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[静かな生活]

天保山リバーサイドシティ


'22 7月8日(金)
境川の病院受診後、バスで八幡屋公園の大阪プールに行く予定。
病院を出て直ぐ前のバス停を見ると「天保山」行きが来ていたので飛び乗った。
経路番号は乗車予定の60番ではなく、弁天町経由とあったが、どのみち「天保山」方向なら手前の八幡屋(地下鉄朝潮橋)を通過するだろう。

しかしこのバスは弁天町に寄り道したあと、みなと通りに右折合流せず、そのまま直進していく。
・・・どうやらこのまま大正区を大回りし、大阪湾を迂回して逆方向から「天保山」に行くらしい。
ま、いいか・・・どのみち私は。

まったく見知らぬ港湾倉庫・開運会社その他が連なる街区を抜け、湾岸地帯の入り組んだ道から橋を渡り・・・これじゃ、昼前にプールで泳ぐなんて時間には着かんな・・ま、いいか(^^;
じゃ、天保山で昼食でも摂ってから。

「天保山リバーサイドシティ」にこの路線バス最後の客として下車(^^♪

バス停は天保山大観覧車の真下。
このあたりが天保山の遊園地?公園?リゾートの玄関らしい。

とりあえず横の施設のエスカレータを昇ると広い遊歩道。

この右手が商業施設マーケットプレイスで、なにかここで喰えるらしい。

突き当りが「海遊館」、入場料シニア2200円。
数年前に今はどこかに行ったきりのハハオヤとヨメと三人で来た場所だった。
そうか、ここだったか。

当時は多分地下鉄でやってき、大阪市民でもなかったのでので地理的なパースペクティブはまったく把握できていず、大阪湾近くというぼんやりとしたスポット感しかなかった。

しかし今年大阪に引っ越し、境川の2病院やドーム前イオンが近隣立ち寄り場所になり、先月からはバイクでみなと通を数回往復したりして天保山の方向位置感覚が脳内にマッピングできた。
先週からは八幡屋公園の大阪プールも往復100エン立ち寄りスポットに(^^♪

とりあえず、マーケットプレイス内のレストラン街で昼食。
いろいろあったが、もちろん各処で目にする「杵屋」もしっかり確認。
気分的にはフードコートよりもゆっくり落ち着いて食べたかった。

3階レストラン街の「がんこ」でおすすめの海鮮丼1400円。
880円のカツ丼にしょうと思っていたのだが、なんとなくせっかくここまできたんだから、と多少のレベルアップ(^^♪。

窓際の席だったが直射日光除けのブラインドで海はみえなかった。
しかしこのような平日の昼下がりの行楽地のレストランで一人喰っていると「ざまーみろ、勤労者ドモ!」感というよりも、場ちがい感の方が少々(^^;

食後、もう一度2階におりると、フードコートの奥に「なにわ食いしんぼ横丁」が。
これはひところはやった昭和レトロの疑似横丁食堂街だった。
しかし、凝ったレイアウトデザインの割には客は殆どよりつかず、表のフードコートの賑わいからすれば淋しいかぎり。
いや、夜になると少しはにぎわうのか・・・
多分、しかしこの昭和レトロブームはもう飽きられたか、というのが実感。

なんだか少々侘しくなって外に出ると、大観覧車の真下くらいにベンチがあった。

しばらくベンチで休憩。
殆どこの場所に人はやって来ない。
大観覧車も動いてはいるのだが、人の乗車気配はなし。
それでも一組の親子連れが今、乗車した模様。

大観覧車・・・私は10年もっと前に夜のロンドンでロンドン・アイに一人で乗った。
・・・しかしその他はまったく記憶はない。

プラター公園の観覧車はヨメと見たが乗車はしていない。
大がかりな公園にはつきもののようなイメージだが、私には殆ど縁のない施設だったか。
家族連れか・・・

先ほどのすたれた昭和レトロ、にぎやかな行楽地でひとり食事をしている場違い感・・・
真昼間にバスで宛てもなくまた漂っている私。
急にあの感覚がやってくる。

      『ようこそ鬱へ…』

境川の病院で癌の治療方針を合意してきたのだった。
別に今早急に何かをするつもりはなかった。
しかし確実に私は自分の時間の終焉をはっきりと外装されてしまったのだった。

大観覧車は子連れ家族の遊園地の午後の、とうとう私の人生にはなかった光景の。

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それからバスで八幡公園の大阪プールへ。
平日午後の50米10コースにはわずか二人の遊泳者。

三人目の私が例によってゆっくり400メドレーを三セット流している間、先客が一人帰り、もう一人も。
遂に50米10コースに私一人の超さみしくも超贅沢な時間が(^^♪

予定ではこの後、あみだ池の中央図書館(大阪市立辰巳商会図書館)にも行く予定だったが、60番バスが来てしまい、そのまま帰宅し疲れて眠り込む。
そういえば、天保山波止場近くに「辰巳商会」がありましたね。


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