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  ゲッレールト温泉の朝 (中欧いきあたりばったり4-1)


'19 9月16日(月)1
ゲッレールト温泉を擁するホテルに泊まったのに昨日は受付時間を間違え、入浴できなかった。
朝6時から受付なので本日は早起きし、朝食前にゲッレールト温泉へ。

温泉玄関ホールを見下ろすホテル側の階上で受付を済ませるとロッカーのカギを渡される。
そのまま階下のホールから温泉入口ゲートへと・・・歩いていくと玄関から出勤してきた温泉スタッフと思しき二人組が我々を見つけ、温泉ゲートの通過し方と退場するときにカギを投函する箱を教えてくれる。
入口ゲートを通過すると個室が並んだマッサージ室があり、その奥の廊下の片隅にホテル宿泊者用のロッカーがある。
ちなみに入浴者は水着着用なので館内は施設はトイレ以外はすべて男女兼用。

ロッカーにバスローブや私物を入れ早速次のブロック、古色蒼然とした本来のゲッレールト温泉浴室に。
早朝だが既に2,3組の入浴客がいる。
日本語の女性グループも。

このブロックの浴槽は左右二つで温度が違う。
奥はスチームサウナのコンパートメント。

本来的には浴場内は撮影禁止がマナーだろうが、そこはそれ、観光客はアジア系ヨーロッパ系を問わずスマホでにこにこ撮影している。
では、私もカメラを持ってきて(^^;

次に別のブロックを探索・・
施設中央ブロックは外部日帰り入浴者のための個室ロッカーが並んでいて、100区画以上もあり完全に迷路状態。
なんとか壁際の通路を見つけ、潜り抜けるとようやくプールが見つかる。

これは幾分新しい明るい施設で二階のベランダでビールでも飲みながら休憩できる構造。
もっとも今は早朝なのでレストランはまだ営業していない。


プールの反対側の出口から屋外施設に出られる。

ブダペストの昼は真夏だが、さすがに早朝は少々肌寒い。
まだ人も少なく、なんとなくシーズンオフのリゾート風。

わずかに紅葉している木々もある。
大野外プールの横上方に小温水プールがあって、まあ露天風呂感覚か。


さすがにプールなので温度は低め、体温よりわずかに高い水温。

下の大野外プールには造波装置付きで、なんと波が打ち寄せている。

既に水浴しているご婦人の中に私も割り込む。


波は意外と本格的な強さで打ち寄せ、ご婦人連中は迷惑そうに波を避けて歩行されていた。

装飾過多な飾り壁。

あまり具象デザインが見当たらないのでどことなくアラベスクな、どうしても私はトルコ風呂と言ってしまう。
日本で私の世代が「トルコ風呂」というとナンバの風俗店の一種だが、私は「Bain Turque」というフランス語の語感を日本語に直して言っている。どうか誤解なきよう(^^;

館内レストランの野外席も今は無人でがらんとしている。
プールで水遊びをし、ビールでも飲んで一日ゆっくり過ごす施設なんだろう。

温泉付きレジャープールといったところか。
我々は旅行を始めたばかりなので、一日過ごす予定ではない。
ではもう一度室内プールに戻って、朝の水浴を。

適当に浮いている方を縫って泳いでいたら、歩いているご婦人に手で反時計回りの周回をするようにと言われた。

よく見ると、そのような感じで周回しているようだ。
最初は少し冷たい感じだが、そんなに水温は低くない。
水遊びには適当な水温だぜ、キミもひと泳ぎしたら?

最後にまた浴場で温まって8時には退場。
早く朝食を食いに行かんと。

ホテル ダノビウス・ゲッレールトの二階朝食レストラン。
既に大きなレストランは満員で、エザ場から随分遠くの角部屋まで埋まっている。

幸いエサ場に近いテーブルを確保、少々朝の太陽の直射がキツい席だったが。
どこでも8時がピークで9時過ぎると空いてきだすのだ。

お決まりのエッグスタンドがあり、好みのオムレツを焼いてくれる。

相変わらず悔いのないよう頑張ってっているヨメ。
部屋に帰り撤退準備。

最後に部屋のベランダからの朝のリバティ橋を撮影。
10時過ぎチェックアウト。
宿泊費はサイトで決済済だが、温泉の入浴料金30パーセント引きを支払う。
   [入浴代 ¥3106]

荷物を持ったまま、ロビーのらせん階段を上り、二階のソファーで本日今から宿泊するホテルを検索(^^;
今回の旅行ではヨメがホテルの検索と決定を担当。
私はヨメの指示で予約し、その住所までGoogle地図参照しヨメを連れていくだけ、ラク(^^;
ウィーンではその予約で既に間違えてしまっていたのだった。

このソファーはレストラン入口脇にあり、朝食時には傍らにコーヒーメーカーがあったのだが、今は撤去されていた。密かに期待してたのに(^^;

小一時間かかって本日はここからメトロで3駅のホテル「ビクトリア」に決定。
決め手は対岸の「国会議事堂」の眺め。
ヨメは壮麗なブダペスト国会議事堂の建築美のにわかフアンになった模様。

では、宿替えに。
すぐ近くなので20分もあれば行って仮チェックインできるだろう。

このダニュヌビスホテルの前庭に泉があり、人が水を汲んでいる。
してみるとやはりコチラの温泉は飲料が主だろう。
まるで日本の足湯のように、無料でホテルの前に温泉水汲み場があるのが面白い。

やってきたトラムに乗り、ドナウのブダ側岸辺を移動。

汚い窓ガラスに要塞の石垣や教会の石塀等が連なっている。
この連なりはやがて王宮下まで行く。

本日の宿はブダ王宮の次のトラム駅のすぐ前だった。

up:2019/10/8(火)3:20 vp:2019/12/21(土)12:52
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