高級アパートとプラハ中央広場の .. [私家版野外徘徊記] 旧市街探訪 

 マラーストラナから下町へ (中欧いきあたりばったり7−1)


'19 9月19日(木)1
マラーストラナ広場の超プレミアムな早朝の光景。

通りや広場にまだ人影はない。

王宮の塔の静まり返ったたたずまい。

左の通天閣(ペトシーン展望塔)がまだ照明が入っている。

で、この高級アパートの居間はこの状態(^^; さっそく引っ越し準備なのだ。
やがて朝の光がマラーストラナ広場に。


広場にそろそろ人が。

プラハの朝に。


王宮の大聖堂の塔、窓外の望遠。

当方もそろそろ朝にするか。




朝食後ようやく荷造り完了。


あわただしいが、これで退出。
チェックアウト午前9時半。
目の前のマラーストラナ広場のトラム駅の自動販売機でチケットを購入しようとするが、相変わらずカード・札を食ってくれない。
スーツケースを置いたまま、少々難航していると後ろにいた家族連れのおジさんが声をかけてくる。
「これはコイン以外は使えない。」と日本語で。
「そうらしいですねぇ。
え? Why do you speak Japanease?」と思わず問い返す。
「あなたも英語喋ってる。同じことね。」と笑って連れの家族のところに帰っていく。
別にそれから日本談義をするつもりでもなく、ごく普通に連れだって歩いていく。
家族の方も当たり前のごとく、別に当方をわざとふりかえりったりもせず。
うむ、ちょっとカッコいいおジさんだった。

しかし、チケットが買えないのは困ったことだ。
もう一度ホテルのフロントに引き返して尋ねようとしたら、ヨメが「タダ乗りでいいよ」と邪悪なささやきを。

ついに邪悪な誘惑に乗ってしまい、そのままトラムに乗り込んでしまう。
まずトラムには検札は来ないだろう。
目的のPablova駅までは10分くらいだし。

トラムの汚れた窓からカレル橋が見える。

やはりどこから見ても風情があって美しい橋だ

Pablova到着。地下鉄の駅もある。

もう旧市街ではなく普通の町の光景。


本日のホテルを探す。

相変わらず少々わかりにくいホテルで、通りの中庭への路地の奥に玄関がある。

Chill アパートメンツ。
またも普通の共同住宅レジデンスをホテルにした民泊である。
結局プラハには4泊したのだが普通のホテルには一度も(^^;
一度は4つ星の古典的な普通のホテルに宿泊しかけたのだが、どういうわけか(^^;

玄関を入るにも呼び鈴を押さねばならないのは昨夜のレジデンスも同じ。
このアパートメントの玄関を入るとすぐにエレベーターホールだけがあり、横の階段からかすかに「階下に降りてください」とかの声が聞こえる。
エレベーターで降りようとするが、地下にはいかないようだ。
しかたがない、スーツケースとヨメをエレベーター前に置いて、階段で地下へと。
地下通路の奥に昔はカーブ(ケイブか?地下ワイン倉)であったような造りの食堂とフロントカウンターがあり、中年の上品そうなおバさんがにこにこと待っていた。

一人で食堂施設やアパート・ホテルのフロントの管理事務をしているようで、初めての来訪者があると、わざわざ地下通路に出、階段上に呼びかけねばならないので大変だろう(^^;
カウンターの横にコーヒの無料サービス器もあり、なかなか面白い地下空間。
宿泊書類にヨメのパスポートも必要なので、ヨメも呼んで手続きをする。

まだ午前中なのでチェックインできるとは思ってなかったが、入室可能だった。
部屋は一階(日本の二階)。エレベーターを降りると、建物左翼にはその一室だけ。

生け花教室でも開けるような黒板付き食堂兼居間。

奥に寝室1。

その奥に寝室2。

その横扉からサニタリーユニット。

トイレは玄関の廊下側にも設備されている。

まあ、前日・前々日のアパートメントホテルの規模もソレだったのでもう驚かない。
この部屋からは中庭の駐車場と同じようなアパートメント棟しか見えないので印象は地味すぎる。

でも、寝室2つは意味ないのだがこの空間はいかにも普通の市民の日常生活空間という感じ。

昨夜のレジデンスのように広い台所が別室にあるよりは、食堂の同じ空間で調理できる方が実質的だろう。
これで本日の夕食もスーパー買い食い惣菜だな(^^;

私は窓外の眺めはともかく、「プラハのアパートメントで暮らす」という実感があるのが気に入った。
例によって早速サイトにアクセスし、このホテルの明日の予約を。
しかし、例によって空き情報なし。

出かけに地下のコンシェルジュのおバさんに明日も連泊できるか尋ねる。
「パトロンに聴いてみます」とかで電話で問い合わしてくれたが、やはり空きはなし。
やれやれ、やはり明日も別の場所に引っ越しかい。

up:2019/10/31(木)1:1
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