プラハ最後の夜II  [中欧いきあたりばったり目次]  なぜかバンコクから帰...

  プラハ中央駅から無事帰還? (中欧いきあたりばったり10) 


'19 9月22日(日)
プラハより日本に帰る日。
初日と最終日にホテルの予約で失策してしまったが、とにかくいきあたりばったり旅行は無事終了。 めでたしめでたし(^^:

ホテルの窓から一応外を見る。

別に何も(^^;

朝の共用廊下と台所。
本日はこれから駅に行くだけなので朝食省略。
結局台所は使わなかった。

チェックアウトし、地下鉄フロレンス駅9時前。
この改札への入口の左に黄色い切符販売機があるのだが、カードも札も喰ってくれず苦労した。
地下鉄一駅でプラハ中央駅着。

予約したウィーン行は10:47発。 少々早く着きすぎた(^^;
では、アレやるか?

切符売り場の上の待合場所の「駅ピアノ」。
昨日夕方、上から聞こえてくるピアノの音に気が付き「駅ピアノ」を確認。
しかし昨日は最後のプラハの夜に出掛けるのでピアノで遊ぶ気はなかったのだ。
では、列車待ちの今がその時じゃないか?

「ワタシ、ピアノ習ってるの・・・」レベルの女の子が弾いていた。
ではその次、おもむろに私が。

先ず、グラナドスの「オリエンタル」を静かに引き始める・・・

一人のおバさんが曲につられて後ろまで来てギャラリーに。
とはカメラ担当のヨメ談。

しかし、オリエンタルのメロディが展開し下降はじめる時、左手の指がどこに行くのか忘れてしまったようだ。
アカンなぁ・・・いつものパターンだよ。

そんなこともあろうかとか思ってストリートピアノ用レパートリーは密かにタメこんでいたのだがなぁ。
いつものとちりパターンになってしまうと、もう集中力が拡散しせっかく暗譜したビル・エバンスのアドリブのコピーもまったく続かない・・・
しかたがないので「枯葉」のメロディーを簡単にコードに乗せて一節弾き、そそくさと終了(^^;

最初からベンチに座って見ていたブルーのTシャツおジさんが拍手をしてくれたので、一応答礼。
ま、私のストリート・ピアノ中欧デビューはそんなところでちゃんちゃん♪。


まだ、腹も減っていないが、何か列車の中で食べるものでも仕入れとかんと。

ヨメが「下にスーパーあった」というなりスーツケースを引っ張ってすたすたと。

なるほど、スーパーBILLAが駅構内奥に。



スーパーでさえあれば、どこでもヨメは自動的に吸い込まれていく。
   ・・・

サンドイッチ、水等購入。

[BILLA Wilsonova 食料  ¥737]
これで車中は万全。
4時間くらいか。

10:47発プラハ中央駅発ウィーン中央駅行き乗車。

車内中央の向かい合わせ4人掛けテーブル席の片側だった。

やがてテーブル相席の年配女性親子がやってきて相対、顔を突き合わすので少々窮屈。
列車はプラハ郊外からBRNO経由でウィーンまで。

BRNOまでは既に走行済。

いずれにしてもよく似た中欧の田舎野原が続く。

BRNO通過。

ちらりとBRNO大聖堂の尖塔。
のどかな鉄道の旅だが、もう帰るだけなので興味も薄れ少々退屈か。

別段国境という雰囲気も気配もなくいつの間にかオーストリアに。

ドナウを渡る。
もうウィーン郊外である。
これでこの旅行の出発点に戻ってきたわけだ。

ウィーン中央駅着 午後3時前。

ここでウィーン国際空港線に乗り換える。

駅構内の路線案内で空港便確認。
このホームだな。 Flughafen Wien.

空港線に乗車。

3時半、空港駅着。
そのまま空港内のEVA航空チェックインカウンターに。
通常のチェックインはまだ開始されてなく列ができていたが「Eチェックイン済」というと優先カウンターに案内された。
Eチェックイン済の画面を見せてバゲージドロップ、台北行と関空行の二組のボーディングチケットを中年の女性係員にテキパキと交付してもらう。
あまりにテキパキと交付されたので、受け取ったボーディングパスを確認することもなく・・・

空港ラウンジに直行。

4時半には既にウィーン国際空港のラウンジで飽食の構え(^^;

