垂仁天皇陵とフジ 天王寺動物園と阿..
[野外徘徊記]

天王寺動物園と阿倍野ハルカス(trio) 第一巻

2014/5/12(月) 午後 3:49
5月6日(火・祝)
連休最終日のハハオヤ・メンテナンス企画。
天王寺公園で開催中のナントカ・フェスタに行き、後は成り行きで動物園やハルカスと、かなり安直な企画だが連休中というのはこういうのが相場だろう。
 
JR天王寺駅でJR新人研修中のみなさん。
見よ、あれがハルカスだ!
 
日本一高い商業施設ビルだそう。
キタ・ミナミに比べ長期地盤沈下中のアベノ復活なるか。
 
東京=キタ
新宿=ミナミ
とすれば
上野がアベノ。
動物園と美術館もある。
個人的に言えば大阪釜ヶ崎ネイティブの私のテリトリは、
ガキ〜中学生=アベノ
高校=大国町・ナンバ
勤め人時代=キタ
ということになり、天王寺・阿倍野はかなりの古層に属する。
 
あまり記憶の古層が蘇って欲しくもないのだが、それはそれで、よじ登って見れば見たくもない新世界からトビタまで見えてしまったりする。
天王寺公園ねぇ・・
 
それが、このトシになって親子三人で天王寺動物園なんて。
笑ってしまうま。
 
天王寺公園のナントカ・フェスタ入園料150円。
 
ただし、身障者手帳を見せればハハオヤとヨメはタダ。
後で聞けば私の年齢でも大阪市の公共施設は無料だとか。
しかし、私は奈良県民なので適応外のようだ。
イヤだけど、この際住民登録だけ大阪市にするか?とか、チラリとヨコシマウマな考えも。
 
ちなみに左はヨメではありません。
右?
 
実は下。
 
 
なんだかよく分からんイベントで、メキシコ関連とかいうことだったが、そんなことはどうでもいい。
 
おなじみのカモではなく、本日は多種の生態撮影に集中。
やっと春らしい陽気になった。もうカモ写真でもないだろう。
最初に発売されたデジカメを買い、毎日曜ごとに街を撮影しに出かけていた頃の被写体がこのジャンル。

度重なる官憲の弾圧にも屈せず、貴重な生態学資料の収集に情熱を傾けた東大阪下層労働者時代。
今更思い出したくもないが。
 






 
 
 
イベント自体は入場料を取るほどのモンではなく、せっかくおにぎり持っていくというヨメを制して来たワリには会場の食べ物は高くてつまらんものばかり。
 
せめて、得意のサルサダンスでも大観衆の前で披露し、動物園に回ることにする。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
動物園の正規入場料は500円だが、公園イベント150円のチケットを見せれば差額350円でOK。
もちろん、ハハオヤ+ヨメは無料。
 
と言うわけで、なんとゴールデンウィーク中の天王寺動物園に入園となってしまった。
 
 
 
 
 
 
 
 
連休中家族行楽の圧倒的王道、天王寺動物園へ、タイムスリップ!
 
 
相変わらずの動物園の光景。多少はレイアウトが変更されているが、50年前と殆ど変らないコンセプトで展示されている。
 
子どもの頃に来たときには園内にサル電車が運行されていたが、これはとっくにない。
 




高校時代に2,3度デートに使ったが、この時にはまだクジラの巨大な骨が野外展示されていた。
もちろん、今はもうない。
 
 
  
 
高校を卒業し第一次フリータ時代に入っていた私は時々天王寺動物園にフラミンゴを見に行った。

当時、正面ゲートの前にフラミンゴ池が広がっていて、ピンク色のフラミンゴ達がふわふわと浮遊していた。
そのような天国的な光景が下層労働者の地獄と壁ひとつで接していたのだった。 
フラミンゴ池は縮小され、天国の住人達は網に囲われたほんの小さな敷地に追いやられていた。
 
今回、目を引いたのはこのオオツルで身長2メートㇽの大型のつがいのオスがせめてもの求愛ダンスを狭いオリで踊っていた。
 
この鳥が羽ばたくと、ものすごい事態が起きる予感がした。
オリを破り、大空に舞い上がっていく予感。
しかし、現実は単にダチョウ化してただオリの中を走っただけ。
 
オリではないが、ひな壇に乗せられ、ただウロウロとして暮すシロクマ蓬莱55くん。
覇気のない情けない顔である。
実際にこの種の動物園の動物を展示するだけというコンセプトは古臭く、サファリ式に比べて凋落は著しい。
実際はサファリ式でも厳しく管理されていて、つらい不本意な労働であるのは同じワケだが、逃げる場所のない職場に閉じ込められている動物を見るのはあまり愉快ではない。
 
動物のほうだってラクしてエサをもらえる動物園暮らしの方がトクと思ってるのかもしれないが、別に動物園に行かなくともそんなヤツはどこにでもいる。
それより、このアシカ池を占拠し、我が物顔でコチラを睨んでいる野生のサギ達の覇気を見よ。
 
こいつらはたくましく、天王寺動物園の上空を力強く羽ばたいて飛翔していた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

動物に感情移入してしまっては小学生的観察に過ぎるというものだろう。
オトナにはオトナの学習がある。
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<画像容量オーバーにより次項に続く・・・>
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