天王寺・膳やと難波 .. [私家版野外徘徊記] スシロー...

 大和郡山城址・「季之庄」


'21 5月15日(土)
まだ本調子ではないのだが、とにかく散歩に出る。
郡山城址公園が多少整備され、展望台が出来たとかで、とりあえずソコに。

朝から暑い日で途中のマツゲンで飲み物補給。

郡山城址石垣は以前からあったのだが、天守閣跡地をすっきりと単なる展望台に改築した模様。

なるほど、特徴のある石垣で形がまったく不揃い。

その辺りの町から適当に石を拠出させたとかで。

私は退院したのだが、まだ体力不足。

やはりさすがは高齢者であると今にして自覚。

ご近所の郡山病院隔離棟に一週間、点滴治療を受けたが、5階からの大和郡山市東南域の眺めに山に抱かれた中規模地方都市の好ましさを認識。・

その眺めに今の集合住宅も入っていたのだが、三階ではまったく外の空間が望めず、その中で30年も閉じこもっていた歳月の無為を思う。

せめて毎日、朝起きれば山と緑が眼前に拡がっていたなら、少なくとも会社辞めてからのこの20年間は・・・

ま、いっしょかも・・。

この穴の上側に石地蔵が。

展望台を一周。

新しい橋ができていた。

以前は柳沢文庫の裏口木戸風の小門が天守逆側への通路だったが。

城跡というイメージに合わせたようだが、これは取ってつけたような感じでどうもね。

城跡会館前の広場では全国工芸展風のイベント。

そんなにたいした規模ではないが人出は多い。

あまり暑いので城跡会館内へ。

ところが、いやに高圧的なボランティアガイドに記帳を迫られ、まったくユーモアがない説明を聞かされ、座っていると「いつまで居るのか?」と誰何され・・
いまどき、ボランティアだからといって都合押し付け一方的ガイドが可能だとは思わなかった。
少なくとも説明するのが楽しい、人と喋るのが大好きとかいうヒマ老人も多いハズだと思うのだが。 ひょっとしてケイサツ関係のOB?

なんだか尻すぼみ気味に郡山城址散策終了。
向かい側のDRM MORI 大和郡山城ホール内の市立図書館へ。
しばらくご近所のコチラを頼りにすることにして5冊借りだし。

マツゲン前の銀行ATMで現金を引きだし、「季之庄」へ。
コチラではGOTOイート券もクレジットカードもPAYPAYもダメ・・・きっぱりと現金のみらしいので。

私は自宅療養中に急にうどんが食べたくなり、町のうどん屋をサーチ。
嘗ては大衆食堂の花だった「うどん」は今ではかなりレアなメニューになっている。
ソバなら専門店もあるようだが・・・
結局、商店街唯一の和食店「季之庄」できつねうどんをたべることにしたわけだ。
しかし、きつね一食だとなんだか心もとないので、メニューを見て「てんぷらうどん」に心変わりをした。
・・・「てんぶらうどん」はカツ丼や定食ものよりも高いのだが・・・
やはりまだ熱が残っていて、鼻が利かず、ダシの風味もよくわからなかったのだった。

と言うわけで商店街唯一の和食店に本日も席を占めたのだった。
ヨメは「さより定食」1000円。

私はメニューで気になっていた釜飯(鶏)。
テーブルの上に携帯燃料に仕掛けた釜を置き、蓋にはタイマーが。
20分待ってくれ、というわけだ。

ちゅうことで、サヨリ刺身定食の向こうで20分の長考。

まだか? 店の女将が15分くらいで、それでは味噌汁お持ちしますので・・と。

やっと釜飯にありつく。

でもまあ、待ったワリには薄味で釜飯の強烈な個性は感じられなかった。
貴重な商店街唯一の和食店でカツ丼くらいならまた食べにくるかもしれんが。

夜も外食することにして、近所の吉野屋へ。
しかし、店に入るとテーブルがかたつけられていて「お持ち帰りだけになります」と。
当市も夜20時以降は客を入れない店が大半になったようだ。
あきらめて一旦帰りかけるが、さりとて冷蔵庫にはたいしたものはない。
ではテイクアウトでいいか・・・

これが吉野屋テイクアウトの具だく牛丼と肉だく黒カレーだ。

両者は殆ど同じで、具だく(150エン+)の追加肉パックとカレーパックが付いてくるだけ。

肉だく黒カレーは牛丼の上にカレーをかけて喰うのだ。
カレーはまずまず。しかし牛丼の味はもちろんしない。
先ず牛丼を半分喰ってからカレーをかけるべきだったな。

up:2021/5/18(火)23:56
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