一日台南観光 .. 高雄港藝術特区と瑞豊夜市
[台南・高雄に行ってみる]

一日台南観光

2016/5/4(水)17:25
4月25日(月)
台南市でもう一泊するつもりだったので、このホテルでもいいのだが?
まあ朝食を見てからかな?

明るいテラスに面した朝食レストランで品数もまずまず。
麺類とオムレツの注文もできる。

決まりだね(^^)v
たっぷり一時間はレストランでねばり、ネットで同じホテル予約。
ただし、本日はバスタブ付の部屋にグレードアップしておいた。
部屋に帰り、荷物を作りフロントへ。

一旦チェックアウトし、カウンターを去ると見せかけて即Uターンしチェックイン(^^;
昨日もチェックインカウンターの前でゴソゴソとネット予約をしたりしてヘンな客だが、本日はアップグレード予約済み、もう上客になっているのだ。
シャワーが浴槽と別スペースになっているのが最近の傾向のようだ。
身体洗いはシャワーの方でやるので浴槽の洗湯をいちいち捨てる必要はない。
このバスルームは寝室との壁も透明ガラス。カーテンを開ければ浴室からも窓外が見える。

最上階で昨日とは逆サイドの表通り側だけど、どう?

あ、いいね!
カーテン全開すれば台南市街が一望できるようだ。

正面上方にはかすかに海と船も見えている。


さて、それでは一日台南観光に。
ガイド情報では「赤嵌楼」が第一の観光スポットらしい。
ホテルから歩いて行ける距離。

ホテルあるのブロックの角の饅頭屋。
いかにも製造販売という雰囲気で狭く開けた扉の間からバイクで買いに来たオバさん連中が注文していた。

気になる。
帰りに買おう。



台北は雨だったが、本日の台南は陽射しがきつい。
こうなれば30度を越しているだろう。

饅頭屋の角を曲がれば商店街。
昼間から賑わっている。




というか、そろそろもうお昼で昼食客が集まっている時間。
我々は先ほど朝食を済ませたばかりなのだが(^^;


手頃な簡易食堂が集まっている地区で、昼食場所有力候補。


あその店、よく流行ってる。
帰りにあそこで食べる?




2,3ブロック商店街を抜けると
赤嵌楼(セキカンロウ)


入園料200元(NTD) 800円かぁ・・・。
ま、でも観光に来たんだからなぁ。(この旅行で唯一入場料を支払って入園)


型どおりのお上りさん記念撮影。

型どおり、マニュアルシワ伸ばしでポートレート撮影。
事前に伸ばしておくと、紀行をアップする時に写真を修整する手間が省ける(^^)v

庭園に設えたオランダ人を屈服させる鄭成功像。
1600年代にこの地を支配し要塞を構えていたオランダと漢の衝突があり、鄭成功が要塞の奪還に体よく成功。以降台湾の最高行政府となる。
この像の説明によれば、以前は左のオランダ人が土下座していたが、いくらなんでも疲れたので最近立ち上がってきたのだとかいう。




豪華堅牢な城郭建築ではなく、どちらかというと簡素で実用的な行政事務所の雰囲気。

台湾はこの台南から発展していった。
一応書斎や執務室もある。

台湾史関係の蔵書があり、貸出閲覧にも応じると書いてある。

おいおい、それ、逆だろう→
と本人は冗談をやってるつもりだが、他人には常ながらよく分からん人(^^;

裏には石垣の要塞跡も保存され、地元の人の昼寝場所にもなっている。
800円支払って昼寝に来ている?
いや、多分シニア割引で・・

私も入り口でパスポートを見せてシニア割引にしてもらおうとしたが、台湾籍の方だけ有効らしい。

ちなみに台湾新幹線も外国人へのシニア割り引きはなし。


次。少し歩いて「呉園」に。

日本統治時代の建物で公会堂として使用されていた。
台湾には日本由来の建築が多いのだが、比較的よく保存されている。
台湾人も日本統治時代の歴史遺産を抹消することはない。
韓国の場合とは受け止め方に大変な隔たりがあるようだ。

台南では古い建築群が観光資源として大事に修復保存されているのだが、いかんせん住宅密集地のすぐ側で、赤嵌楼もここも隣の住宅が丸見え状態。
特に、こちらは立派な集合住宅に見下ろされている感じで昼寝もできそうにない。
が。











ふとした露地で。


うん。
上向いていれば少しはシワが伸びて見えるか?
あまり向きすぎると不自然だしなぁ。
困った年齢じゃ(^^;

このお宮さんの入り口は張りぼてだった。


台湾茶専門販売店→

さて、観光スポット2箇所をクリア。
そろそろ昼食にと物色しながらじりじりとホテル近辺に帰ってくる。
やはり、ホテル裏ブロックの軽食堂街が良かろう。
ところで、台南名物のちまき、食べてみたいのだが?

