水口グリーンヒルサント .. [私家版野外徘徊記] スイスホテル南海・花暦...

 信楽から多羅尾三国林道


'20 6月23日(火)
水口格安宿舎で1泊し、このパターンだと午後遅くに自宅発でも余裕のツーリングが可、ではあるが、やはり一泊となると少しは準備し心する必要がある。
前夜、さて寝ようとして電源アダプタ類を忘れてきたのに気が付いた。
一泊だとタブレット、その他の機器の充電も必要だ。
幸い携帯充電器を一個入れてきたのでタブレットはそれであと一日は持つ。
宿舎に問い合わせればUSB充電アダプタくらいは手配してくれそうだが、この宿ではソレも少々微妙な感じ(^^;

それはいいとして、やはり早朝に目覚めてしまってもう二度寝できなくなってしまう。
私の普段の起床時間は午前9時(〜10時 ^^;)
で、最近午後には必ず眠り落ちてしまう時間もある。
朝5時半に目が覚め、やはりもう眠れない。

しょうがない・・・一回り朝駆けしてくるか・・・

また適当に水口ー土山間のK538号くらいを走行。
いつもながら感心するほど同じような里道が続く。
道なりに走っていると、なんとなく方向が野洲川に向き、・・・ああ、ここか、というようないつか方向を確認するのに停車した橋のたもとの空き地を視認。

そのまま信号を渡りR1号を越えると、三月に正法寺に行くのに大回りをしてしまった県道41号(土山蒲生近江八幡線とか)との分岐にさしかかる。
この細道も多分、いつか400ccバイクで走ったハズだが、バイクが大型化している今ではあまり走りたくないような素振りの分岐口で、自然に右折の広域農道に入ってしまう。
前回はええい!とばかり青土ダムを越してR477鈴鹿スカイライン接続路まで大回りして正法寺に行った・・
ま、今はそんなことをする時間ではない。8時までには宿舎に帰って朝食をいただかねば。

UターンしてR1号で戻ろうとして、畑の中のバイパス路に気が付く。
かなり優秀な農道で広々とした里野の見晴らしがあり、交通量も多くない。
水口へはこの農道で川沿いのK549につなぐと快適だな。

そのままグリーンヒル・サントピアの一階レストランに。
午前八時の予約は私一人のようだ。
席に案内され、「すぐ味噌汁と焼き魚を、あ、ご飯のお替りは自由ですので・・」とか。

これぞ宿の朝食という完璧な内容。
焼きサケ一切れ/冷ややっこ/味付け海苔/香の物/味噌汁/ご飯・・・却って今では珍しいかも。
お替りをしようと「すみませ〜ん」と奥に呼びかけるが返答なし。
そのまま調理場の方に入るとお櫃と味噌汁があったので勝手にお替りをさせていただく。

ま、ソレはいいのだが、部屋に帰るとさすがに眠たい。
そのままベッドで仮眠を決め込む。
・・・9時半、よしよかろう。
では本日のツアー開始。

と、チェックアウト(食堂掃除のおバさんにカギを返しただけだが)を済ませ、外に出ると早朝は曇っていたが完璧な青空になっていた。
宿舎を出、ふと左を見ると昨日は閉まっていた「みなくち総合公園こどもの森」のゲートが開いていた。無料らしいぞ。ではちょいと・・・

自然観察公園・・か、最近近所の公園コロナメタボ散歩をよくやってたので、習慣的にバイクを置いて歩きだしてしまった。

時間も開園直ぐなので誰も居ない。

と、思ったら職員サンらしい麦わら帽子に自然観察農家服の女性が三脚で園内写真を撮影中。 追い越して振り向きざま一枚撮らしていただいたが、すでに遠くてお顔までは(^^;

2,3コースはあるようだが、一周30分くらいの敷地で、そんなにアラスカ風の大自然が出現するわけでもない。

駐車場脇のアジサイ植え込みが一番見ごろだった(^^;

では本日の行程に。
時間はたっぷりあるので、甲賀市甲南の宮乃温泉に行くことにする。
昨日前を通過した塩野温泉のごく近所。
しかしこの辺り、殆ど同じような農道と集落と畑が入り組み、なかなかどこか分からなかった。やっとさりげなく「宮乃温泉⇒ココ」という小っこい看板を畑の畔に見つける。
「甲賀忍びの宿」とハデに銘打っているワリには謙虚で質素なたたづまい。

ただし準備中。入浴は午後かららしい。
ならしゃーない。またいづれ。

では本格的に本日のコースをたどろう。
予定としては信楽から三国峠を越えて笠置に出る、感じで湯船森林公園がある県道5号を使わず協和CCの横道から和束に出、府道62の木屋峠道を確認するつもり。
既に一度は走っているのだが、まったく覚えていないのだ。
特に毎週京都の学校の帰りに府道62を使っていた頃は400ccバイクを始めた当初、このブログに記録を残す以前の話。

甲南の日帰り温泉二軒の後ろ山の麓に一条の道路があり、車が快適にはしっている。
快適に、というのはこの辺りの農道・県道は畑地に沿って自在に入り組み、とてもフルスロットルでは走れないのだが、ソッチは普通に走っていたのだ。
とりついてみると直ぐトンネルと陸橋。
昨日塩野温泉からR307を目指してうろうろしていた時に上を走っていた道だな。
陸橋の位置から言えば、新名神の立派な陸橋の下を走り抜けるとまた同じような陸橋が、今度は大分縮小されて連なっていたので、ヘンに印象的だった。
これは県道337ということだろう。

