏ん張り切れず、あまり頑張るのも私の主義に反するので、バイクに倒れてもらうことにした。

うちゃぁ、やっちゃった!
とうとう三点セットフル装備のバイクがどてりと寝てしまい、早くも祝・初立ちゴケ。

新車である。
先ず外傷が気になる(^^;
バランスを崩したのは重いハコのせいだと思えるのだが、倒れているバイクを観察するとそのサイドケースとグリップガードのオプション2点で接地し、バイクの重量を支えている。
倒れて分かるオプションのありがたさ。

サイドケースの厚みの分だけ、バイクの下側が浮いている。
それを手がかりに引き起こそうとするのだが、バイクはびくともしない。

とうてい無理。
車が通ったら助けを呼ぼう。
しばらく待つが、ほとんど交通量のない田舎道。
誰も通らない。

さて、弱った。

もう一度バイクを見るとハコをつけたママである。
先ずはハコを外して全体を軽くする必要がある。

外せるハコを外してもう一度自力で起こしてみる。
どうやら立てられそうだ。
成功。
やった!

冒頭の写真は自力で起こして、もう一度ハコをセットした時のもの。
よくみれば地面にこすったアトがある。

結局、トップケースがいかんので重心が高くなって、もちあげられない。
立ちゴケたのも元はといえばトップケースの重みの所為でもある。

それにひきかえ、下済みのサイドケースのけなげさはどうだ。
自分から下になり、新品のバイク本体に傷がつくのをふせいでくれた。
それに、自らの厚みでバイクを引き起こすためのマージンをとってくれていた。
これから当分はサイドケースだけつけて走行しようかな。

ひょっとして、それがBMWにサイドケース装備が多い理由?
なんせ比較的年配者が多いので、よくコケてるのかも(^^)

というわけで、早くもコケてしまったが、自力で起こせることができた。
これで「コケたらどうしょう?」というストレスが解消した気分になったのである。

あ、肋骨のこと忘れてた。
イテテ・・・。

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