そうだね、ちまきがいいね。
とか言いながら、看板をみながら軽食街を通り抜けていくヨメをあわてて呼び戻す。
「米ヨウ」とかいうのがおこわ、肉粽が肉餡のちまきじゃないか?
ソコラのメニューに大書してあるよ。

よく見ると、おこわ定食専門店と肉粽専門店が並んでいる。

おこわ↑
肉粽→

ちまきを食べようと決めてから3分後にはおこわ、5分後には粽をきっちり食べられました。


「これ、いくらですかぁ?」「はぁ?」
キャンデーの小売専門店で。

更に角の饅頭専門店でプレーンと小豆饅頭を買ってホテルの部屋で食す。
小豆といっても既に生地に練り込んであって餡になっているのではなかった。

休憩後、タクシーで「安平樹屋」へ。

昨夜歩いてしまった海辺の埋め立て地付近だが、それは歩きすぎなので本日はタクシー利用と決めた。
「アンピン Tree House !」と運ちゃんに言うと「へぇい。」とばかり走り出す。
私の中国語も満更使えないこともない・・と思っていたら、三叉路でどちらに行くか聞かれる。
樹屋=TreeHouseなら自動的に右に行くハズだが。
結局「アンピン」はホテル付近から乗る外国人はすべて行く観光地で、安平老街は左、安平樹屋は右。私の英語の方は通じていなかった。

先ずは堤防上の遊歩道に上がって湿地見学。



「安平樹屋」は旧イギリス貿易商の倉庫跡で、赤レンガの建物にガジュマルの樹が絡みつき、大変なジャングル屋敷になっているとか。

どうする入園料200元?

・・・やめとく。

そか(^^;


「外からでも見える。」
とかでウチのカメラマンは木陰に身を隠し、あらゆる角度から望遠撮影を試みるのだった。

せっかく光学70倍のカメラ持参してるんだし。



川で泳いでいる黒犬一家も望遠撮影。







ガジュマルの樹と赤レンガは相性が良いらしく、好んで赤レンガに根を張っているようだ。

樹屋に入らなくとも、よく見ればそこら中に樹壁が。





















そこら中、かなりアヤしく絡みついている。


裕仁皇太子が1915年に宿泊したとい日本家屋。
そのような日本統治時代の歴史の一コマがよく保存され、そう標示され、人々が見学しているのだ。




面はゆいばかりの親日台湾。


洋式砲台跡。すでに5時を回り入場終了。残念ナリ(^^; 外から撮影。


ついで安平老街の方に。




海老煎餅の販売店がやたらと多い。
海老の香と強めのスパイス。
いや、試食品で充分。

牡蠣の殻の山。
中身は何処に、とヨメはしきりに気にする。






気になるもの発見か?








































安平老街の観光終了。

そろそろ夜。
今夜は台南最大の花園夜市へ。
タクシーを捕まえて「花園夜市」と手帳に書いて示すと、「大東夜市」と書いてよこす。
どうやら花園夜市も常設ではなく、本日は開催曜日ではないようだ。

「じやぁ、そこでいい」とそのまま本日開催の「大東夜市」の方に行ってもらうことにする。
ところがタクシーは台南市街を大きく通り越し、郊外へと。
タクシーメーターがどんどん跳ね上がり、実はお金持ちだが人間がケチ揃いのわが家はヒヤヒヤ。
遂に200TND(=800円)を越え、「ストップ!もうここでいいよ。」とかいうと、その辺りが大東夜市だった。



ここの夜市も常設ではなく、昨日の夜市と同じく駐車場や空き地に日を決めて開催しているようだ。
あまりにも台北の商店街の常設観光夜市に慣れ過ぎていたようだ。
夜市は本来的にはお宮の縁日に開催していたようなものだったろう。





























いかかでしょうか?こちらの臭豆腐は?
よく揚げてタレによく絡んでいるような。

さて、もういいだろう。

タクシーをひらおうとしたら、方向が反対車線だったので、信号までいくとセブンイレブンがある。
ここでコーヒー休憩をし、道路を渡ると細い町筋があり、住宅街になっていた。

おや、珍しく踏切と電車が。
なんだか大阪の郊外住宅地とまったく変わりないような光景。
見知らぬ町筋だが、タブレットに仕込んだオフラインのGoogle地図で現在地がピタリと分かる。
このまま行くと台鉄の台南駅だから、行き過ぎて今度の交差点を左折して・・・
Google地図は便利だね、とか言っている尻から道を間違えたりし、いつの間にか鄭成功像のある孔子廟に出てしまった。

タクシーを捕まえねば、と思いつつもう一つ向こうの交差点に行けば空車も多いのでは?
とかで、ヨメはジリジリとホテルのブロックとの距離を詰めて行く。
ヨメは私よりもっとケチくさく、実は少しでもタクシーメーターを押さえようとジリジリと(^^;


とある町角を入るとオープン路上簡易食堂のスペースがあり、その上方に見える住宅の二階にはなんと壁がない!
どうなってるのか良く分からんが、立派な額の架った居間でテレビを見ながら食事中。
食ったらもう寝るんですかね?そのままそこで?
究極のオープンハウス。


なんだか、もうホテルから2ブロックの街筋まで歩いてしまった。
まだ開いているフルーツパーラーがあったので、取りあえずは休憩ということにする。

深夜だというのに客はひっきりなしにジュースを買いにくる。
その筋のオジサンとおネエさんも赤いスポーツカーで(^^)

夜遅くまで賑わっている店が飲み屋じゃなく、フルーツパーラーや甘党冷製ぜんざい店というのがどこかおかしくて、ニヤついてしまう。

で、案外こういう深夜の路上カフェは居心地がいい。
昼間気温35度の夜の風の心地よさ。
少々歩き過ぎたが、心地よく休憩していると疲れもすっと取れてしまう。
で、とうとうタクシー代を浮かしてしまったわけだ。

一日台南観光 .. 高雄港藝術特区と瑞豊夜市