鳴かず飛ばずの二月は・・・ ストラスブールまで 2
[ストラスブール通信シーズン2]

ストラスブールまで

2013/02/25
トルコ航空、イスタンブール5時間のトランジットでバーゼル、列車でストラスブール。
奈良から丸一日かかって到着した。
 
ヨメが起床する時間まで待って、ホテルから第一報報告電話。
8時間の時差があり、ヨメの月曜朝7時半はこちらの日曜夜23時半である。
だから、時差の層を潜り抜けて来た私は一晩徹夜した状態。
猛烈に眠たかったが、我慢して当地の日常時間に強制的に自分を矯正する。
月曜朝からクラスの授業開始だから、時差の調整は直ぐにやらんといかんのだ。
 
で、やっと眠ったら午前4時に知人から携帯メールが入り、着信音で起こされた。
そしたら寝付けず。
環境が変わると神経が興奮してしまう。
二度寝すると朝がヤバイのでパソコン・スマホを立ち上げる。
今ではどのホテルでも部屋から無料WIFIにアクセスできるようになっている。
一昨年のドイツ滞在中の事情ではそこまでではなかった。
有料だったり、部屋でwifiが届かなかったり。
 
(ストラスブール一日目の早朝の窓外)
-------
 
2・3(金) 深夜
関空からほぼ満員だったが、二人掛けの私の席と後ろの列の窓際だけが空席だった。
2席占拠できて良かった。
きちっと座ればヒザ前が付く座席。
イスタンブール早朝5時着まですべて夜間のフライト。
殆どが寝ている形なのであまりガサガサできない様相。
読書灯点けるのも隣が居れば遠慮しなければならないだろう。
深夜便エコノミーはシンドそうだ。
深夜便なので食事は無いとヨメが言ってたので、10時に関空2階のすき屋で500円分くらい食った。
しかし、離陸後夕食アリ。ま、機内食くらいなら何食食おうが。
イスタンブールは曇。
上空からは雲しか見えないのだが、雲が下界の明かりを反射してオレンジ色に着色された層があるように見えた。
 (イスタンブール・アタチュルク空港)
 
2・24(日)早朝 イスタンブール・アタチュルク空港。
ここで5時間のトランジット。
ざっとトランジットターミナルを一回りして、私が会員パスを持っているラウンジに行く。
関空で言えばカード会社系の飲み物しかないラウンジではなく、ビジネスクラスのKALラウンジと同等のラウンジのはず。

入って驚いた。満席である。
いちばん奥の長テーブルしか空いてなかった。
壁際に電源アウトレットがあったのでパソコン出して時間つぶし。
 
早朝だから余計混んでいたようだ。
8時頃になると空きが出だした。

ラウンジ内に無料WIFIもある。
アクセスするとパスワードを要求される。
入り口カウンターのおネエさんから印刷用紙を切り分けたようなパスワードのスリットを貰ってくる。
ログインできるのだが、どうもインターネットがアクチブにならない。
どうも無料wifiはこのケースが多く、常にあまり快適ではなかった印象がある。
 
ラウンジで2時間も経てばいい加減あきてくる。そろそろ行くか、と空港内見学に行く。
---
ヨーロッパの駅や空港でお馴染みの電光掲示板を見上げている集団に加わり、一応予約しているフライトが表示されているか確認。
この時点でバーゼル行き搭乗ゲートは未定。
しばらく免税店等ぶらぶら。
2時間前くらいになって搭乗ゲートが確定し表示される。
ゲート番号表示にしたがって、搭乗ゲートを見に行く。横に拡がった空港の翼の最奥部だった。
似たようなガラス張り・鉄骨・スチールベンチの空港内。
どこがイスタンブールやら。
 
暖房が効きすぎてやたらと暑い。
例に寄って、さっそく半パンツ・半そでになった若者が歩いている。
外の温度を推し量ってみようとするが、空港敷地にはただの通行人なんてのはいない。どんな恰好であるいているのかわからない。 
 
ガラス越しにイスタンブールなるものを探してみるが、曇っていて遠くはよく見えない。 
これかな?  かすかにモスクのミナレット。→   
   
 
バーゼルまで3時間。
さすがに眠い。
ちょいと居眠りしている間に離陸してしまった。
ちらりとダーダーネル海峡・黒海を見ておきたかったのだが。
 
バーゼル行き機内はヨーロッパ仕様で、ヒザが前の席につくことはない。
昼食に出たチキンはカレー味だった。 
午後2時過ぎ、バーゼル空港に到着したら、やはり雪が積もっていた。
 
空港前のバス停からシャトルバスで直接フランス側のサン・ルイ駅へ。
手持ちユーロの使用開始。
2ユーロ也。
 
バーゼル空港では出国時点でスイス側とフランス(ドイツ)側とに分かれていた。
スイスはEU加盟国ではないので、スイス国鉄のバーゼル駅に行ってしまうとユーロが使えず不便。
 
もっともバーゼル駅構内にある国境を越えるのは面白い経験なんだが(笑)
 
今回私が降りたのはスイスのバーゼル空港ではなく、フランスのミュールーズ空港ということになるわけだ。
 
フランス国鉄サン・ルイ駅。
空港からたった2ユーロ。
5分とかからない。
 
この駅の窓口でストラスブール行きの切符を買い、今回の私の仏語使用開始。
 
「発車まで後2分です。急いでください。さもないとホームで2時間待ちですよ。」
「で、ホームはどこ?」
「Bです。乗車前に切符改札印字してくださいよ。」
「了解、では」とホームに走るが、その実ホームは一つしかなく、AもBも同じホームだった。
このあたり↓
曇天。 車窓からの冬曇りのアルザス。
あの山の上のアレはやはり、モン・サント・オディール修道院だったかな?
前回、アレはオートケーニヒスブルグ城と決定したのだが、ここはまだセレスタではないなぁ・・
 
ストラスブール着。 午後4時過ぎ。
ここでトラムウェーに乗るのに小銭がないので立ち止まってしまった。
バーゼルからストラスブールまで実にスムーズにタイムロスなく乗り継いだのに残念。
 
駅構内のキオスクのお姉さんから24時間券を買い、ややひと悶着あって(苦笑)、トラムに乗り、インターネット予約しておいた郊外の自炊式ホテル着。

(そろそろ朝になった。この項続く) 
鳴かず飛ばずの二月は・・ blog upload: 2013/2/25(月) 午後 3:17ストラスブールまで 2