信濃橋から梅田界 丸善インテック大..
[静かな生活]

上に昇る時間


'22 6月7日(火)
この春先から随分永くかかったものだ。
やっと全ての入院検査診断が一応終了、私は立派な医療式戒名をいだいた。
ありていに言って期限はきっちり切られたちゃったのだが、しかし、しばらくはモラトリアム生活になるだろう(^^;

朝は雨かとも思わせたが、病院から帰宅するとかなり空が明るくなっていた。

今は北摂の山の緑色や山麓の住宅群まではっきりと見えている。

南側の、私の少年期を過ごした地域はそこまでくっきりとはもう見えていない。

ヨメが先に帰宅していて、とりあえず病院で残り時間切ってもらった記念撮影する?と。
そやない?
法事用に美容院で髪切ってもらった証拠写真?
そか(^^;

あ、風が吹いたら、せっかく染めたのに中からぱらぱらと白いものが(^^;

私は喜んでいいのか悪いのか、これから昇っていく時間を数えて生きるんか?という微妙な表情。
up:2022/6/9(木)15:49
vo:smsy/hk2022/68376256.html

'22 6月8日(水)
何年振りかの法事、ヨメと親族宅へ。
もう最後かもしれんので・・とかの文面だったので流石にあの方も時間が見えてきたのかとも。
ヨメと久しぶりに近鉄奈良線に乗る。

いい天気になって、枚岡あたりの生駒中腹からの大阪の見通しはくっきりとして良かった。

ヨメは優先座席なのにグイと後に向き直り懸命にハルカスを撮る(^^;

次いで、のんびりした近鉄王子線に乗り換え。
まあ、地上のことはそんなにくっきりと決着が付くわけではない。
もう地上のことはどうでもいい。
私はやはり後にグダグダと見苦しい痕跡をのこしたまま、勝手に昇ることになるんだろう。
「なんとも勝手なヤツちゃ。」
それが私がコチラに残した唯一の。
up:2022/6/9(木)16:31
vo:smsy/hk2022/68376379.html

'22 6月11日(土)
梅田阪急デパートの11階に昇る。

御堂筋の眺めはなかなかの。

「昇る」シリーズなんで、この写真もオマケでいれときました。
up:2022/6/13(月)17:40
vo:smsy/hk2022/68376502.html


'22 6月16日(木)
ヨメ明日から3連休で木曜夕、趣味の昇殿塔見学(^^♪、ついでにPARCOの無料現代アート展示即売会にという予定。

午後4時、昇殿塔前北堀江公園にママチャリで乗りつけたヨメ。
昇動産屋営業2氏とおちあい、本日の昇談物件見聞。
5N階100平方1.6億円でございます。
これだけ昇れば当方の希望と合致するのでは、とかの昇動屋次長サンからの見学要請だったそう。

東側の都心眺望はのっぺりとした南側よりは変化があるか。
ま、眺望やリビングはまずまずか。
だが、広すぎる寝室はウチでは使いようがない印象。

広さはあるのだが、この間取りではうるさいヨメと住める部屋数ではない。
それでは大阪キタエリアの昇高層殿も御見聞をとかということになってしまう(^^;

1億6千万の昇談に来たにしてはハンドルカバー付きのママチャリではいかにもウソくさい。
営業次長サン達に見つからないようにこっそり脱出(^^;
up:2022/6/20(月)14:6
vo:smsy/hk2022/68376994.html

'22 6月19日(日)
午前11時、隣ブロック棟前で、別の昇動産屋営業サンと待ち合わせ。

3N階南面97平方8800万。

ベランダ西側からは大阪湾が見える。

南正面は隣のURの屋上や浪速公園の緑が手前にあり、なかなかすっきりした眺望。
この棟の南面ならもう高層建築はなく、31階ではなくとも20階以上ならかなりいい眺望が得られる感じ。
北面のウチのアジトからは都心近隣高層昇殿がかなりの邪魔。

何故かこの昇動産屋営業氏に文句タレるヨメ。
まあ、地上のことはもう私にはどうでもいい。
 ---
午後4時、タクシーで大阪北エリアの昇高層昇殿宅へ。
昇動産屋の若手営業氏とタクシー内で現代アート談義。
なかなかの好青年。

(1)中津の昇殿宅塔。
ここは嘗ての東洋ホテルではないか。

道路沿いだがかなり豪華に緑を配置。

エントランスからのホールはわざと半地下中庭の横を歩かせてエレベーターホールまで。
この玄関廻りの雰囲気はさすが。
半地下中庭の正面が居住者専用ラウンジになっている。

これが梅田の新築高層昇殿のレベルか。

4N階、南東角85平方 1,75億円。
しかし南はモロ梅田中心街で眺望良好とは言えず。
リビングの配置設計はなかなか落ち着いた間取りだったのだが。
ニューヨーク在住の某大国のお方が一度も使用せず、資産保有物件として2年寝かせていたヤツとか。

中間階のテラスに。

淀川の眺望はさすが。


(2)ついで昇動産屋次長一番推しの福島昇高層昇宅殿塔へ。

ここは嘗ての朝日放送跡ではないか。

4N階南西角101平方2.15億円。
うむ、なるほどの。
コイツはなかなかの。

都会だけではなくて淀川の斜めに入った構図が見飽きさせない。
南側には都会の高層ビル群がニョキニョキと。

この正面の昇高層は目ざわりというよりもなかなか面白いアクセントになっている。
シースルーエレベーターの上下の動きも楽しい。
アッチもかなりの凝った設計の昇高層昇宅殿らしい。

部屋の感じもこれなら居住するのに文句はない・・・
思わず「コレください!」と言いそうになったが、昇る話は急がずじっくりと(^^;

3N階のサービスラウンジのバルコニー。

中崎町のヤツとは違ってきっちり屋上庭園風にくつろげる空間設計になっていた。
それにエレベーターホール前の廊下はまるで美術館のようなクラシックな意匠になっていて、現代アート通の若手営業氏が特に御推奨。

最後に3)中ノ島の昇高層昇宅殿。

少々信濃橋西外れのビジネス街、大阪国際会議場前にあり生活感の感じられない地区。

エントランスまわりも住宅というよりビジネスビルかホテル仕様。

物件は5N階70平方北東向き 9280万。

流石5N階の都心西の眺望、大阪湾が近い。
夕日が映える淀川の構図はなかなか美しかった。
ヨメが2億の昇談にやすやすと乗るとは思えないのだが、私はそのような場のオブザーバーでいることが奇妙にヤマしくなったりする。
私は心が普通に貧しいのでとうとう大人物にはなれなかったのだ。

営業車で西梅田まで送ってもらいやっと心が開放される。
でもまあ、ツカレタけど勉強になりました。

それでは本日は休憩所に阪神デパートの方の10階に。

9階レストラン街の日曜夜の混雑とは全く別天地の10階のTully’sでカフェラテ。

ここでゆっくりと本日の物件を復習。
何か各物件の印象・記憶がごっちゃになってどれがどれだったか(^^;
もう私にはまったくこの地上で暮らす根気と時間がないのだが(^^♪

暮れ行く梅田ターミナルの空は意外とクリア。

この広大な面積中の人口密度があまりに少なく冷房がコタえてくるので中央に移動。

梅田の穴場カフェであることには間違いない。
たぶん梅田のデパートに集まる層ならもっとにぎやかな場所の方が落ち着くんだろう。
私はこの静かな天に近いカフェで過ごしながら時を待つのが気に入っているのだが。

up:2022/6/22(水)0:20
vo:smsy/hk2022/68377363.html
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