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[野外徘徊記]

崩壊する世界と遍在する危機

2016/8/9(火)17:4
7月30日(土) 31(日) 8月4日(木)
三週程前から片頭痛が取れなくなった。
いよいよ脳内環境の危機か、との予感。
私はすでに髄膜炎・硬膜下下血腫という脳系統の故障で手術・入院経験がある。
元来の蓄膿症持ちなので脳周辺に炎症が行きやすい。
そして高脂血症なので血圧が高く、毛細血管が詰まりやすいのだ。
まあ、そのうちソレは来るだろう。
そんなに遠いハナシではない。
8月4日(木)

奈良県下市町明水館食堂(8月4日)
大和高田市のさくら荘と似た感じの公共福祉施設気味の日帰り温泉施設。
町外者500円。
最近眉がつりあがりぎみ(!)なので眉の端を剃っている。
どこか覇気がないが、もともとそんなのはなかった(^^;

老化は肉体よりも精神の方が顕著で、もう自分の内なる諦観と絶望を制御することができない。
「私」というミクロコスモス、「私の世界」というマクロコスモス、「私の今」というシンクロノロジーが三位一体で疎ましい。

ややもすればどうにもらない絶対的日常性の権化であるわが隣人にその鬱曲が漏れ出していってしまう。

こちらとあちら、まったく接点のない不気味な境界上のあやうい綱渡り。

7月30日(土)
土曜日はカラオケレインボー柏木店(初)に行き、大起水産回転寿司(柏木店)初で無理やりカラモリアゲ。

週末の大起水産奈良店は大入りで、店奥の別の小部屋のレーンの方に案内されてしまう。
周って来る回転寿司は手前の大部屋レーンの方が豊富。
大起水産は奈良のローカルな水産問屋時代から知っている。
当時私が勤めていた東大阪下町印刷屋の顧客だった。
で、事務のウエムラさんがいつの間にかダイキに寿移籍。
今では大阪で知らぬものなしの有名店チェーン。
店名としての「何とか水産」ブームの火付役になっている。
最後に注文した串カツは当初あまりのヴォリュームに感嘆したが、その実コロモの厚みがハンパでない、どす重いシロモノ。
これにはメゲましたがなんとか完食。
これに一言文句を言わねばヨメの世界のバランスは回復しない。
あくまで自前 ad-hocな一元世界。

大起水産前にはスーパー銭湯極楽湯もある。

今まで奈良県立図書情報館にしか用がなかった柏木町界隈だが、当方老いさらばえ、もう夜の大阪で豪遊ちゅうような覇気不足。
近場地元のスポットでとダウンサイジング中。

7月31日(日)
翌日曜は午後から大きく相違する二つの世界観が冷戦の均衡を破り、実弾衣類が飛び交う局地戦に飛び火、ついに最終戦争勃発でいよいよ世界の完全崩壊かと思われた。

それでも夜には食事休戦成立、近所イオンモールに白バイクに二人タンデムで。

リニューアルオープンという触れ込みだったが、完全オープンではなく、ところどころ撤退商店改装中の目隠し塀が目立つ中途半端な亡霊世界だった。
とにかくフードコート新規開店の「おひつご飯」店でマグロ三昧を。

最後の白だしでお茶漬けはマズマズだったが、マグロに付け醤油を添付するのを忘れていて、暖かい白ごはんに中途半端なマグロの切り身で少々パンチ不足。
他に新味のある店もなく、モール一階の豚ハルで食いなおすとか。
まだ(食べ放題)いけるというあくまでポジティブなヨメに、もう生きるに積極的なモチベーションも残って居ない私が夫随。
豚カツ専門店だが、お替り自由の玉子ご飯がヨメに大好評。

何となく戦禍生々しい激戦地に帰るのもナンなのでそのままモール終了の23時までウロウロと。

イオンも閉店する23時になり、駐輪場に停めてあった白バイクにもどる。
途中でバイクのキーを挿したままなのに気づく。
まったくキーのことも覚えていない。
抜き忘れたのではなく、エンジンも切っていなかったのだ。
停止するときにステーのセンサーでエンジン自体は切れているのだが、ライト類が点灯したままの状態で離れ、今までまったくキーの事も意識にのぼらなかった。

白バイクは完全に死亡中。
ウンともスンとも。

イオンモールの設備・警備関係者と協議、翌日までとにかく駐輪場に放置の了解を得る。
23:30に最寄り駅までのシャトルバス最終があったので、ソレで帰宅。
この非常事態勃発でウチの内戦は完全停戦、24時間ロードサービスに発信しするとレッカー発動可能という。
新たな外の脅威に対して直ちに戦略的講和を締結、共同作戦を組み再び今度は赤バイクでイオンモールへ。
           ・・・

深夜のイオンモールの駐車場、車止め、やがて照明も消え、レッカ―車到着・・・
やはり、バッテリーの復活に難航しそうなので仮死白バイクは修理工場搬入、ウチはとにかく寝に帰る・・・

とかいう危機にみまわれた週末。
世界はいやにクソ暑い。

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8月4日(木)、とにかく朝から以前髄膜炎でひと月入院していた天理病院で受診。
ひととおりの触診瞳孔反応左右運動知覚反応検査で脳に損傷はなかろう、という感触。
別枠で一応近所の青藍病院の脳ドックも申し込む。
天理病院の帰りにそのバイク足で下市の明水館に行ったのだった。

もうヨメの顔ではなく自分の顔にマスクしなければ正視できないような老顔に(^^;

奈良県下市町も吉野の山と川に囲まれた地勢だが、どんよりとした曇り空に何の面白気もなくただへばり付いている古ぼけた宿場町。
地元老人なら入館料300円の老人福祉施設的趣の名水館の古ぼけた畳敷き休憩室で一人居ねむっていると、こんなところで世界崩壊の瞬間を一人で向えている自分の人生にある程度の帰結感も。 

まあいい、覚悟だけなら病院に行かずともできるのだ。

vo:dankais/blog2016/68247844.html
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