K337から信楽へのメインルートR307に左折して合流。
まだそれほど交通量もなく、起伏のある山間部を快調に通過。

信楽に近づくにつれ交通量が増えていく。

R307を正直に辿るのも退屈なので、適当な交差点(「牧」)で左折してみる。

のどかな山麓の集落を通過するが、単にこの集落への通過道路で何処にも通じず、直ぐに元のR307に合流してしまった。

信楽市街地。
それまでは山間の谷間筋の快適さも感じられたが信楽高原鉄道の線路も見えなくなり、物流トラックに囲まれて護送中。

「物流に携わる皆さま、ありがとうございます」という、ワザとらしい電光掲示が最近どこでも流行っているようだ。
しかし私は仕事で走っているワケではないので、この辺りでR307から別れ、直進しR138に。
R422共通部分で前回少し気になった「ディリー信楽」「タラオCC]の二つの看板に誘われ左折してR138を続ける。、

この選択でどうも協和ゴルフ横道和束府道62木屋峠予定はもうないか?

K138で極端に交通がなくなり、地元だけ道ののどかさが急に返ってくる。

快適な走行をそのまま続けると多羅尾に繋がっていくのだが?

多羅尾集落の分かれ道。
右 多羅尾林道 左 タラオCC信楽温泉。
あ、午前中は温泉予定だったのを思い出し、一応タラオCCの現在値を確認に行くことにする。

タラオCC近くに何やら「伊賀盆地絶景展望台」という表示があり、車も一台停まっている。
何それ?以前にはなかったけど?

とにかくタラオCC信楽温泉へ。

しかし、というかやはり、というかホテル・レイクヴィラは休業中。
ミニゴルフ場やレジャー施設のある奥の一角は全く人影がない。

いつぞやはこのミニゴルフコースの反対側にあるコテージに宿泊したなぁ・・・
思い出した。
確か左手の坂の上にトイレがあって・・・

少し奥まった何とか山登山口の一角にテニスコートとトイレ。
念のために調査してみるとトイレ施設は施錠されてなくて・・・はい、助かりました。
ありがとうございます。
いつぞやもここで昼食にしたような記憶も。

いや、この誰も居ない広大なレジャーパークが独占状態(不法侵入気味だが(^^;)なんで、例によってここで昼食、にしたかったのだが何も昼食材料がない。
途中のコンビニでカップヌードルで仕入れておけばよかったなぁ・・

名残は惜しいが、後戻りし本日の予定を遂行することにする。

その前に先ほど目についた「伊賀盆地絶景展望台」を確認に。
先客2組のうち自動車の熟年カップルが降りてきたので「上まで遠いんですか?」と尋ねる。
「いいや、しかし階段は急だよ。まあ、上がればスカッとするから」とのこと。

あ、なるほど。このようになってたのか。

ま、しかし、この光景はタラオCCから伊賀コリドールに下る途中や、多羅尾林道の展望台とほぼ同じ。

しかし、県道138の何でもない里道のような風物の直ぐ横がこうなっていたとは。
地名としては滋賀県甲賀市多羅尾だろ?
滋賀県から三重県の伊賀盆地が見下ろせるんだぜ?

展望台にもうひとり残っていたオフロードバイクの乗り手のおジさんは、ちゃんとカップヌードルを食していらっしゃいました。
私も用意さえ忘れてなければご相伴できたのですが(^^;

さて、こうなるとやはり多羅尾林道から三国林道経由で府道62の途中に出るという予定になるだろう。
少し多羅尾集落に戻りかけた時点に怪し気な横道があり「多羅尾林道起点」の立て札が。
え?確か集落を越したところから林道があるんじゃ?とは思うが、一応立て札を信じて多羅尾林道に左折。
予期していたワリには平坦で走りやすい舗装林道。
おかしいな、斜面を下っていくはずなんだが・・・

せせこましい林道だが、途中1か所だけちょいとした広場になっている空き地発見。

ここでお茶にする。

本当はお弁当にしたかったのだが(^^;

今回は虫除け剤は持参していたのに・・
しかし見通しの利かない狭い林道の空き地では風も通らない。
本日はかなり暑くなってしまって、あまり長居はできない感じ(^^;

急に里道に出てしまい、あれぇ?三国林道のハズでは?

半信半疑のまま、「右⇒多羅尾集落」の方に。

「多羅尾陣屋跡」。ただし休園中。
しばらく行くと、なんということか先ほど分岐した多羅尾集落の四つ辻にでてしまった。

結局この「多羅尾林道」は単にK138に並行して山の中を走っているだけだったのだ。

気を取り直し、集落の奥からの本来の「多羅尾林道」に入る。
この多羅尾林道も5分も行かないうちに「三国越林道」の分岐点に。
ああ、ここか。数回は走ってるハズだな。
三国越林道自体は尾根道でそんなに大した起伏はない。

林道どころか途中でかなり開けた集落にも遭遇。
この集落で道があちこちで分岐して、どっちが三国越林道本体かわからなくなる。
なんとなく方向感覚で左折が尾根道だろうと左折。

ところがやはりコチラではなかったと途中で気が付く。
道はかなりの下りになり、180度方向転換させられるえげつないつづら折れ部もある。
あ、三国連山から数ある下り道の一コだな・・

途中で一か所、下界が見える場所あり。
アレは木津川だな。

かなりエグい下りを降り切るとR163に突き当たる。
ここは大河原の近辺。
大河原からレイクフォレストの裏口に登り、県道4号沿いの玄関から出るショートカットも試したかったが、まあ、だいたい判る。
本日は笠置から県道33で奈良市まで行く。
奈良市内で何か食おう・・・

笠置大橋午後2時過ぎ。

R369に合流2時半。

奈良公園通過2時45分。

くら寿司でにぎり昼定食500エン午後3時。
up:2020/6/28(日)1:47
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