おじいちゃん試験 | ライダー姿のヨメ.. |
[団塊の段階的生活] |
おじいちゃん試験準備講座(3) |
2008/10/9(木) 午後 0:09 |
(2)おじいちゃん生物学 食料危機なんて生物である限り常について回っていた現象で、別に問題でもなんでもない。 人間でも他の生物でも、目の前にある食料が許容する分だけ個体数が増える。 最後に食っていけない固体が出て、初めて人口増がストップする。 だから、食っていける・いけない境界領域にある個体はいつでも存在しているのだ。 食える分だけ個体数は増えていく。 食料を増産しても、それに応じて人口は増えていき、食っていけない層も常に増えていく。 食料増産しても食糧危機は理論的には絶対に無くならないのである。 食うために生物は進化する。 肉食動物であれば大型化、強力化、敏捷化等の能力を拡大しようとする。 しかし、これだけが唯一の戦略ではない。 進化論を考えるとき、20世紀の人間であれば進化=拡大再生産、つまり大型化、強力化、複雑化に向かって種を「発達」させることと思ってしまう。 そしてその拡大成長モデルの頂点に人類が君臨しているような錯覚を抱く。 しかし、おじいちゃん生物学ではそうは見ない。 小型化、単純化、寿命の短縮化という戦略もある。 個体数からいえば進化のチャンピオンはカイアシ類(動物性プランクトンの類)という学者もいる。 単純なものから複雑化する進化もアリだが、逆に複雑なものから単純なものに進化することだって大いにアリなのだ。 食料危機回避だって簡単なものだ。 全体の個体数を食料に見合っただけ減らせばいいのだ。 ↑食えないものは死ねと言ってるように聞こえるが、実はそうで〜す。 しかし、それではミもフタもないので個体数を減らさないですむ戦略を提唱しよう。 個体の寿命を短くする→平均寿命を短くしていく。 個体のサイズを小さくする→身長体重を減らしていく。 そのように「進化」していく戦略もある。 そして縮小・短縮の過程をずっと継続していくのである。 (縮小非再生産暫時減少ゼロレベル軟着陸型改一定数平衡非転倒モデル) わずか数時間の一生なら、どんな環境の変化にも直ちに対応しいけまっせ。 自分型の存在形態がこのままずっと続くと思っちゃうので、環境問題・食糧危機がクリティカルと思い込んでしまう。 悪化する環境をこちらから何とかしようだって?なんという傲慢な生物なんでしょうかねぇ。 ぐだぐだ言ってるウチに、さっさと世代交代して環境に種として適応しちまいましょう。 いかが? 身長一ミリ足らずの人類がうようよと一粒の米にタカっている、この黄金の進化の未来図、 実に素敵では? |
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