VPMG2B
VR. 2.1 1995.10.3
- 用途
- データベース化ファイル同士の比較メンテナンス
- 英語データベースファイル対各国語ファイルのコードナンバー比較とメンテナンス
機能)
1. 二ヶ国語のデータを左右対象リストで表示
- 左(マスター側)にはベースの英語データを表示(変更・セーブは不可)
- 右(メンテナンス側)には比較したい言語ファイルを表示
- 従来のいわゆるマッチング処理で使用していたWPの機能では、左右対象の比較はできない。
- リスト形式で各データナンバーが常に同一行に表示されるように配慮。(1行表示)同時にリスト検討中の番号は下欄のテキストエリアに全文表示される。
上=マスター、下=メンテナンスデータ
2.
削除・追加が発生すると瞬時に全データをリナンバリングし、常に最新のシーケンシャルナンバー付き表示する。
3.
視認性のためのフォントサイズの変更(リスト部・テキスト部独立調整可)
4.
訂正・削除された内容はクリップボードにコピーされる。
- 訂正・削除の取り消し(UNDO)はクリップボードの内容をテキストエリアにコピーすることで実現する。(Windows
標準のクリップボードも別枠で利用できる。)
5. 文字列検索機能
6. 各種文字列比較検査機能
- ボルドー・ニューメリック・大文字の比較チェックをおこなう。
- マージ処理の基礎データ作成に利用できる。(英語と各国語との自動比較検査)
オペレーション
1.
マスターファイル、メンテナンスファイルをそれぞれダイレクトリ・ファイルリストから選択
ダブルクリック
2. 左右対象リストが表示される。
- マスターデータ側データ数との過不足は常にチェックされ、同一データ数であれば番号表示ボックスの色が黄色になる。
3.
左右の中心の「右上折れまがり矢印」ボタンをオンにすると(へこんでいる)左右のデータ同時にスクロールし、常に左右同一番号が選択状態になる。(上下のテキストボックスの内容も)
以下はすべてメンテナンスリスト(右)側での操作である。
4. データ番号削除
- データリストをダブルクリック
- 以下の番号が即座にリナンバリングされ繰り上がって表示される。
削除データはクリップボードにコピーされる。
5. データ番号追加
a.
追加ボタン(フアイル挟みこみアイコン)をクリックする。
現在指定しているデータ番号リストの前にクリップボードの内容が追加されて、以下の番号がひとつずつ繰り下がる。
6.
訂正はテキストボックスに直接入力しリストの現在番号行に出力する。(上向き指示アイコン)
○各国語アクセントの入力は旧WPマクロ(SPECIAL2.WPK)と同じ入力システムを組み込んだ。ワープロとしてのWP(DOS)の使用の必要はなくなった。
7.
訂正・追加・削除が行われると「郵便受けアイコン」に訂正フラグが立つ。
○セーブは「郵便受けアイコン」をクリック。または、次のファイルを読み込む時の警告表示時にセーブのする、しないを選択できる。
8.
テキストボックスとクリップボードの内容を編集・コピーして、データの交換やずらしをする。
9.
クリップボードは下側右端「横線いっぱい」ボタンの状態に応じて表示・非表示になる。(凹状:表示状態)
10. ボルドー文字の自動比較チェック
- 「Bold」オプションボタンをクリック
- マスター側の現在行より以降のすべてのデータのボルドー連続検索
1.
同一番号のメンテナンスファイルに同じ文字があるかの判定
2.
同一番号のマスター・メンテナンスデータのボルドー文字の数があっているかの判定
○異同が発見されたらその行を表示、警告メッセージが出る。
11. ニューメリックチェック
- ○「Numeric」オプションボタンをクリック
- マスター側の現在行より以降のすべてのデータの数値連続検索
左右データの数値対象比較検査
1. 数字項目の項目数
2. 数値の比較
○異同があると左右のリストボックス右下隅にさりげなく各データーより抽出した数値データーが表示される。どこが違うのか考えて見る。
12. 大文字(UPPER CASE)チェック
- ○「Ucase」オプションボタンをクリック
- マスター側の現在行より以降のすべてのデータのUPPER
CASE 文字連続検索
左右データの対象比較検査
1. 大文字項目の項目数
2. 大文字の比較
○異同があると左右のリストボックス右下隅にさりげなく各データーより抽出した大文字データーが表示される。どこが違うのか考えて見る。
ただし、大文字はアスキーコドー 64-90で検索しているので各国語のアクセント付き大文字は対象外。
13. 文字列検索(サーチ機能)
左・右欄とも固有のサーチボタンを持つ。検索行へのジャンプに使用。
「前」「次」ボタンで連続検索可能
サーチ文字入力はテキストボックスの選択文字列(ドラッグで反転表示)がデフォルトではいっている。
- (制限事項)
- サーチ文字列入力ボックスのフォントが日本語用なので、アクセント文字が化ける。サーチに影響はない。
-
- クリップボタン)
- あんまり使ってないようだけど、便利なこともあるかもしれない。
a.
クリップボードにデーターがあれば黄色になる。ごみ箱のアイコンが膨れる。
b.
下側テキストボックスの内容が表示されている時、このボタンを押すと?
→ テキストがクリップボードに追加コピーされる。
c.
リストのデーターが上書き更新された時もクリップボードに以前のデーターが待避コピーされる。
-
ごみ箱ボタン)
- クリップボードの内容クリアに使用
書類挟みこみボタン)
- クリップボードの内容をリストに挟みこむ(INSERT)。クリップボードの内容はクリアされる。
- 新オプション「プリセットデーターバンク」登場!!
- 編集領域ツールバーの「Σ」ボタンを押すと「プリセットデーターバンク」パネルが出てくるぞ!!
- 使用法はパネルのボタン表示のとおり、リスト(右)や上下のテキストボックスからワンタッチでデーターをコピーしてくる。
- コーピーされたデーターはダブルクリックすると下側テキストボックスのカーソールの位置に挿入される。
- このデーターは一度使っても消えないし、データー数も制限がないのでよく使う表現のデーターバンクとして利用すると便利。だと思う。
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(履歴)
95.1.27
マスターファイルを読み込んだとき、メンテナンスファイルのセーブフラグが消えるバグ修正
最終行に後続番号を追加するボタン新設
追加時に総行数が更新されないバグ修正
95.1.31 英語変更データ確認用 /*
形式のファイルサポート# (機能拡張)
a.右ファイルリスト下に「sub file」ボタン新設(右作業領域で2つのファイルを切り替えられる)
b.サブファイル使用時は「ペン」ボタンが表示される。
下側テキストで相違がある部分が上側テキストで反転表示される。
c.フォームのパターン選択メニュー新設
95.10.3 UPPER CASE CHACK 導入
プリセットパネル導入
その他ユーザーインターフェイスの改善