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[私家版野外徘徊記] | すしいち&ルキマ...![]() |
上津ダム公園 |
そろそろ暑さがやわらぎ、Rにこんな日には外へ、としりを叩かれた。 ピアノの練習を切り上げて15;00外へ。 ガレージに放ってあったキャンピングチェアを積んで、とりあえず上津ダム公園へと。 午後3時の気温はやはりまだ暑いが、それほど不快でもない。 あまり湿気がないのか。 名阪道路神野山ICで降り、裏道から上津ダムへ。 ![]() 気温23.5度、一気に10度弱の降下。 木陰は涼しい、しかし日向は陽ざしが強い。 ![]() いつぞやRとテントを張った小公園スペースは木がなく直射日光が暑そう。 ![]() ダム湖周囲を走り探すがチェアを設置できる適当な場所がなかなか見つからない。 ![]() 最終的に一番奥の小公園に。 ![]() 見晴らしはないが、釣り客もなく、静か。 ![]() ![]() インターカムで音楽を聞きながら・・・ インカムで・・ 今年はあまりインカムを使うくらいのツーリングには行けていない。 インカムの強烈な記憶が返ってくる。 春鬱と同時にRが旅行のことで強烈な・どういう訳か強烈な不信と不快を表明。 私の旅行温度の違いで君とのフランス滞在旅行は不可、という内的な論理をどうしてもRは単純な感覚的忌避としか捉えてくれない。 それに対する強烈なRの断絶の表明。 翌日、それでもいつものようにバイク二台で出掛けようとしたら、Rが行きたくない、という。 やってくる重苦しい時間。 何をする気にもならず、テーブルに突っ伏してうなだれる。 そのまま用意した外出用ディバッグからインカム二個が床に転がりおちたまま。 二個のインカムで楽しくツーリングに出掛けていたはずだったのだ。 それが今、床に落ちたままどうすることもなく転がり続けているだけの。 君とバイクで出かけたかったのに・・ とおもったら突然嗚咽が絞りでて来た。 子供のようにしゃくり上げて泣いている。 70才の私が。 もう一人で気楽にツーリングに、と出かけても周囲に出くわすのはRと過ごしたこの10年を超える時間の思い出ばかり。 かけがえのない楽しい思い出でもあるのだが、しかしそこから抜け出ることはない。 だからフランスには一人で出かけ日常をリセットすることが必要だったのだ。 かけがえのない楽しい思い出ばかりだったにしろ、Rは私とは少し違った位相に居、私の小児性にうまく対処できない。 私もRの小児性に苛立ちもするのだが。 豊かな回想に満ちた周囲の光景にまみれ、少しはまったく違う位相で別の世界を見たいとも思う。 ![]() とはいえ我々はこの世で唯一の家族なのだ。 この世はどうやらこんな風にいつも壊れたり繋がったりしてともかくも存続していくらしい。 このまま、もう生まれ変わりも変態羽化もできず、ただ今居る世界となんとか共存し、すり減りながらも最後まで。 up:2019/8/27(火)13:50
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