ストラスブール駅地下のトラム駅からA線に乗ろうとして、キオスクで買った24時間券を印字機に入れた。
日時の刻印を確かめようとしたら、切符のどこにも見当たらない。
突っ込み方が足りなかったと思い、再度印字機につっこむ。
今度は入るところまで押し込んでみる。
すると急に切符に手ごたえがなくなり、印字機の奥に吸い込まれてしまった。
ありゃ?
どうしたらいい? 近くにいた列車待ちの人に訊ねてみる。
・・・ 「さあ、普通は手でひっぱると戻ってくるんですがね。」と。
きっちりトラブル発生だな。 まあいい。
トラブル対処も実技研修のうち。
トラムは全て無人駅である。
切符を買ったキオスクのおネエさんにどうしたらいいか訊ねてみる。
「地表駅のC線がここから折り返し運転になる。
折り返すとき、運転手が外に出てくるので、そのとき訊ねたら?」と。
結局15分ほど待って、トラムの運転手に問題報告。
「機械だからそういうこともあるだろう。
そのまま乗って、検札員が来たらそう話してみれば?」
--- いや、一回券ならそれでもいいが、24時間券なもんで・・・
「それはお気の毒さま。なんせ機械だからね。」
ここにして、4ユーロの投資回収努力を放棄し、いさぎよく敗北宣言をする。
「私にとっては痛いレッスンになりましたよ。」
まあ、いいや。やれることはやった。
緊急事態対処フランス語実地訓練料金として計上しておこう。
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