バンコクでリセットを試 .. バンコク彷徨(2)
[バンコクでリセットを試みる]

バンコク彷徨

2016/7/13(水)12:45
2004年2月3日(火)- 2月11日(水)
故あって文字通り身も心もボロボロになっていた。
しかし、とにかくいずれまたどこかに勤めて食っていかねばならない。
このまま鬱々と無為な日々を過ごしている場合ではない。
やむなく延命更新再生の秘術を試みるため裏ルートでタイに行った。
当初、性転換者2名・性転換被術者1名と同行する予定らしかったが、結局当日バンコクの空港に降りたのは私一人だった。

Tamちゃんと名乗る現地の世話人に案内され、治療施設の外国人用棟に入所し施術。

再生施術直後のどこか異様な自撮→

後再検査まで一週間ほどをバンコク市内の中級ホテルに居住し、ただぶらぶらして過ごしていた。

日本では真冬だというのにバンコクは常夏の強烈な陽射し。



大都会には人と車とバイクが密集し、冬の季節からきた者にはエネルギーが沸騰しているようにも見えた。

都会の雑踏の中では頭に包帯を巻き、奇妙にむくんだ顔の私が歩いていても誰も気にする様子はない。
この時、私は全くの匿名のただの外国人で、どこの社会にも属さず、他人と会話することもない。
別に観光に出かけるつもりもなく、文字通りただぶらぶらしていただけだった。




バンコクは大都会だが、裏町には開けっぴろげのアジアの生活も見えている。

後年、奇妙に親しくなる南アジアの屋台文化との最初の邂逅か。

朝はホテルの朝食だったが、昼ショッピングセンターのフードコート、夜は屋台からのテイクアウトで済ませることが多かった。



プロモーション特価のチラシを見て注文したら何と二人分のセット料金で、同じプレートを二人分並べられて往生したことがある。
しかしもちろん頑張って80パーセント完食まで持って行った(^^;





後半はバンコクの秋葉原と異名をとるパンティップ・プラザ↑に行き、そちらのフードコートで昼を済ませることが多かった。

中心街にあり電子機器の小売店が多数入居している。
私が唯一買い物に興味を持たないこともない分野のショッピングセンターである。



↑大体100円くらいのもの。
パンティップ・プラザでは若者が一人だけでやっているパソコンの修理店もあり、一度、デジカメのメモリーを別に持って行ったUSBメモリーにコピーしてもらう交渉をしたことがある。
300バーツで妥結。
少々吹っ掛けられたが、デジカメ用のSDカードを買うよりは安かった。

ホテルの近所の屋台で買った夜食→
適当に指さして注文。
タレも別添えになって要領よくプラスチック袋にまとめて手渡される。
美味くて安い。

タイでは夜は屋台外食が一般的らしい。
これが南アジア外食文化圏との初遭遇だった。







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