高級感はないが、カフェテリアというような雰囲気で明るい。

予定通り、飽食堪能。

飽食に飽き、時間まで空港内探索。


まったく意味不明な店屋の看板の日本語発見し、極度乾燥してしまう。

ついでにもう一つ別のラウンジに、もう食べられないのだが見るだけでも、と案内図をたよりに人気のない通路を探索。
しかしかなり距離がありそうなので、途中で探索残念。

搭乗時間までボーディングエリアで大人しく待機することにする。
今回の旅行はこれでだいたい終了というわけだ。

後は勝手に各所の指示通り動くだけで自動的に関空に還っていることになる。
やれやれ・・・    ↑ そかな(^^;

実はここからが本番、トラブル続発前途多難先行き不明の格安個人旅行の神髄が(^^;

出国ゲートに行き出国チェック。
------- 【トラブルその1
チェックを済ませ、ヨメを待つがなかなか出てこない。
あまりに時間がかかり過ぎる。
いかにもおかしい??

出国ゲートに戻り、よく観察するとゲート列の一番左端に係員とモメているヨメの姿。
「どうしたん?」
「化粧品がぁ・・」

当初白人系の若い女性職員と南アジア系の中年の女性係員がいたのだが、私が行ったときにはもう決着していたようで、中年のおバさんが後を託されたような形だった。
「わかってたんだけど、忘れてた。しまったよ。」とヨメ。
ヨメの機内持ち込みの手荷物に自分へのお土産で買ってきたNATURARUM他のコスメチック製品の容器を入れてきてしまったという。
機内持ち込みの液体は100mlを越えてはいかんのだ。 あウッチ!
飲みかけのペットボトル飲料なんかは気が付いて列の横にある廃棄缶に捨てるのだが、飲料でもない化粧品・シャンプーなんかは案外気が付かない。
ヨメもその辺りの知識はあったのだが、手荷物に入れた時には気が付いていなかったらしい。

いままで、気の毒そうに応対していた白人系の若い係員が行ってしまい、後を託された形のアジアアフリカ系中年おバさんは怖い顔をして「廃棄!」といい、いきなりテーブルに並べたヨメの土産瓶数本をゴミ箱にぼたばたとたたき込む。
「あ、もったいない!」
しかしもうどうしようもない。 (xx)

嘗て私もシャルル・ドゴールで出国の手荷物検査で土産に買ったチーズを没収されたことがあった。
そのとき、検査職員に「では、今から全部食べます」と告げると相手はニヤリとわらい「どうぞ。」と後ろの席に案内してくれた。
チーズを水もなしで半分くらい齧って後は放棄したのだが、当時の係員は私とのやりとりを面白がって雑談を少し楽しんだりした。

しかし、ここのおバさんはとりつくシマもない。
嘗ての経験を生かせば「では、今からヨメのカオに全部塗りたくりますので・・」とか言うべきところだったが。
「せめて中身は廃棄しても容器だけは全部持ち帰ってくればよかった・・・」
とは後からのヨメの後知恵。

金額にして一万円くらいのロスだろう。しかたがないよ。
今回は旅行の宿泊開始と宿泊終了日にも予約ミスでのロス出費があるし。
行き当たりばったり全部自己責任旅行なので旅行総額の10パーセントくらいのロスなら覚悟の上。
そのくらいで済んで良かったな。 そうだね。・・・
くらいでこの一件を収め、また楽しい旅行モードに戻す。

ボーディングエリアで待機中。
心なしかヨメの顔がシブい(^^;

ボーディングエリアでEVA航空の台北便の案内を確認。
なぜかTAIPEIとBANKOKが併記されている?
バンコクにも寄港?
そんな話は聞いてないが?
------- 【トラブルその2
ちょっとボーディングパス見せてみ?       おい、これ!!↓

なんと私のチケットはウィーン→台北だが、ヨメのはバンコク→台北になっている!
ヨメはバンコクから私と同じ機体に飛び乗ってくることになっているのだ。
搭乗準備をしている係員にこのチケットを見せる。
しばらく確認していたが、結局そのままで「問題ない」と?
ウィーンからの機体はバンコクに寄港するらしいので何かの手違いらしい。

ウィーンからは普通に搭乗し、席も指定通り・・・
どうしてバンコクに寄り道することになるのか?
あまりに客が少なかったので、そちらでもう少し客を拾って台北に行く?
昔のヨーロッパ便の南回りではそんなケースもあったような気がするのだが。

up:2019/12/2(月)20:24 vp:2020/1/21(火)23:21
up:
 プラハ最後の夜II   バンコク(?)から帰...