ストラスブールまで 2 また学生してます(^^;
[ストラスブール通信シーズン2]

初登校日

2013/02/26
2・25(月)
登校初日。
 
朝。
道端に雪。
温度はマイナスだが体感的にはそんなに寒くはない。
陰湿な日本の寒気とは違い、寒さが服の中にまで浸み込んでくることはない。
 
←宿舎
HOTEL/RESIDENCEとの看板。滞在型ホテル。
HOTEL/APPARTMENTとかいうのもある。
こういう類のホテルが流行りのようだ。
 
 お向かいの実科学校 →
だだっぴろい郊外型の横長の建物。
 
この辺りはストラスブールの郊外住宅地と工業団地の境目で、大型車直販売店の他、こういう職業学校もある。
私が行く語学学校も実は公立の職業訓練学校のフランス語コース。
してみると元は移民労働者対象のコースだったのかもしれない。
雪の通学路。
また毎日この道を通いニセ生徒としての暮らしが始まるのだ。

なんということもないヨーロッパの町の日常生活だが、こちらにとっては新鮮な体験。
 
・・・もうひとつ別の人生。
・・・♪
・・・♪♪・ 
・・・・♪♪♪
・・・・と、ここまでは良かった。
 
だが、学校に入り受付のオバちゃんに指示されたクラスの辺りまで行くと様子がなんだか以前とは違う。
 
なんと、紛れもなく日本の若者がうろうろと。
前回のフライブルグ大学の二の舞か?
 
まあ、仕方がない。
インターネットでこの学校を検索したとき、以前にはなかった日本語バージョンの案内もあったのを思いだした。
パリに行った日本人がオペラ座通りを歩いて「日本人ばかりじゃないか!」と、自分のことを棚にあげて憤慨する話を思い出す。
でも、ストラスブールの郊外のマイナーな語学学校にまでとはね。
 
クラスは総勢10名、ドイツ5、日本3、インドネシアとサウジアラビア各一名。
ドイツが多いのは地理的に当然だが、どうしてこんなところで日本が第2勢力になるのかい?
 
しかし、いずれも優秀な若者達で日本の女性2名もごく自然に周囲に溶け込んでいる。
もう外国で同胞同士固まるというような時代ではないようだ。
返って日本を過剰に意識してしまっているのは私の方かも。
 
今回は特にクラスの人数が多いらしい。
つい2週間前にはわずか数名だったという。
とすると、客観的には単に思いつきでクラス開始直前にやってきた私の方が余分な過剰日本人という訳だ。
 
急いで振り分けられたにしてはクラスのレベルは適正で、退屈してサボることはない。
文法では現役諸君に歯が立たないのだが、適当に自説を喋ることはできる(笑)。
なかなか集中して午前中一杯過ごせました。
 
終了後、初日だというので、日本の先輩嬢が学内カフェテリアに皆で食べに行くのに誘ってくれた。
もう一人の日本の先輩嬢とも、日本語で喋るということはない。
別に「日本語は止めようね」とか打ち合わせる必要もない。
学生同士はフランス語が共通語で、当然のことだ。
  
カフェテリアのメニューは以前と同様4ユーロだったが、以前と同様まずかった。
以前と同様、初日だけにしておくことにする(笑)。
一旦ホテルに帰り、少し居眠って時間調整してからもう一度学校に行き、学内のインターネット使用手続き。

前回は誓約書を書かされたが、今回は口頭で依頼すると確認も何もなく、すぐ発行してくれた。
ここ5年でWIFIの普及はすさまじく、もう特別な申請なんて不要のようだ。
本来は自分で勝手にネット上で登録するらしいが、私は学内のインターネット管理担当の事務所に出頭したので、親切にも登録代行してくれたという感じ。
 
さて、本日の主たる予定の買出しに向かう。
昨夜も歩いた、学校から2駅向こうのAUCHANショッピングモール。
まごうことなき郊外型の大型スーパーである。
建物全体は近所のイオン・モールと同等の広さくらいだが、スーパーがほぼ全体を占め、内部の売り場面積が馬鹿でかい。
天井も高いので、向こうの端が霞んでしまうように見える。
 
ここで仕入れ食料の選択に迷ってしまうことになる。
品揃えが豊富なのはいいのだが、小売単位が大きい商品が多く、こちらの消費能力が追いつけないようなものが多い。
前回の旅行でヨメと来たことがあるのだが、開封してみると香料が強すぎるマヨネーズを買ってしまい、使いきれずに往生したりした。
一人暮らしには町の食料品屋の小売の方がいいかも。
宿舎の自炊設備に電子レンジもあったので、米を炊くのは止め、レンジ加熱の調理済み食品をメインにした。

そうすると自炊の割りにはコストのかかる商品が多くなり、もしかして外食の方が安上がりかとも思ったするのだが。
しかし、スーパーで買出しをするということが生活するということなのだ。
持って行ったリュックサック型のショッピングバッグでは足りず、有料レジ袋を一枚追加することになる。 
豪華絢爛第一回自炊の宴。
メインはレンジで暖めるだけの焼き飯(Riz cantonne)。

少なくとも学校のカフェテリアのよりは上を行っているハズ。
 
ストラスブールまで 2 blog upload: 2013/2/26(火) 午後 11:17また学生してます(^^;