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[団塊の段階的生活] |
おじいちゃん試験準備講座(2) |
2008/10/9(木) 午後 0:04 |
(1)おじいちゃん経済学 来た! 世界同時株安だって。 やっと間に合ったよ。 2001.9.11、同時多発テロのニュースを見、私が最初に発した言葉が「やっと間に合った!」という不遜なものだった(^^; ずっとそういうのが見たかったんですよ。 まあ、当時は自分の生活がツナギキレ秋葉原ミナミ個室ビデオ放火的なひねくれ方をしていたことがあるけれど。 ちょいとした資産のある方で、お金を證券で持ってた方の心痛はお察しします。 が、私としては「それ見たことか」的な自分勝手な安堵を感じないわけにはいかない。 ここ数年来のばかばかしい金融商品の氾濫にはあきれてしまう。 ヘッジファウンドだの、デリバティブだの、FXだの。 あれって全部実体経済にはなんの関係も無い数字の賭博で、良いおじいちゃんが手をだすものではない。 投資と投機とは完全にイミが違いまっせ。 普通の健全な経済感覚では「誰かが損してれば、誰かが得している」と思うけど、今回は世界中すべての人が「損」することになるようだ。 自分の持ってる金が、実は額面だけの価値が無かったということを全部の人がイヤでも分かっちゃった。 現在世界に出回っているお金は、本当の産業やサービス生産額(実体経済)の数千倍数万倍にもなっているだろう。(←たんなる個人的な根拠のない推定です。揚げ足とらないように。) つまり、今預金者や債権保有者が全部の資金で物を買おうとしても、それだけの物はもともと存在していなかったのだ。 その額面を保障してたものが「信用(クレジット)」というものである。 つまり、将来も20世紀型の拡大再生産が続くと仮定した上の、将来の見込み利益を担保とした「信用」がその金額の根拠だったのだ。 いやぁ、残念でしたぁ。 私なんかとっくに個人的におじいちゃん化の意識モデルを採用してたので、そんな根拠のない、思惑だけの拡大成長モデルなんてバカバカしくて信じてなかったもんね。 20世紀後半に日本のバブルがはじけ、無限に経済成長が続くという前提の国家的ねずみ講が破綻したじゃないですか。 私だってバブル期に莫大な借金して不良住宅を購入してしまい、一生かかっても返せないローンを背負いこんだまま、そのダメージから未だ回復していない。 その自分と世界への不信もあって、世界が目の前で破壊されていくサマが見たかったのだ(^^: 20世紀が終わったとき、これで拡大成長型の経済モデルの時代は完全に終るハズと考えた。 これからの世界は、経済的には成長期から衰退期に入るので、政治経済的におじいちゃんモデルの世界観を採用し、今後の人類の行く末を終末に向かって軟着陸させる時期だと主張した。 しかし誰も相手にしてくれなかった(^^; だから今、それ見たことか!というワケなんだが、事態は冗談ではなく深刻で、カジノ・アメリカーナに群がる大小のギャンブラーたちだけへの影響にはとどまらないようだ。 経済全体が衰退するのである。 当然、個人の経済生活にも多大な影響が出る。 しかし、そんなことは私はかねてから織り込み済み。 おじいちゃん学の研鑽のたまものである。 おじいちゃん経済の公理には「入るを計って出るを制す」というのがある。 経済的にいくらでも縮小する方向に修正して行くことができ、最終的にはゼロにして帳尻を合わせることだってできるのだ。 「ウチは安心安心。もともとそんな投資するような金、ないもんな。むはは。」 しかしヨメの反応ははかばかしくない。 え?・・・・母親名義でBRICSの投資信託にへそくり全部? ・・・・。 |
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