大和川土手にて赤 | 年末年始ハハオヤ.. |
[バイク/野外徘徊] |
近在の山と川 または 死亡力養成講座(3) |
2013/12/28(土) 午前 1:10 |
珍しく冠雪している天理竜王山付近。なかなかの風格。
12月22日(土)、23日(日)寒いので、週末は近所の川でカモやサギと遊ぼうというだけの企画。 ウチの街区の外れに金魚の養殖池があり、この季節サギ数個体が定住している。 先ず、バイクを街路に停め敵情視察。 斥候のヨメに気が付いたシラサギが一羽池尻から飛翔、旋回し電柱サギを決め込む。 ↑電柱サギ 深追いするウチの斥候 ↑ 逆側の畑、50メートル離れた安全圏から横目で戦況を覗うアオサギ。 まったくあらぬ方向を向いているようだが、こちらの動きに微妙に反応し、何かあればいつでも逃げ出す気配。 ウチの裏庭でサギと遊ぶ冬。 中途半端な半商業地域だが、周りには田畑や溜池が多い地域。 それにあまり農耕に手をかけている感じはなく、休耕地が大半。 そこでサギが住み着くわけだ。 道路を渡り、佐保川の土手にバイクを置く。 カモの餌付を試みるヨメ。 護岸石垣の割れ目にカモが住み着いている。 時間の関係か、最初はあまり姿が見えなかったが、ヨメが川原に降りていくとバラバラと住居から出てきて人影の移動と反対側に逃げ出す気配。 ザ・ビッグで買った安物の菓子パンと安団子を餌にしてカモを釣ろうとするが、エサを投げるくらいの位置に行くと一斉に逃げてしまう。 ←かろうじて撮れていた飛翔カモ集団。 カモくらいの大きさの鳥が集団で飛び立つ光景ははなかなか壮観。 意外とす早く、なかなか仲良く集団でカメラに収まってくれない。 ヨメが降りて行った川原の護岸石積に最初に居たゴイサギ⇒ コイツはバイクを近くに停めた時点でバサバサ逃げ出し、道路をはさんだ駐車場のフェンスに退避。 首を伸ばしてコチラをまだ覗っている気配。 全体に灰茶色のカモだが、よく見ると鮮やかなグリーンの羽も生えている。 左が子供で右が大人でしょう。 餌つけは完全に失敗。よく考えれば水草を食べているカモが穀物製菓子パン・団子を食うわけないよな。 少し場所を移動。同じく佐保川。背景は矢田山、その向こうに生駒が少々。 ここにもゴイサギ。 で、そんなトコで何してハンのん? ↓ テキに気づかれないようにホフク前進中だとかだそうです。 陽射しがあり多少暖かいと、カモもよく羽ばたくようだ。 幼い子ガモが飛ぶ練習をしているように羽ばたくのは微笑ましい。 是非 YouTubeで見てほしい ⇒ 今日はカモ鍋、うれしいな! さて、また次のスポットに異動。そろそろ大和川との合流点が近い。 相変わらずのサギとカモの構図だが。 建物の影は元「山本病院」のものである。 一昨年、あくどい貧困ビジネスをやってたのが発覚、摘発され廃業、現在廃墟になっている。路上生活者をカモにした医療サギ事件だったのだ。 旧山本病院下のカモ。 路上生活者を収容し、強制的に生活保護を受けさせ、必要のない検査や手術を繰り返し医療保険給付を稼いでいたという。 あの日、報道関係の車がひしめき、佐保川の土手から山本病院の写真を撮りまくっていた。 ウチの近辺では聞いたこともない50年に一度の全国区の大事件。 土手道から山本病院下のカモを双眼鏡で観察する報道関係者。 あ、カモの足は赤い! ここにはカワウのコロニーもある。 当初はカモよりも大型なので、珍しがってたのだが、見慣れてしまうとあまり面白い鳥ではない。 可愛げがないというか。 黒っぽく、口ばしも尖っていてなんとなく禍々しい。 これ見よがしに羽をひろげてしばらく動かないのもにくたらしい。 陸上のカワウは殆ど動かないでジッと上を見ていることが多い。 一種不気味でもある。 可愛げがないところ等どことなくカラスを思わせる。 その点カモのよちよち歩きは愛嬌たっぷり。 これは何だ。百舌鳥か鳶? この日、遠くの川面が騒がしいので目を凝らすと、一羽の猛禽類が水鳥の集団を追い回していた。 遠くの空にらせん状に急旋回旋回するゴマ粒のような水鳥達。 鳥の世界もそんなにのんびりとしたところでもなさそうだ。 こうしていると近所で2,3時間は遊んでられる。 町場と田舎と混在する中途半端な奈良県地方都市である。 こういう土手道、畑のあぜ道を伝って私は毎日隣市のスポーツクラブに通っている。 風光明媚というわけにはいかないが、それはそれで思わずカメラを向けてしまう季節もある。 純山村の暮らしに憧れ、バイクで遠出をしながら密かに終の住家を物色していた時期もあったのだが、最近は今のココでもいいか、なんて気分になっている。 翌日曜、良く晴れていたので、山添村あたりまで走って、適当に野外昼食を摂るつもり。 その前に近所で電柱サギX2、佐保川サギを観察。 山本病院のカモや鵜のコロニーも襲撃。 それから一応名阪道路に向かって走り出したのだが、別に遠く行くこともないんじゃ?とかで、名阪道路には乗らず、斜面の畑道のどこかで昼食にすることにする。 ところが、この高さでもやはり山は寒い。 とても野外昼食どころではない。 あわてて斜面から下りとりあえず、トイレのある白川ダムに行く。 下界に降りると陽射は暖かく、のどかな午後になっている。 最近、畑のあぜ道・佐保川土手ルートが多いので白川ダムはあまり立ち寄ってないのだが、タマに来てみるとやはりおだやかないい場所だ。 広い湖面には点々とカモ、その他の水鳥も。 ここでいいや、時間も時間だし。 と、湖畔の遊歩道の茂みの陰で野外ラーメン昼食決行。 いやあ、あまりに近所なので、白川ダムで昼食なんて考えてなかったけど。 たまにはいいか。 こうしてみると、自分の日常生活圏でも散歩する場所には事欠かないようだ。 わざわざ山村に引っ越したとしても、日常化すればたいして面白くもないのかも。 結局、住み慣れてしまえばどこでも同じ。 ここで充分だろ? 今ある自分の生活を楽しんで、ああ面白かった、じゃぁ「グッドバイ、また会いましょう」とかやるのがコツでしょうかねぇ。 ・・・しかし、もう一度くらい長期ドイツ暮らしでもやってからのことだがね。 vo:smsy/hk2013/67222490.html
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