象印食堂 .. [私家版野外徘徊記] 天王寺動物園とアベノ...

 韓式屋台K-storyから岸の里・玉手


'22 3月21日(月)
私はあまり好みではないが、ヨメが行こうというので。
ご近所の取り壊しビル一階でわずかに営業しているちょいとアヤシ気な韓国食堂K-storyに。

簡易玄関を入ると壁天井一面スダレで装飾した韓国食堂の雰囲気。

韓国語の会話も聞こえる店内はほぼ満員。

韓国風に不愛想な店員サンに私が解る範囲の定食を注文。

キムチチゲ定食750円

ブルゴギ定食950円。
ブルゴギはただのキャベツのすき焼き風味付け。
キムチチゲはさすがの辛さの中のコクあり。
それぞれ韓国風タパが付き、食べにくい鉄椀と鉄箸で。
本格的韓国食堂の雰囲気でわずかに日本風アレンジか。

韓国語メインの店内で思いもかけず韓国体験(^^♪

昼食後、私は敬老パス使用第二弾、いまから住吉区まで散歩して地下鉄で帰るつもり。

ヨメは「自転車で付き合おうか?」とか言うが、敬老パスの気楽さと自転車の利便性とは大いに違う。
私はのんびりと町筋をどこまでも歩いて行きたいのだ。

浪速区塩草あたりから西に折れる。
休日の道路は空いているし、町筋も整備され小ぎれい。

いわば無個性などこでもある町筋だが、清潔感があり面白みはないもののどこまでも安心して歩ける。

なにわ筋に出て南にまっすぐ。
もう西成区。 ここにも大型のライフあり。
そのまま前回探索した鶴見橋商店街を横切り、梅南・千本通りに。

なにわ筋の西側に線路と商店街入口が。

南海高野線(汐見橋線)、西天下茶屋駅のホームが見える。

西天商店街・・・かすかに茫洋とした記憶が蘇る。
この商店街は遠い・・いつかの夕方迷い込み、人々でごった返し雑跋とした西果ての見知らぬ町の生活の底に潜り込み・・・
しかし、今は完全にひと気なく廃墟化が。

どこまでも汐見橋線の線路に沿って続く長大なアーケード商店街。

往時より今の方が人口は増えているハズだが、この商店街の凋落ぶりはかなりエグイ。
もはや再起不能だろう。
シャッターが開いているのはデイサービス・介護サービスの営業所だけ。
辺りは既に老人達の町になってしまっていたのか。

万代店舗が放置されていた。
人で一杯だった商店街の万代百貨店が・・

商店街がやっと尽き、左折するとすぐ汐見橋線のガードになる。

ガードを抜けるとここまで延びてきたなにわ筋が線路に付き合って国道26号に大きくカーブしていた。

そして26号線に出るとそこが岸の里。地下鉄駅駅がある。
この辺りまでが私のガキの頃の世界のすべてだった。

国道上に南海汐見橋線のガード。左側すぐに南海の岸の里駅があるだろう。
まだ住吉区ではない。
北加賀屋まで歩くつもりだった。

しかし、岸の里から国道筋をあるいても後はただのうるさい国道路。
せめて玉出までは、とまだ歩くのだが・・・

玉出にスーパー玉出の店は国道筋には見えなかった。
たぶんコレ、本社の事務所ビルだろう。

やはり、もう私には玉出には何の記憶も戻ってこない。
多分、ガキの私はコチラには来なかった・・・
高校時代は岸の里から左折し、万代池の方に・・だったか。
それとも津守からそのまま西側を加賀屋に・・だったか。
でも、それは高校時代の女の子の家の話(^^;
ガキの私にはやはり南海「汐見橋線」までが世界だったのだと再確認。

玉出地下鉄駅近辺に力餅食堂があったのでおはぎを買った。
玉出から四ツ橋線で50円帰宅。
ウチでヨメと力餅のおはぎを食すと、上品な甘味の柔らかい味でまずまずだった。

up:2022/3/24(木)13:6
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